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秘書検定のすすめ
秘書検定のすすめ

「就活」という言葉がよぎっても行動するのはためらわれることもあります。そんな手持ち無沙汰な学生は、資格取得に時間を割くのも1つの方法です。この記事では筆者の経験をもとにおすすめしたい就活で役立つ資格を紹介します!

資格が就活で有利にはたらく可能性

就活では、エントリーシートや面接時に資格について記載したり、話す機会が少なからずあります。そのような場面で空欄や「特にありません」などの回答をするよりも何か1つアピールできることは自分の自信につながります。しかし、一口に資格を取得すると言っても様々な資格があります。たとえば、TOEICや簿記、秘書検定は社会人になってから必要なスキルとして実際に活用する能力であることから人気が高いようです。
事実、筆者はTOEICと秘書検定を受検しエントリーシートに記載、面接でもそれらをテーマに話しました。さらに筆者の内定先では簿記に似たビジネス会計検定が入社前に取得することになっているので、どの資格も入社してから必要なスキルとして捉えられていました。よって、有利にはたらくかは分かりませんが、資格を取得することによって結果的に社会人になった時に必要なスキルを身につけることができる可能性があると言えるでしょう。

秘書検定とは

資格をもつことは必須というわけではなさそうですが、あると困ると言うことはないでしょう。そこで数ある資格のなかでも筆者がオススメしたいのは、「秘書検定」です。秘書検定は比較的有名な資格ではありますが、どのような資格なのか改めて紹介します。

受検システム・日程

秘書検定は3級~1級までのグレードがあり、3級・2級は年に3回で、準1級、1級は年に2回試験が実施されているようです。どのグレードもマーク問題と記述問題があり、グレードによって多少異なりますが、およそ2時間程度の試験です。準1級と1級では面接試験も行います。これらの結果から合否の判定をしていているようです。理論と実技の2つの観点で試験は構成されていて、それぞれ60%以上の正答率で合格となっています。

検定内容

秘書検定は職場でのマナーや常識、報告・連絡・相談の正しい方法などについての正誤問題を中心としたマーク式問題と、敬語の使い方などを書き埋めたり、会議室のレイアウトを正しく考えて描くような記述問題があります。
設定としては職場での様々なシチュエーションにおける行動パターンですが、相手を不快な気分にさせずに対応する方法について問われることが非常に多く、筆者の経験では「思いやりある行動」を想像して解答すれば、難しいシチュエーションでも対応できる選択肢を選ぶことが可能であると感じました。例えば、確証もないような自分の上司の悪い噂についてほかの社員に真偽を聞かれた際はどのように行動するべきか、などです。ビジネス系検定の公式webサイトでも「人柄育成」や「相手の人に感じがよい印象を与える要素やその表現方法について検定問題として出題している」旨が記載されています。
(参照:ビジネス系検定 https://jitsumu-kentei.jp/HS/about/contents より)

就活準備に秘書検定がおすすめ

上記のように、ビジネスマナーを中心として、人としての思いやりや常識的な態度を問われる秘書検定は就職活動を控えた大学生にとっとは非常に良い、就活準備の方法であるといえるのではないでしょうか。秘書検定には手持無沙汰なプレ就活生にこそ取得するメリットがあります。

取得しやすい

はじめに、先述したように60%の正答率で合格になるというボーダーが明確になっており、そこまでハードルの高くないため、参考書を勉強すれば習得できる内容です。加えて、面接のない3級、2級であれば受験料は5000円以内で済むことからも挑戦しやすく、取得しやすい資格試験であるといえるでしょう。

社会人としてのマナーを身につけられる

つづいて、秘書検定の検定内容にもありましたが、社会人になってから必要なマナーやふるまい、敬語の使い方などをまとめてインプットできる機会になります。
特に、就職活動では日頃から敬語での会話やメールのやり取りが一挙に増えるので自然と上手に正しく使えるようになっておくことで自分によっても負担の軽減につながる点でおススメです。
筆者も検定問題に多い手紙のマナーや間違った尊敬語、謙譲語の使い方を学び、秘書検定を取得して身につけたことで自信をもって企業とのやり取りができたことはもちろん、メールマナーが難しいなかで季節のあいさつも交え、質の高いメール内容を評価してインターンシップなどでも臨機応変に行動できた場面が多々あり、そうした行動が選考における好印象につながった実感があります。

就活の選考で印象が良い

上記のようにビジネスマナーが自然とできることが印象アップにつながることは間違いありませんが、それだけでなく秘書検定を取得してマナーなど学ぶ姿勢があるということ自体が選考の際に面接官からより良い印象を受けることができる場合もあります。
筆者は、面接の際に秘書検定を受けた動機に尋ねられると同時に社会に出る前からマナーを身につけようとする向上心が高い評価をもらうことができた1つの要因だったと感じています。

秘書検定の取得

実際に、秘書検定を取得する場合は2級を取得することをおすすめします。3級の内容はより一般常識に近い内容で構成されているほか、あまり資格を持っていることのアドバンテージとして作用しにくい印象があります。2級は受検者も大学生が多く、適切なレベルであるほか筆記試験のみで面接がない点でも取得しやすいからです。しかし、さらに就活でアドバンテージをつくるなら準1級以上の面接試験も突破し、アピールするのが効果的でしょう。

効率よく効果的な就活準備には秘書検定がオススメ

以上のように就活には資格が必須ということはありませんが資格があることによって自信が持てたり印象がアップする可能性があります。もし、就職活動を始める一歩として何からしたらよいのかわからない場合には秘書検定に挑戦してみることも1つの手でしょう。しかし、資格はその取得位以上にどのようなスキルをなぜ身につけようとしているのか、そしてどのような計画で習得するのかと言うことが非常に重要です。資格に限った話ではありませんが目的や計画に沿って自分のスキルをブラッシュアップしていくことができれば結果はついてくるでしょう。