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将来のこと、考えてますか?
将来のこと、考えてますか?

本選考の面接における質問として鉄板なのが、「10年後のキャリアプランは考えていますか?」という質問。このタイプの質問はその場で即興で答えることは難しいので、事前の対策が必要になってきます。この記事では、そんなキャリアプランに関する質問への答え方をご紹介します。

そもそもキャリアプランとは?

キャリアプランとは、あなたが会社に入った後どのようなキャリアを将来歩んでいきたいのか、仕事に関する計画のことを指します。ただ、あくまで就活の面接に出てくるキャリアプランとは「この会社に残る前提の上で、どのような仕事をしていきたいですか」というニュアンスです。例えば、「御社で5年間スキルを磨いた後、転職して高いポジションを獲得したいです!」などと言ってしまうとあまりいい印象を与えないので、定義に関しては注意して下さい。

なぜそのような質問をするのか

企業が就活生にキャリアプランに関する質問をすることには、幾つかの理由があります。

明確な目的意識を持って働くことができる人材かどうか知るため

企業では、自分で考えるということをせず、上司の指示を待っているだけの人間は評価されません。そのため、キャリアプランに関する質問を通じて、自分で目標計画を立て、それに沿って自分の足りないものを学びながら成長していってくれる人材かどうかを見極めています。

会社への愛社精神があるかどうか

学生にその会社で将来なりたい姿を語らせることによって熱意を見極め、「内定を出したらきちんと入社してくれそうな人材か」どうかを判断しているとも考えられます。綿密なキャリアプランを練るためには、企業研究でビジネスモデルや事業部構造を把握することが必要になります。そういう意味でも、熱意を試すにはうってつけの質問と言えるでしょう。

簡単4STEP、説得力のあるキャリアプランの作り方

では、実際にどのように回答すればいいのでしょうか?以下に、実際に某有名メーカーに内定を頂いた筆者が使っていた手法を紹介します。

①:会社の長期的な計画を確認する

まずは、企業研究を通じて企業がこれから社会に提供しようとしていることを確認しましょう。企業のやりたいことと自分のやりたいことが一致していないと、内定を出す理由にはならないからです。例えば企業がビジネスを世界へ大きく転換しようとしているのなら、その流れに合わせたグローバルなキャリアプランを考えたほうがよいということになります。

②:自分のやりたい仕事を過去の経験と結び付けて洗い出す

自分のやりたい職種を明確化します。例えば私の場合は、「家庭教師で生徒と向き合い、課題を解決して成績を伸ばした経験→取引先の課題をヒアリングした上で、それに解決するような自社製品を提供する仕事を行う営業職に就きたい」といったように論理を展開していました。

③:①と②をリンクさせ、より具体化する

具体化とは、「どの部署で」「どのような業務を行うのか」ということです。上の例をリンクさせるとすると、「国内での営業経験を積んだ後海外営業部に移り、幼いころ暮らしていたタイの拠点の販売活動を営業としてサポートすることで、現地の人々の豊かな暮らしに貢献したい」というような主張になります。

④:③に向けて今努力していることをアピールする

最後に、やりたいことに向かって今取り組んでいることをアピールしておくとより高い評価につながります。例えば、「現地販売員とのコミュニケーションの円滑化のためにTOEICを勉強している」など、資格勉強などがアピールとして使いやすいです。

キャリアプランをきちんと練って、面接に備えよう

面接の対策という話でなくとも、具体的な目標を持ち、それに向かって努力し続けることは大切なことです。自己分析と企業分析の両輪を回し、確固たるビジョンを確立しましょう。