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就職活動において最大の壁となる面接。なかなか結果をだせず、悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。今回はJCBで人事を務める志賀さんをお招きし、現役人事ならではの視点から、たった2つのポイントで通過率が2倍になる面接必勝法を教えていただきました!

なぜ面接対策をしているのに落ちるのか?

面接結果は合否でしか通知されないため、自分では結果につながらない原因がハッキリとわかりにくいです。面接官から見て評価できない就活生とはどのような人なのでしょうか?自分は面接に間違った対応で臨んでしまっていないか、確認してみましょう。

素の自分を見せない

面接の失敗する就活生に特に多いのが、素の自分を見せないパターンです。「企業によく思われたい」「落とされたくない」という思いから、本音を隠し着飾った姿で面接に臨む就活生が数多くいます。しかし企業が知りたいのは、着飾ったあなたではなく等身大のあなたです。着飾った姿では、面接官が知りたいあなたの人となりや考え方が分からず、評価できなくなってしまいます。また、自分を良く見せようと誇張しすぎた結果、逆に長所を隠してしまっていることもあるので注意が必要です。

面接ではなくプレゼンテーションになっている

面接において、自分の長所をアピールすることはとても大切です。ですが、面接官はあなたとのコミュニケーションを通してあなた自身のことを知りたいのであって、あなたの自己主張を一方的にプレゼンテーションされることは望んでいません。限られた時間で自分の長所をアピールしなくてはと思うと、誰でも焦って情報を詰め込みがちになりますが、そこはグッとこらえて面接官が自分の何に興味を持っているのか見極めてください。アピールすることにとらわれ過ぎず、コミュニケーションを心がけて独りよがりにならないようにしましょう。

面接を突破するための2つのポイント

面接を突破するために大切なのは、「自己開示をする」ことと「コミュニケーションを心がける」ことの2点です。このたった2つのポイントを押さえるだけで、面接での評価は大きく変えられます。

自己開示をする

1つ目のポイントは「自己開示をする」ことです。面接において企業が求めているのは素の自分をさらけ出すことですが、就活生はどうしても「すごいことをアピールしなければいけない」と思いがちです。面接官が知りたいのは、あなたの過去の功績がいかに凄いのかではなく、それを実現させたあなたのパーソナリティーです。自分を大きく見せようと変に鎧を着込んでも、むしろその鎧を脱がすという無駄な時間が生まれ、貴重なアピール時間が減るという逆効果を招いてしまいます。つまり、「自分はこういう人間だから、こう思っている」とズバリ言える学生の方が評価は高くなるわけです。企業からすれば、面接での合否は「この人に会社の未来を託せるか否か」ですから、あなたとの信頼関係ができて初めて評価の土台に乗せることができます。自分をよく見てもらおうとせず、ありのままの姿で面接官と信頼関係を築くようにしましょう。

コミュニケーションを心がける

2つ目のポイントは、面接官としっかり「コミュニケーションを心がける」ことです。面接は就活生が一方的にアピールを行う場ではありません。面接官としっかりコミュニケーションをとりながら、自分をアピールすることが大切です。慌てなくても話を聞いて気になることがあれば、面接官はしっかり質問をしてくれます。それに、質問に関係ないことまで答えてしまうと、アピールするどころか思考能力がないと判断されマイナス評価につながってしまうこともあるので注意してください。一方的なアピールではなく、会話のキャッチボールを心がけながら面接を受けましょう。

自己開示をして企業からマイナス評価を受けることはないのか

いくら面接では「自己開示」が大事と言われても、素の自分をさらけだしたら「企業に嫌われてしまうのではないか」という不安もあるでしょう。自己開示をしても企業からしっかり評価され、内定に至っている学生の例を紹介します。

「JCBは第三志望です」明言しても内定獲得

JCBでは2021年新卒採用において、「JCBは第三志望です」と明言した学生に内定を出しました。「御社が第一志望です」と答えることがセオリーの面接の場で、なぜ第三志望と明言しながら内定を獲得できたのでしょうか。人事の方は内定を出した理由を、「志望理由に対する納得感」「学生の魅力」が感じられたためと話しています。面接の中で「自分がやりたいことを達成するためにはA社とB社が合っているけれど、不採用となった場合にはJCBでチャレンジしたい」と包み隠さず本音で話したことにより、人事の方は学生の答えに信頼感納得感が得られたそうです。また、話を進めていく中で「JCBに来てほしい」と思うほど魅力を感じ、内定を出すに至りました。

企業の「ファン」ではなく「戦力」となる人材を求めている

面接に臨むうえで覚えておかなければいけないのは、企業は「自社のファン」を求めているのではなく「戦力になってくれる人材」を求めているということです。志望度が高い学生が魅力的なのではなく、活躍が見込める学生が魅力的なのです。もちろん、志望度が高くて活躍が見込める学生が採用できれば、企業としては最高です。しかし、あくまで大切なのは「活躍が見込めること」であり、志望度は第一優先ではありません

ポイントを押さえて面接に臨もう

面接を突破するためには、「自己開示をする」ことと「コミュニケーションを心がける」ことが非常に大切です。人事の方から見ると半分以上の学生は、この2点ができていないそうです。逆に考えれば、この二点をおさえれば面接の通過率は2倍になるということです。しっかりポイントを押さえて、面接突破を目指しましょう。

YouTubeで動画も公開中

面接攻略に向けて貴重なお話しをしていただいた、志賀さんとの対談模様はYouTubeでも視聴できます。記事には載せきれなかった貴重な話も聞けるので、ぜひレクミーチャンネルもチェックしてみてください。
▼【JCB志賀さん】現役人事が語る!こんな面接はダメ!|面接攻略法!