ページ上部バナー

大学学部の就活生にとって4月は本格的な就職活動が進行中であるとともに卒業年度でもあります。就職に没頭してうっかり大学の手続きなどを忘れてしまえば本末転倒です。この記事では、就職活動と並行して大学卒業に向けてしておくべきことを紹介します。

進級おめでとうございます

就活にいそしんだ春休みを越えて、いよいよ最終学年の春がやってきました。就職活動と並行して卒業に向けた準備も始めていく時期でもあります。

就職活動は正念場

例年でいうところの広報解禁時期を過ぎて、いよいよ面接やリクルーター面談も増えてきているのではないでしょうか。この時期は、例年の6月内定解禁時期と照らし合わせると内定一歩前の大事な時期にあたります。

そのほか、エントリーシートや適性検査の締め切りに追われる緊張感ある時期でもあります。積極的に自分の選考状況を見直し、修正・補強、先輩やリクルーターの方への相談などを吸収して内定までにアウトプットさせるのに必要な就活に最も集中したい時期でしょう。

参考記事:【大手企業内定者が教える】就活の4月・5月の過ごし方

大学の卒業は大丈夫?

しかし一方で、就職活動だけに没頭していてはほぼすべての企業で大学卒業を条件としている新卒採用にはじかれる【留年】という危険性も孕んでいます。事実、毎年内定後に留年を理由として内定取り消しになってしまうケースがあります。学部4年生の就活において大事な時期は大学卒業に向けて大事な時期でもありますので、卒業準備としてしなければならないことを以下にまとめました。ぜひ参考にしてみてください。

大学学部4年のやることリスト

健康診断

健康診断はほとんどの大学で4月上旬に無料で行われています。この健康診断には必ず出席しておきましょう。選考が進むと健康診断書の書類を求められることや内定時に健康診断書の提出が義務付けられている企業もあります。学部の友人同士でスケジュールを確認し合いながら健康診断には参加しておきましょう。

なお万が一忘れてしまった場合には病院で5000円前後で受けることも可能ですが、診断書類の発行手続きもスムーズにしやすいこともあり、大学で受診しておくに越したことはないでしょう。

内定に健康診断の受診や診断結果が左右することはありませんが、一般的に企業側から内定後に提出が求められます。企業側としては社員の健康を管理することも含めて、提出を求めているので面倒くさがらずに健康診断は受けておきましょう。

授業履修登録

卒業で細心の注意を払わなければならないのは【卒単】の取得ではないでしょうか。同期の友人と相談しながら履修を決めることも大事ですが、必ず登録締め切り日時を事前に確認しておきましょう。

春学期にはあまり多くの授業単位を申請しても出席が難しい場合があるので、就職活動に融通がきく授業の登録をしたり、授業時間帯の調整を行い、土曜日に履修できるものを申請することで必ず出席できるようにするなどの工夫をしておくと良いでしょう。秋学期は卒業論文との兼ね合いをみながら卒業単位に余裕をもって登録しておく必要があります。

授業ガイダンス

先述の履修登録については登録締め切り前の事前ガイダンスへの参加や内容把握も大切でです。初回の授業で先生に予め相談しておくことで出席日数に関わらず、単位取得に向けた柔軟な対応をしてくれるかどうかを知ることもできますし、コミュニケーションを取っておくこともできます。

出席できない場合や授業スタイルによっては同期との協力体制をつくったり、後輩と一緒に履修して就活状況をシェアすると同時に履修をアシストしてもらう方法もあります。

ちなみに筆者は3年次の春に4年生の先輩と一緒に履修しながらコミュニケーションを取ることで4年次の自分の就活状況を肌感覚で予想できるという後輩としてのメリットもありました。

卒業準備も就職活動の一環として予定管理しましょう

就職活動の正念場となる4月はついつい就職活動のことで頭がいっぱいになってしまうこともあるかと思いますが、卒業のためにも大事な4月ですので、同期や後輩らと助け合いながら、上手に卒業準備と就職活動を進めていきましょう。