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コンサル業界を目指す就活生ならベイカレントを知っている人も多いのではないでしょうか。ベイカレントは独立系の日系コンサルファームで、その著しい成長は注目を集めています。そのため就活生に人気の企業であり、本選考の難易度は高いでしょう。この記事ではベイカレントの2021年卒本選考フローについて解説します。

ベイカレント・コンサルティングの特徴

コンサルファームは各社の違いが分かりづらいです。まずはベイカレントの特徴をおさえていきましょう。

ワンプール制

ワンプール制とは、インダストリー/サービスカットがなく多様な業界のプロジェクトに参画できるということです。例えば、金融系のプロジェクトに参画した次は自動車系のプロジェクトに参画、のようなこともありえるわけです。そのため好奇心旺盛な人にはピッタリの制度と言えるでしょう。産業別に部門を分けているコンサルファームが多い中、このワンプール制はベイカレントならではの特徴と言えます。

実力主義

いわゆる年功序列や上のポストが空くまで昇進できない、といった日系企業ならではの古い体質はなく、実力があれば年齢に関係なく上を目指せる環境です。そのため若いうちから自分の実力で勝負していきたい人には合っているでしょう。ただ実力主義だからといって結果が出なければすぐに切られるようなUP or OUTではなく、成長するまで待ってくれるUP or STAYの考え方があり、研修なども非常に充実しています。

ここではベイカレントの本選考フローについてご紹介します。ベイカレントは受ける学生によって選考フローに違いがあり、インターンシップ経由かどうかなどでも変わってきます。面接内容に関しても面接官によってバラつきがあるでしょう。今回ご紹介する本選考フローは一例としてとらえていただければと思います。

WEBテスト・論文テスト

本社に行って履歴書を提出した後、WEBテスト(約40分)と論文テスト(約15分)を受検します。WEBテストの内容は玉手箱の言語と計数です。ボーダーはそこまで高くない印象ですが、不安な人は参考書で問題を練習しておくと良いでしょう。論文テストは世の中(企業・政府)の動向に関する記事を読んで、それに賛否を示して理由付けをする形式です。回答する際は、結論ファーストや文章の構造化などを意識する必要があります。対策としては、日頃からニュースに対して自分なりの意見を持つことを意識しながら生活すると良いかもしれません。

1次面接

リクルーターの方との1:1の面接で、緩い雰囲気で行われます。会話を楽しみつつも、回答する際は結論ファーストや内容の構造化、理由付け、簡潔さなどを意識する必要があります。質問内容は幼稚園児頃からの人生の深掘りやなぜコンサルか、なぜベイカレントかなどです。自己分析の丁寧さと筋の通った話し方が求められる1次面接です。

2次面接

コンサルタントの方との1:1の面接で、1次面接よりかは硬い雰囲気で行われます。履歴書の内容からの質問(ガクチカやなぜその学部かなど)やなぜコンサルか、他社の選考状況なども聞かれます。また、会話の流れから簡単なケース問題を出される場合があります。例えば地方出身者であれば、「君の地元の観光客を増やすにはどうすれば良いと思う?」といった具合です。どんな質問が来ても頭をフル回転させて応答できるようにしましょう。

ケース面接①

リクルーターの方との1:1の面接で、硬い雰囲気で行われます。最近気になったニュースを要約した上で、そこに関わるお題を出されます。約10分で解き発表→フィードバック→約5分で改善して発表→フィードバックという流れで、フィードバックでは悪い点を厳しく指摘されます。例え厳しい評価を受けても、フィードバックを受ける際の態度などで取り返すことは可能なので、気持ちを切らさないようにしましょう。

ケース面接②

コンサルタントの方との1:1の面接で、和やかな雰囲気で行われます。お互いの自己紹介や履歴書に関する簡単な質問をした後、本題のケース面接に入ります。お題は自由なので、「アルバイト先の売上向上施策」など各々やりやすいものを設定するとやりやすいでしょう。約5分で解いて発表した後は、ディスカッションを通じてお題を深めていきます。和やかな雰囲気のケース面接ならば、全力で議論を楽しみましょう。

最終面接

役員クラスの方との1:1の面接で、和やかな雰囲気で行われます。大学の勉強やなぜコンサル、なぜベイカレントかなどについて質問されます。役員クラスの方とお話出来るのはとても貴重な機会なので、有意義な時間にしましょう。

地頭力と人間性を見られる選考

テストやケース面接で地頭力を見られる一方で、素直さや向上心などの人間性も見られる選考です。また、面接官によって面接内容にバラつきがあります。どんな質問をされても対応できるように、しっかりと準備した上で頭の回転スピードを磨いていきましょう。