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住友商事の本選考対策
住友商事の本選考対策

五大総合商社の1つで就活生から極めて人気の高い「住友商事」。本選考解禁の6月1日を皮切りに面接ラッシュではいかに住友商事のマインドに共感できるかが肝心。今回は職種ごとに選考フローと面接の頻出質問から超難関企業の選考を突破するコツを伝授します。

採用コース

住友商事が新卒で募集している職種は2つです。

  • 基幹職
  • 事務職

総合商社のいわゆる総合職に相当するのが「基幹職」、一般職にあたるのが「事務職」です。

住友商事の採用実績
(単位:名) 基幹職 事務職
2020年入社(予定) 131 23
2019年入社 150 59
2018年入社 136 26
2017年入社 136 21

参考:募集要項・採用データ|RECRUIT|住友商事株式会社 2021年度新卒採用
採用人数で見ると、基幹職は例年130~160人程度、事務職は2019年を除いて30人以内採用されています。総合商社としては平均的な数値になっていますが、いずれにしても狭き門であることには変わりません。

選考フロー

基幹職

  • Webテスト(GAB,言語・非言語・英語・性格)
  • ES
  • 一次面接(学生2:人事2)
  • 二次面接(学生2:人事2)
  • 三次面接(学生2:人事2)
  • 最終面接(学生1:人事1)・小論文

事務職

  • Webテスト(GAB,言語・非言語・英語・性格)
  • ES
  • 一次面接(学生3:人事3)
  • 二次面接(学生3:人事1)・GD
  • 最終面接(学生1:人事1)・小論文

本選考における選考フローを見ていきましょう。基幹職では面接が4回、事務職では面接が1回少ない代わりに二次面接後にGDが課されます。そして、どちらの職種でも最終面接後に小論文(200字)が課され、自身の強みや就活の軸などを問われます。
住友商事も日系総合商社の例に漏れず、6月1日を皮切りに一次面接以降は立て続けに面接が続きます。基本的に結果通知は当日中に電話、そのまま翌日の面接の予約をするといった流れになります。丸紅や三井物産など他の五大商社も同様に6月上旬から一気に選考する採用スケジュールで進むので、ダブルブッキングに要注意です。

ESは見出しだけ

そのまま面接へ

Webテストを通過後にマイページ上でES代わりの”トピック”を提出します。「面接で話したいトピックを5つまで記入してください。」という指示に従い、「○○サークルでの全国大会出場」「■■への長期留学」など、シンプルにひとことで面接で深掘りしてほしい自身の活動をリストアップしましょう。
ただし、必ず5つ用意する必要はありません。語り尽くす自信がない話題で無理やり5つ埋めるのは避け、今までの就活でたくさん話してきたエピソードやガクチカを3つ以上用意すれば十分でしょう。

面接のワンポイントアドバイス

三次面接までは学生が複数名

上述の選考フローにある通り、希望職種にかかわらず三次面接までは他の学生と一緒に面接を受検します。基幹職では交互に質問が振られますが事務職だと順番とは限らないので注意が必要です。
ここで頻出の質問が「隣の○○さん(学生)を褒めてみてください」というもの。他の就活生が答えている間もちゃんと話を聞いているかを問われています。その人の発言内容も踏まえた上で正直な印象を伝えてあげましょう。ただし、面接官に向かってではなく、ちゃんとその学生の方を向いて褒めてあげること。

フランクでも芯を食った発言を

住友商事の社員の方は、他の五大総合商社に比べると多少落ち着きがあり、穏やかな印象を持つ就活生も多いのではないでしょうか。確かに、「信用・確実」という住友の理念にもあるように、相手想いの優しい人材が多いことには違いありません。そのため、面接中もしばしばフランクな会話が続いたという声も少なくありません。
もちろん飾らない自分で臨むことは大切ですが、フランクな雰囲気の中でもきちんと自分の意見を持つことが大切で、浅い会話にならないように学生側が会話の舵を取るくらいの心持ちで臨みましょう。特に志望度を語るときは、自分の中で大切にしている考え方をしっかりと伝えきる意識を心がけましょう。

時事問題も問われる

隣の人を褒める以外にも頻出する(特に基幹職)のが「時事問題」。ただし、対策本を購入して一から勉強する必要はありません。
「ここ最近で気になったニュースを教えて」「今の日本の雇用システムが抱える問題点って何だと思う?」というように、そこまで高度な出題はありませんが、日頃から社会に対して問題意識を持っているか、時代の潮流をキャッチするという住友の理念「進取の精神」があるかも評価の対象になっています。

OB訪問は必須?

住友商事は経団連が制定する「採用選考に関する指針」を遵守することを表明しており、OB訪問が事実上のリクルーター面談になっていたり、OB訪問の訪問人数が評価ポイントになっている可能性は低いと思われます。そのため、OB訪問していないから落とされるといった心配は無用でしょう。
ただしこれも他の企業と同様で、志望動機をより強固なものにするという点ではOB訪問が最も役に立つはずです。面接が進むにつれて、実際に住友商事で働いてる自分のイメージについて語る質問が増えてきます。例えば、「入社したらやりたいことは何か(もしできない場合はどうするか)」「住商(の社員)のどこに惹かれるか」といった具体性のある質問にはOB訪問で伺ったエピソードなどがそのまま回答になることも。
住友の理念などから住商らしさを知ることはもちろん重要ですが、直接お話することで住商のマインドを肌で感じることが内定に近づく大きな一歩ではないでしょうか。

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