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就職活動をしていると、選考や将来そのものに対する漠然とした不安が重くのしかかってきます。特に22卒は新型コロナウイルスの影響が懸念されており、「不安で眠れない」「泣きそう」などという声も。レクミーに寄せられる沢山の質問の中でも、ダントツで多いのがそんな「不安」にまつわる質問。今回は、そんな「不安」への解消法と付き合い方をご紹介します。

不安とうまく付き合っていくための方法は3つ!

就職活動において就活生が感じている不安は、社会や大人によって不用意に煽られている側面もあります。ただ、煽っている張本人たち、“大人”たちでさえ、働きながら不安を抱えているのです。皆さんには、不安から逃げ切る方法ではなく、不安と上手く付き合っていくための3つの方法をお伝えします。

①臭いものには蓋をするな

先ほども述べましたが、「不安な気持ち」や「モヤモヤとした気持ち」というのは誰にでもあるもの。逆に言うとその気持ちが全く働いていない時は、その人は自分にとって新しいことや苦手なことに挑めていないと思ってもいいでしょう。就活は新卒であれば誰しも初めての経験ですから、不安であるのは当然なのです。ただ、そのモヤモヤが続くのは良くありません。不安や緊張は続けば続くほど身体的、精神的なエネルギーにネガティブな影響を及ぼします。不安に背を向けて追われ続けるのではなく、「新しいことにチャレンジしているのだから、不安なのは当たり前だ。チャレンジしよう!」とまず向き合ってみてください。

②不安を行動と紐づけてみる

「不安」というのは多くの場合、いつもと違う状況や環境に置かれていることに対しての心の整理がついていない状態。それを強制的にリセットするには、不安という「感情」を、行動という「物理現象」と紐づけていくのが効果的です。ここでは、パブロフの犬法と書き出し法の二つをご紹介します。

パブロフの犬法

まずパブロフの犬法ですが、これは自分が不安になった時や落ち着かない時、自分の元気が出る行動パターンを模索して、条件づけとしてその行動を取りさえすれば元気が出るように紐づけておく方法です。例えば、特定のお菓子や音楽、ストレッチなどでもいいかもしれません。自分の元気になる条件を見つけて、不安になったらルーティーンとしてその行動をとることで反射的に元気を出すのです。

書き出し法

次に書き出し法ですが、これは簡単で「漠然と不安なことはあるけれど、その実態は具体的に何なのだろう」というのを、書き出すことで可視化して整理する方法です。これを行うことで、「不安を構成しているのは10個の要素に分けられて、その内の4つは解決法が明らかだぞ」といった様に、次の行動に移しやすくなります。
 
ここでご紹介するのは二つですが、ここでのポイントは不安をただの「感情」として放置しないこと。自分に合った、行動に落とし込んで吐き出していく方法を模索してみてください。

③課題に対し最善を尽くした上で、自分を認める

ここは少し精神論的にも聞こえてしまうかもしれませんが、マインドセットをどのように持つかという面では非常に重要なことです。目の前の不安の先には必ず何かしらの「結果」が伴いますが。最善を尽くした後であればその結果も含めて自分の人生である、と前もって覚悟を決めておくのです。ビジネス用語で言い換えれば、「アジェンダに対してコミットしている」ということ。幸いにも現代では、何かしらのミスが命の危険に直結することはほとんどありません。最善を尽くした上での結果であれば、それは経験として次に挑めばいいと思っていれば目の前の不安は自ずと消えていきますし、少なくとも多少軽減されることでしょう。

まとめ

今回は就活する上での不安との付き合い方をご紹介しました。就職活動だけでなく、働き出しても、新しいことへの挑戦は不安と緊張が伴います。そんな時はぜひ、今回お伝えした3つの方法を思い出して、不安を推進力に変えていってください。

YouTubeで動画も公開中

「不安」との付き合い方や向き合い方について、元P&Gジャパン採用/研修統括マネージャーのレクミーおじさんが詳しく解説している動画はYouTubeでも視聴できます。記事には載せきれなかった貴重な話も聞けるので、ぜひレクミーチャンネルもチェックしてみてください。
▼就活生に贈る。一人で挑む「不安」との闘い方3選