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ESあるある【あなたらしい写真】
ESあるある【あなたらしい写真】

エントリーシートでは自己アピールやガクチカさまざまな質問項目がありますが中には、【あなたらしさを表す写真】を求められることがあります。この項目が実はES通過にとても大きな影響を与えることとご存知でしたか。今回は【あなたらしさを表す写真】の攻略方法を考察します。

ESの写真

ESで求められる写真には証明写真とスナップ写真、設問に交えた写真の3種類があります。

証明写真・指定付きのスナップ写真(全身、胸上など)

就活生が求められるESでの写真には、証明用の写真とスナップ写真があります。証明写真は基本的にどの企業でも必ず求められる写真で、40㎜×30㎜のモノが主流です。
一方でテレビ局やエアラインなどでは証明写真以外にもスナップ写真を求められる場合があります。特に、テレビ局のアナウンサー試験やエアラインのCAなどの選考ESでは、全身写真や胸上写真など複数求められます。


このような写真を通して、応募者の見た目の印象や立ち居振る舞いを感じ取ります。中にはそうした写真を見るだけで、その人の人柄や知性なども感じ取ることができる鋭い採用担当者がいて、写真の雰囲気だけで裁かれる時もあるようです。

【あなたらしさを表す写真】による自己PR

上記のモノとは異なる形でスナップ写真が求められることもあります。それは、一部のメーカーや商社での【あなたらしい写真】を1-3枚程度と簡単な説明を加える設問がある場合です。この場合のスナップ写真は先述の自分自身の見た目・印象を伝える写真というよりは内面を表現するための写真を企業側は求めています。スナップ写真を通して自分の強みや経験をアピールするチャンスが与えられているのです。今回はこの【あなたらしさを表す写真】の選び方について考察していきます。

スナップ写真の選び方

スナップ写真は「自分広告」

自分らしさを表現するスナップ写真は言うなれば「自分広告」です。一般的に文字よりも先に画像に目がいくことは誰でもあると思いますが、ESにおいても同じことが言えます。よって、就活生に人気の高い企業などではやはり先に写真から見て通過候補者を絞り込んでいくということもあるかもしれませんし、その一枚の画像に自分の個性やアピールポイントを盛り込んだ画像の添付が望ましいでしょう。そのためのインパクトのある画像や写真についての詳しい説明が必要なものを選び、採用担当者を惹きつける方法など様々な手段を用いていくらでも脚色可能なチャンス問題なのです。

インパクト重視で

具体的な方法として、各ESの条件を満たしたうえで自分がアピールしたいエピソードに沿った写真を載せる一般的な方法の他に、自分の制作物の写真や話したい内容の象徴となるものの写真、画像の貼りつけを行ったり、コラージュする方法などもあります。必ずしも自分が写っていなくてもとにかく、その写真から採用担当者の目を引き面接の機会を引き寄せること、そして写真を通して自分のフィールドの話を楽しく聞いてもらえることを意識しましょう。


ちなみに、筆者は研究で検証実験用に自作した広告画像をコラージュし、クイズのように選択肢をつけたものを用意しました。この工夫のおかげで、採用担当者の方は筆者の研究で行った検証実験に参加しながら興味深く話を聞いてくださりあとから非常に印象的な面接だったと話してくださいました。

こんな写真はNG

このように枠にとらわれることなく、自由な発想が求められる問題ですが、いくつか注意すべき点があります。ESの条件欄にも多く記載されていますが、住所などの個人情報などが載ってしまっているものには気を付けて写真・画像選びをしましょう。


またそれ以外にも、だらしなさが目立つものや学生らしさが前に出過ぎた写真、複数名で写真に写っている場合に自分が圧倒的主役でないもの、画質が粗いものについても、写真のユーモアやエピソード以前に採用担当者からの印象があまりよくないようです。判断基準が分からない場合は、OB訪問の際や先輩、社会人の観点で自分が載せようとしている写真を確認してもらうと良いでしょう。

自分を演出するユーモアが大切!

【あなたらしい写真】と言われても、自分の写真があまりないなどと悩み自己アピールのチャンスを逃してしまうことなく、枠にとらわれない発想でぜひ印象に残るESに仕上げていきましょう。本格的な就活の開始まで余裕のある学生は打ち込める経験をし、たくさん記録に残すこと、多くの景色をみていろいろな出会いをしておくと良いでしょう。