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就活の辛さ
就活の辛さ

メンタルの弱い人にとって、就活はかなり過酷な道のりであると言えるでしょう。説明会に足しげく通ったのに、一生懸命書いたESは落とされ、仮に運良く通ったとしても面接ですぐ落とされる。こういう事態に陥ったとき、あなたの「感情と行動」はどのようになっていますか?この記事を読んでもらえれば、あなたの就活のストレスを大幅に軽減できるかもしれません。

就活は身体的にも精神的にもハード

一部のメンタル強者や経歴エリートを除き、就活というのは身体的にも精神的にも厳しい戦いになります。何度も挑戦しては無慈悲に落とされ、「自分はなんてダメな人間なんだろう。就活なんてやめてしまいたい」と考えてしまう人も多いでしょう。筆者も一般的な就活生だったので、その気持ちは痛いほどわかります。しかし、その時に自身の感情と行動の関係性を冷静に分析してみたことはありますか。

感情と行動が結びつくとストレスが生まれる

大抵の就活におけるストレスの原因は、「感情と行動が結びついている」ということに集約されます。

無駄なポジティブ思考はむしろ害

感情と行動が結びついていることの例を挙げます。
例えば、志望度の高かった企業に落ちてしまった時に「自分にはまだ努力が足りないんだな(感情)」→「みんなも頑張ってるんだ。もっとES書かなきゃ(行動)」というようなパターンです。感情が行動のトリガーになっていることが分かります。微妙な差異があるにしても、このような流れを辿っている人は多いのではないでしょうか。

否定の悪循環に陥ると中々抜け出せない

もちろん、この思考のパターンで行動していてもたまたま結果が出たならメンタルは回復します。しかし、問題なのはその行動をしても結果に結びつかなかった場合です。そうなると「こんなに努力してるのに、自分は本当にダメな奴だ」と自己否定のフェーズに入ってしまいます。そうなると「自己否定→行動の質が落ちる→さらに結果が出ない」という悪循環に陥ってしまい、どんどんメンタルが削られていってしまいます。そうならないためにも、きちんと頭を使ってストレスをためない方法を実践しなければいけないのです。

感情を受け入れたうえで、切り離して行動しよう

ここでは、実際に筆者が行っていた方法を3ステップでご紹介します。以下のステップを一言で説明するならば、「まず感情を鎮静化させ、その後に目標達成のための理論的な改善策を考える」ということです。

①現実的な目標を設定する

まずは行動するにあたって現実的な目標を設定しましょう。「面接では相手の目をしっかり見て話す」のような、小さなものでも構いません。とにかく、現在の自分のレベルに合った目標を設定してください。なぜそうするかというと、自分のレベルに合ったものならば、達成がしやすく、またその時に自己肯定感を得ることができるからです。また、目標を設定するとそれ自体に意識が向くため、自分の感情が介入しにくくなるという狙いもあります。

②自分の感情を肯定する

目標に向けて行動した結果、自分がどのような感情になっているのかを客観的に観察してみましょう。仮に結果が出なくて凹んでいたとしても、その感情を決して否定しないでください。否定してしまうと、余計に自分を傷つけることに酔ってしまい、メンタルが悪化する恐れがあるからです。「自分にはそんなことできないんだ」とネガティブに考えているのならば、「まぁ確かにしんどいよな。しょうがない」とまずは一旦自分の感情を肯定してあげましょう。そうするだけでも自己否定のスパイラルに陥ってしまうことは少なくなると思います。

③目標に対する最善の行動を行う

自分の感情を一旦落ち着かせた後は、設定した目標を達成するにはどうすればいいのかを考えましょう。このステップにおいて感情を入れ込む余地はありません。ただ愚直に、どの部分を改善すれば達成できるのかをできるだけ理論的に考えてください。根性論に逃げるのはNGです。例えば「面接で相手の目を見て話す」という目標に対してなら、「緊張しないように面接前に気合を入れる」というような抽象的なものではなく、「相手の目ではなく眉間に意識を集中する」というような具体的な改善策を考えましょう。

ストレスは頭を使うことで軽減できる

就活は確かにストレスがたまりやすく辛いものではありますが、ストレスをためずに困難を乗り切る方法を会得するためのトレーニングであると考えれば、これほど有用な機会はないと思います!ぜひ今回紹介した3ステップを試してもらえればと思います。