就職活動始めたて3年生の皆さん!仕事に就くなら「ガッツリ営業は嫌だ…」と思っていませんか?同じ営業でもBtoB・BtoC(B2B,B2C)の2種類があり、種類によって働き方が大きく異なります!BtoBが多い業界・BtoCが多い業界を見きわめてみましょう!
Summary
BusinessとConsumer
はじめに、BtoB・BtoCのBとCはBusinessとConsumerを指し、Businessは企業、Consumerは消費者を意味しています。
Business to Consumer
BtoC(B2C)は文字通り、消費者を相手に自社の商品やサービスを販売するビジネスで収益をあげます。まだ社会人でない皆さんにも実感が掴みやすいビジネスはこちらです。
例えば洋服を販売したり、宿泊施設を運営したり、はたまた銀行の窓口や保険の販売などもBtoCといえるでしょう。「個人営業」や「リテール」、単に「小売り」と呼ぶこともあります。
Business to Business
BtoB(B2B)の企業は、企業(法人)を相手にとって自社の商品やサービスを売るビジネスを生業としています。BtoCの個人営業に対して、BtoBは「法人営業」と呼ばれることもありますし、業界によってはリテールに対して「ホールセール」と呼ぶことも多々あります。
相手方の企業をより良くするために自社の製品を導入してもらう。もしくは、企業をより良くしたいという依頼を受けてそれに沿ったサービスを納入する。BtoCに比べると普段の生活ではなかなか目に見えないビジネスなので、志望動機を考えづらいというのが就活初心者が最初にぶつかる壁ではないでしょうか。
なんで営業にマイナスイメージが多い?
新規顧客の獲得競争への不安
そもそも、どうして営業に対するネガティブな印象がこれほどまでに広がっているのでしょうか。それは、「新規顧客の獲得・開拓を目指して重いノルマが課されるのでは」という不信感から来るものではないでしょうか。実際に、2019年には日本郵政グループ、及びかんぽ生命から委託を受けて保険を販売した日本郵便局員が不正販売を働いたのはノルマ達成の為でもあったと言われています。
営業職は文系総合職の基本
しかし、上述の通り「営業」という職種すべてがノルマに追われて新規顧客を血眼で探しているというわけではありません。相手企業から頼まれたサービスを協力しながら開発する、これも営業。商品の販売促進のためにイベントを開く、大企業や組織のコンサルティングを受託する、これも営業です。
商品の企画がしたい、経営に携わりたいと初めから考えている就活生も多くいるとは思います。ただし、まずは商品の最終消費者と直接ふれ合うことで企画に必要ないろはを学ぶ、経営に携わる前に自社のサービスがどのように使われるかや、他社とどのように関係を築くのかを肌で感じる必要があるでしょう。
つまり、文系総合職を志望する者にとって 営業はキャリアの根底ということができ、避けては通れない道でしょう。それでも、その中で消費者に関わる営業がしたいのか、企業同士の大きな営業がしたいのかを区別してから就職活動に臨むことで自己分析をスムーズに行えるはずです。
どっちに配属される?
BtoBだけの企業は存在しない
とはいえ、BtoBだけ、BtoCだけで経営を成立させている企業は滅多に存在しません。その割合には差はあれど、法人向け・消費者向けの双方を事業として持っている企業がほとんどでしょう。
分かりやすい例でいえば、銀行は企業への融資と消費者に対する窓口の運営を両立しています。更には、一見BtoCだけに見える伊藤園などの飲料メーカーはコンビニ各社に向けてプライベートブランドを製造しています。反対に、BtoBに見える通信会社が法人向けのシステム管理をする一方で格安SIMの携帯電話サービスも運営しているといったケースも見られます。
そのため、あくまでもBtoBの割合が多いというだけで、その企業に入ればBtoBに初めから携われるわけではありません。次項で取り上げるのはあくまでも初年度に配属される確率が高い業界ということだと念頭に置いてください。
BtoB
- コンサルティング
- 広告
- 総合商社
- 情報・通信
- 電機メーカー(三菱電機やキーエンスなど)
- 素材・金属 ほか
BtoC
- 銀行
- 生命・損害保険
- レジャー施設・旅行代理店
- 家財メーカー(ニトリや良品計画など)
- 飲食店 ほか
社員に質問して確かめよう!
実際の業務内容に関しては営業として活躍している社員に直接質問してみましょう。自分の希望部署には行きやすいのか、BtoB・BtoCそれぞれのやりがいなどを伺い、自らの性格や適性に合った仕事は何なのかを探ることが就職活動の初めの一歩です!