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森永乳業は牛乳やアイスクリーム、ヨーグルトやチルド紅茶など、幅広いターゲット層に訴求できるような商品を展開している日本の三大乳業メーカーの一角です。売上高は5000億を超え、メーカー志望の就活生に高い人気を誇ります。今回はそんな森永乳業の事業構造や求める人材像、選考フローを併せてご紹介します。

森永乳業ってどんな会社?

森永乳業は、1917年に日本煉乳株式会社としてその歴史をスタートさせました。乳製品業界では国内三位のシェアを誇り、「ラクトフェリン」や「ビフィズス菌」などの健康を促進する機能性素材を数多く保持するなど、高い技術開発力を有しています。また、「かがやく”笑顔”のために」というコーポレートスローガンを掲げ、乳製品の開発で培った技術で健康な生活をサポートすることを会社全体の目標としています。

森永乳業の事業領域

BtoC事業

森永乳業のB to C事業は、森永乳業の売り上げの6割近くを占める主力事業です。「森永のおいしい牛乳」「パルム」「濃密ギリシャヨーグルトパルテノ」など、シェアの上位を占める人気商品を数多く展開しています。また「リプトンレモンティー」や「マウントレーニアカフェラッテ」などの商品は、実は森永乳業が生産・販売をしています。少子高齢化の影響で市場全体は年々縮小傾向にありますが、ブランド力の高さで高い売上高を維持しています。

機能性・食品素材事業(BtoB事業)

ホイップクリームなどの乳原料商品や、ビフィズス菌・ラクトフェリンなどの健康付加価値の高い機能性素材を幅広い業態に提供しています。ヒト由来のビフィズス菌は酸や酸素に弱い性質を持っており、食品への応用が難しかったのですが、1971年に日本で初めて乳製品へビフィズス菌を応用することに成功したのが森永乳業です。現在はその高い技術力が認められ、ビフィズス菌の研究・開発技術において世界的にも有名な農芸化学技術賞を受賞しています。

健康・栄養事業

健康サプリメントの通信販売や、乳児用の粉ミルク、また子会社のクリニコが展開する流動食がこのセグメントに含まれます。消費者の健康志向は年々高まってきているので、将来性が非常に高い事業であると言えるでしょう。通販・ドラッグストアでの売上も拡大しており、2016年からの四年間で売上高・営業利益ともに順調に推移しています。

国際事業

これはどの食品メーカーにも当てはまることですが、少子高齢化の進行によって国内売り上げは徐々に減少していくと推測されます。そこでカギを握るのがこの国際事業です。森永乳業が有している機能性素材や乳製品のノウハウといった経営資源を投入し、ブランド認知の向上を図っています。ドイツ・ミライ社を森永乳業グループの海外ビジネスの拠点として、育児用調製粉乳や栄養食品の原料を市場に供給しています。

森永乳業で働く人とは?

ブランド力の高い商品を多数展開し、現在では海外事業にも注力している森永乳業。そこではどのような就活生が求められているのでしょうか。

職種

森永乳業の事務系採用(営業管理コース)は営業やマーケティング、人事・総務などの管理部署、国際業務などのキャリアが存在します。技術系採用は製品および素材の基礎研究を行う「研究開発コース」、製造・品質管理を行う「生産技術・エンジニアリングコース」、生乳の需給調整や飼料を販売する「酪農コース」の三つのコースが用意されています。

求める人材像

森永乳業は、採用ホームページのメッセージで「真っ白な情熱」を掲げています(20卒の情報です)。森永乳業は2017年に創業100周年を迎え、変化の激しい世界市場の中で「栄養」と「健康」という森永ならではの強みをより一層強化していくフェーズにあります。そのためには「チャレンジ精神が旺盛で、その原動力となる情熱にあふれた人」が欲しい、ということですね。実際に採用面接を受ける際には、これらの要素を押し出したガクチカを話すと内定に一歩近づけるでしょう。

森永乳業の本選考

最後に、実際の本選考はどのようになっているのかを見ていきましょう!

選考スケジュール

選考スケジュールは以下のようになっています。(20卒の情報です)
ES・WEBテスト提出(4月上旬)→グループディスカッション(5月上旬)→一次面接(5月中旬)→最終面接(5月下旬)→内定(5月下旬)

選考フロー

森永乳業のESの設問は「森永乳業であなたが挑戦してみたいこと」「学生時代に最も力を入れたこと、またその中で一番苦労したことと、それをどう乗り越えたか」など、オーソドックスなものが多いです。WEBテストとESが通過した後はグループディスカッション、個人面接を受け、最後に本社で行われる最終面接を突破出来たら内々定となります。最終面接とはいえ、四倍程度の高倍率なので油断は禁物です。きちんと森永乳業のビジョンと自身の夢を照らし合わせた上で臨みましょう!

インターンには必ず参加しよう

森永乳業は事務系・技術系ともに多数のインターンを開催しています。夏にはマーケティング営業コースの4daysインターンと研究開発コースの2daysインターンを、冬には酪農コースの2daysインターンとエンジニアリングの3daysインターンがあります。ESを提出した後に2回個人面接があるため、本選考の際にはかなり強い優遇ルートが存在すると考えられます。インターンとはいえ、内定を貰う意気込みで選考に臨みましょう1

森永乳業の本選考まとめ

森永乳業はチャレンジングな姿勢で、牛乳の新たな可能性を切り拓いている大手乳業メーカーです。求める人材像をきちんと把握し、それに沿ったエピソードを用意しましょう!