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ANAとJALの違い
ANAとJALの違い

就職活動で、人気企業ランキングにランクインしている航空業界。女性に人気であるCA職は、どちらの企業も内定者の違いはあまりなさそうに思えます。しかし、内定者や実際に働いている人からすると、少し企業による違いを感じることもあるそう。今回は、内定者や働いている方に聞いたANAとJALのCA職に合格する人の違いをご紹介します。

ANAの歴史

ANAは、1952年に日本ヘリコプター輸送株式会社から始まった民間企業です。2機のヘリコプターから始まり、これまで数多くの新しい事業に挑戦してきました。2012年には、創立60周年を迎え、今では年間旅客数が5000万人超える世界でも有名なリーディングエアラインへと成長しました。航空関連の事業や、旅行、商社、ITなど様々な事業に常に挑戦している日本の代表的なエアラインです。ANAが大事にしている、会社に流れるDNAは「努力と挑戦」で、ヘリコプターから始まったからこそ、常に新しい事業に挑戦しています。そのため、新入社員にも臆せず新しいことに挑戦する心が求められます。

JALの歴史

JALは、1951年に資本金1億円を持って設立されました。その翌年から自主運行による、国内線定期航空輸送事業が開始されました。1952年には政府出資10億円と合わせて、20億円の資本金を持って設立されました。歴史が長い伝統的な日本のエアラインで、これまで様々な事業を行ってきており、旅行事業や、カード事業など、航空関連の事業の他にたくさんの事業を展開してきました。1度経営破綻をしたことにより、社員の一致団結を図るための「JALフィロソフィ」というものが稲盛和夫さんによって作られ、今でもそれが社員の行動指針となっています。これが定められたことにより、社員の考え方が改められ、現在も大きな成長を遂げています。

ANAの社風

ANAの社風は、上記に述べた「努力と挑戦」というのももちろんなのですが、「あんしん、あったか、あかるく、元気!」という行動指針があるため、JALと比較すると元気が良くあかるい方が多いでしょう。総合職の方は、特に体育会系の勢いのある方が多いので社内は活気に満ち溢れています。

JALの社風

JALの社風は、上記に述べた「JAlフィロソフィ」を大切にしている方が多いので、感謝を大切に謙虚に行動している方が多いと言えるでしょう。チャレンジ精神があり、新しい事業をどんどん行っていくという社風ではないので、堅実で現実的な人が多いです。ANAと比較すると、比較的落ち着いた方が多いでしょう。

内定者の違い

ANA

ANAのCAの内定者の特徴は、幅広い個性の方がいるということです。有名女子大学出身のTHEお嬢様という方や、上位校出身の英語が得意な方、帰国子女、体育会出身の人など、幅広いバックグラウンドの方がいます。1年目から国際線を担当するため、全体的に見ると、英語力を重視している傾向にあり、上位校出身の方が多いです。
性格面でも、上品な雰囲気を持った方、リーダーシップがあるお姉さんのような方、ふんわりとした雰囲気を持った方、ユーモアのある方など性格も様々な方がいます。
また、JALと比較すると、ノリが良く温かい雰囲気を持った方が多いと言われています。ANAは、挑戦的な社風なので勝気な人を採用するイメージがあるかもしれませんが、CA職の採用では、チームワークを重視しているので、他の人を差し置いて前に出るような方は採用しない傾向にあります。

JAL

JALのCAの内定者の特徴は、英語力をかなり重視しているという訳ではないので大学もバラバラということです。選考では、スペックというよりかは、その人の考え方や価値観を重視してみているので、内定者は美しい心を持った方が多いです。JALフィロソフィという社員の行動指針に理解があり、そのような考え方を持っている方を採用している傾向にあります。
性格面では、気品があり、お嬢様のような雰囲気を持った方が多いです。JALの場合、ESに学歴を書く欄がなく、面接官も学歴を知らないまま面接をするため、その人の考え方を見て採用していると言えます。英語面接があるため英語力が必須と思われるかと思いますが、英語が堪能であるかどうかを見ているわけではなく、笑顔で話すことが出来るかどうかを見ています。CA職の採用では、結果よりもなぜそれを行ったか、なぜその方法を選んだのかなど過程を重視する傾向にあります。

どちらの雰囲気に合うか考えてみましょう!

上記を読んでみて、両社の社風や内定者の特徴の違いは分かりましたか?もちろん、一概にこのような方しかいない!という訳ではないですが、比較をすると、上記のような方が主に内定をしています。是非、この記事を参考にどちらの企業が自分に合っているか考えてみて下さい。