人気企業の内定数は関係ない？選考で内定先を聞かれるワケとは

就職活動をしていると、何かと周囲の動向は気になるものです。倍率の高い人気企業をはじめ複数の企業から内定をもらってキープしている学生を見て、人気企業からの内定がないと就職活動は厳しいのではないかと不安になることもあるでしょう。不安なく就職活動を進められるよう、内定先や内定企業数が採用において影響を与えるのか解説していきます。

Summary

人気企業から内定をもらっていないと人気企業への内定は難しい？

人気企業に内定している人が複数の企業から内定を受けている姿を見て、人気企業から内定をもらえないと人気企業への就職は難しいのではないかと不安に思われる方もいらっしゃるでしょう。でも、不安に思うことは全くありません。内定者の中には複数の企業から内定を得ている人もいれば、1社からしか内定を得てない人も存在します。就活において大事なのは「どの企業から内定を得ているのか」「何社から内定を得ているのか」と言うことではなく、自分の魅力をしっかりアピールすることです。自分をしっかりアピールできれば、内定先や内定社数に関わらず自然と採用という結果がついてくるでしょう。

内定先が採用に影響する可能性は低い

内定先や内定社数が採用に影響しにくいとは言われても、ではなぜ面接において内定先や内定社数を尋ねられるのか疑問に思われる方もいるでしょう。面接官が内定先や内定社数を尋ねるのは、学生の就職活動やキャリア選択について知るためです。「内定を出した場合に本当に自社に入社してもらえるのか」「入社したらどのようなキャリアパスを描いているのか」学生の考えをより深く理解するための質問であって、学生が他社からどのように評価されているのか気にしているわけではありません。人気企業から内定をもらっていたり内定数が多ければ採用につながると言うこともありませんし、反対に人気企業からの内定をもらえていなかったり多くの企業から内定をもらえていないから不採用になると言うこともありません。また、学生の内定数や内定先を見てオファーをかけている企業はほとんどないので、安心してください。

本当に働きたい企業からの内定を目指そう

就職活動をしていると周囲の内定状況に、惑わされることもあるでしょう。複数の企業から内定をもらっている人を見て焦ることもあるかもしれませんが、何社から内定をもらおうと結局入社する会社は1社だけです。複数の企業から内定を得られることはもちろん素晴らしいことですが、「複数の企業から内定を得ている人＝成功」「複数の企業から内定を得られていない人＝失敗」と言うわけではありません。複数の企業から内定を得られればありがたいことだと受け入れ、まだ内定を得られていないのなら自分に合う会社を探していくと言う風に自分の状況に合わせて頑張っていくことが大切です。周囲の結果に惑わされるのではなく、自分自身と向き合って就職活動を進めていきましょう。

複数の企業から内定を得ている人の特徴

複数の企業から内定を得ている学生は、他の学生と何が違うのでしょうか。多くの企業から人気を得る学生の特徴から、内定へのヒントを探っていきましょう。

社会人として必要な力が身についている

「考える力」「人を巻き込む力」「物事を達成する力」といった社会人になってから必要とされる能力がすでに備わっている学生は、入社してからの活躍が見込みやすく企業からの人気が高くなっています。

質問の意図にあった回答ができている

面接の場で自分をアピールすることは非常に大事です。しかし、自分をアピールすることで頭がいっぱいになってしまい、質問の意図に合わない回答をしてしまうと評価されないどころかコミュニケーション能力がないと判断されてしまうこともあります。面接官の質問の意図を読み取り会話のキャッチボールをしながら適切なアピールをできる学生が、面接では評価されています。

選考対策がしっかりできている

内定を獲得するには、事前の準備も非常に大切です。面接対策やテスト対策をしっかり行っておくことで、本番でも力を発揮しやすくなります。また、選考においてはどの企業や業界でも使えるような使い回しのアピールをしても、なかなか内定を掴むことはできません。内定を得ている学生は自己分析と企業分析を入念に行い、受ける企業にあわせたワンランク上のアピールができています。

基本的なマナーができている

「挨拶をする」「みだなしなみを整える」など、基本的なマナーのできで面接官に与える印象は大きく変わります。自分ではできているつもりでも、意外と基本的な部分が抜け落ちている学生は少なくありません。内定を複数もらっている人は基本的なマナーを身につけ、面接官に好印象を与えることができています。

積極的に就職活動をしている

内定を多く獲得している学生は動き出しが早く、情報収集をしたりインターンシップに参加するなど早くから行動を起こしています。選考においても受ける企業を絞りすぎず多くの企業の選考を受け、積極的に就職活動をする傾向にあります。多くの企業の選考を受けることで内定のチャンスが広がるうえに、面接慣れして選考で自分の力を発揮しやすくなります。

他人は気にせず自分らしく就活を頑張ろう

就活中は周囲の学生の動向が気になることもあるでしょう。しかし、周囲を気にしすぎても、不安になるだけで良いことはありません。大切なのは自分は自分、他人は他人としっかり割り切ることです。自分のやるべきことをコツコツ頑張って、結果に結びつけていきましょう。

YouTubeで動画も公開中

内定と採用の関係について、元P&Gジャパン採用/研修統括マネージャーのレクミーおじさんが詳しく解説している動画はYouTubeでも視聴できます。記事には載せきれなかった貴重な話も聞けるので、ぜひレクミーチャンネルもチェックしてみてください。
▼【録画】人気企業の内定が複数ある学生最強説【1問1答】