志望動機は他の学生と差がつくことが少なく、アピールしづらい内容になります。面接官は学生が話した志望動機に対して必ずと言ってもいいほど、質問をして深掘りをしてきます。その際にどのように答えれば面接官も納得するか、例を交えながらご紹介します!
Summary
志望動機の例
①<商社>
御社を志望する理由は、人々の日常生活に欠かせない多くの商品を扱い、国内外問わず人々の生活に影響力を与えられる仕事だからです。総合商社の中でも御社は~のような商品を世界に排出するなど、多くの人々に影響を与えてきました。入社後は、これまでアルバイトという厳しい環境下の中培った臨機応変さとサークルで培ったコミュニケーション能力を活かして努めていきたいと思っております。
②<航空 サービス>
御社を志望する理由は、お客様の気持ちを想像してお客様に寄り添った細やかなサービスをしたいと考えたためです。ブライダルのアルバイトをしていたときに、外国籍のお客様や幅広いご年齢のお客様がいらっしゃることが多かったので、お一人お一人に合ったサービスを心がけていました。御社に入ることができましたら、アルバイトで培ったお客様の気持ちを察する力を活かし、どのような方にも喜んでいただけるようなサービスがしたいと思っております。
①の志望動機に対して考えられる質問
なぜ国内外問わず人々の生活に影響力を与える仕事がしたいのですか
幼いころ5年ほど父の仕事の関係で海外に住んでいたのですが、学校のクラスメイトが日本製品を楽しそうに使用していたり、日本の商品を褒めてくれることが非常に嬉しかったという経験がありました。そのため、日本だけに留まらず、海外の方にも喜んでいただけるような仕事をしたいと考えております。
→このように志望動機は、過去の経験に根差していることが多いので、過去の経験を織り交ぜて嬉しかった経験や楽しかった経験を話すことで志望動機の説得力が増します。学生は同じような志望動機を話すことが多いので、面接官も質問を多くすることにより、心から思っている志望動機であるのか確認しています。
アルバイトではどのように臨機応変に対応したのですか
私はカフェでアルバイトをしていたのですが、外国籍のお客様や幅広いご年齢層の方に臨機応変に対応するようにしていました。外国籍のお客様のために独自で英語表記のメニューを作成して対応したり、杖をついていらっしゃるご年配のお客様がいらっしゃった際には席まで手を取ってご案内して差し上げたり、お子様には膝を屈めてお話するなど、あらゆるお客様に喜んでいただけるように臨機応変に対応するようにしていました。
→志望動機で抽象的に話した内容に関しては、ほぼ確実に面接官から質問がきます。逆に自分が自信を持って話すことができる内容に関しては、抽象的に話すことで後々興味を持って聞いてくださるので、抽象的に話すことも作戦のうちの1つです。
サークルでコミュニケーション能力が発揮された例は何ですか
サークルでコミュニケーション能力が発揮された例は、新歓活動の際です。新歓活動では多くの新入生を勧誘しなければならないのですが、積極的に新しい学生に話しかけるようにしました。その際に困っていることはないか尋ね、履修が心配ということであれば詳細に話してあげたり、他のサークルの特徴が知りたいということであれば知っている限り話すようにするなど、新入生に寄り添って新歓活動を行ったところ、「~先輩がいたのでこのサークルに入りました」といってくれた人がいたのでコミュニケーション能力が発揮されたと感じます。
→これも上記と同じように抽象的に話したからこそ面接官に質問をされた例になります。具体的な例を交えて話すことでこの学生がどのようにコミュニケーション能力を職場でも発揮することができるのか見ています。
②の志望動機に対して考えられる質問
具体的にブライダルのアルバイトではどのように臨機応変にサービスをしていたか
お子様がいらっしゃった際にはジュースを渡すときに曲がるストローをさしてあげたり、ご年配の方がお手洗いにいかれる際にはお手を取ってご案内して差し上げるなど、お1人お1人にあったサービスをするように心がけていました。
→このように実例を交えて話すと説得力が増し、本当にそのように行動していたということがわかるので、何かアピールする際には自分にしかないエピソードを取り入れるようにしましょう。
入社後は具体的にどのような場面で活かすことができるか
入社後は、機内において毛布を羽織っていらっしゃるお客様がいらっしゃった際には、温かいお茶をお出ししたり、咳こんでいらっしゃるお客様がいらっしゃった際にはのど飴とマスクをお渡しするなど、お1人お1人の気持ちを想像してサービスして参りたいです。
→このように具体的に入社後どのように行動するか話すことで、熱意も伝わってきたりしっかり考えている様子が伝わるので、何か話す際には具体的に考える癖をつけましょう。
臨機応変に対応するために必要なことは何か
臨機応変に対応するために必要なことは、お客様の立場にたつことであると考えています。お客様を一括りにするのではなく、その人その人に合ったサービスを考えることが臨機応変なサービスに繋がると思っております。
→このように抽象的な質問をされることもサービス業界ではありますが、自分なりに噛み砕いて質問に答えることで面接官も納得することができます。普段から気を付けていることに対して話しをすることが効果的です。
志望動機に対してどのような質問がされるか予測しましょう!
志望動機は、自己PRやガクチカよりもアピールすることが難しいです。志望動機に関して話す際にはなるべく具体的に、「過去にこのようなことがあり、このような考えに至りました」とお話するなど過去の経験に根付いたエピソードを話すと良いかもしれません。より面接官を納得させられるように努めましょう。