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就活にいき詰まったら
就活にいき詰まったら

秋も深まり寒さが身にしみてくるようになると同時に就活もますます本格化し、心も体も不調が出始める就活生は少なくないようです。この記事では、就活生が陥りがちな「就活うつ」やモチベーション低下の原因とそれを乗り越える話題の方法「マインドフルネス」について紹介します。

就活の迷走

就職活動開始の早期化が進み、今や大学2年生頃から就職活動を意識する学生も多く、就活が長期化する傾向があるようです。本格的にインターンや選考などのプレッシャーのかかる活動が増えたり、自己分析を重ねていくうちに自分の目指す姿を見失ってしまうことも少なくありません。事実、筆者は大学2年の冬から動き出しましたが大学3年の秋に志望業界への印象が変わったりほかに魅力的な業界が出てきたりと、自分が何をしたいのか分からなくなりました。このような経験をする就活生は就活早期化と長期化にともなって増加してしまうかもしれません。

就活うつの存在

就活を進めていくなかで自分がやりたいことが変わっていくことは悪いことではありません。しかし、自分のやりたいことが変わるうちに分からなくなり、就活に対する不安やモチベーション低下を引き起こしてしまう可能性があります。そうした就活生の状態はときに「就活うつ」と呼ばれることもあります。

就活うつチェックシート

自分が就活で過剰なストレス、不安を感じてしまったら「就活うつ」かもしれません。具体的な「就活うつ」の状態の特徴には以下のようなものが挙げられます。
・就活が頭から離れない
・集中力が続かない
・体が重く感じ、日常が面倒くさい
・ネガティブ思考に偏る

就活うつの原因

「就活うつ」はメンタルが疲労している状態であると言うことができます。日頃から一生懸命に勉強や部活、アルバイトに取り組み、就職活動に対しても真剣に取り組んでいるからこそ必要以上に自分を追い込んでしまうことなどが原因として考えられます。
就活が頭から離れず、緊張状態が続くことは精神的疲労を和らげることができません。就活の不安やストレスなどが蓄積して疲れが心や身体の不調として表れているのです。さらに、自分だけでなくまわりの多くの友人も同様に就活に取り組み自然と就活のことを考えざるを得ない環境に身を置いていることで引き起こされる場合もあります。

就活うつの危険性

「就活うつ」な状態は就活生の誰しもなり得る非常に身近なものですが、放っておくと深刻な悪影響が出てしまう場合もあります。例えば、風邪を引きやすくなったり風邪が治りにくくなってしまう、顔色が悪く印象まで悪くなってしまう、時間や締め切りに遅れたり、就活の失敗が続くことなどが挙げられます。就活のことばかりが頭から離れないのにかえってマイナスな結果招き、一層不安やストレスを増大させてしまう悪循環に陥ります。どうしても耐えられなくなる時は専門家のところへ相談しにいきましょう。

就活迷走を乗り越えるには

上記のような恐ろしい「就活うつ」な状態は未然に予防し、陥ってしまってもすぐさま改善したいものです。一度陥ってしまえば前向きに改善することさえ億劫になりますが、ここで重要なことは客観的な視点と心の余裕を取り戻すことにあります。では具体的にどのようにして就活の迷走、就活うつを乗り越えていけばよいのでしょうか。

マインドフルネス

就活中の不安やストレスの蓄積は「就職活動」が頭から離れずリフレッシュ・リラックスが出来ない状態にあります。その状態を抜け出すために「就職活動」を頭からフライアウェイすればよいのです。その方法に「マインドフルネス」があります。マインドフルネスとは「注意深い状態」という意味を持ちますが、近年では「今この瞬間に全意識を向けること」としてと耐えられています。実は2007年にGoogle社の社員研修制度として「Search Inside Yourself」というマインドフルネスメニューが導入され、世界中で注目を集めています。呼吸に集中し雑念を払う瞑想などが代表的なやり方として知られているようです。多くの人にとって後ろ向きな気持ちのリフレッシュやうつ状態の改善、集中力・生産性の向上に役立てられています。

マインドフルネスの方法

マインドフルネスの代表的な方法としては「瞑想」「禅」などが挙げられ、スティーブジョブズもよく禅を通したマインドフルネスを行っていたようです。
「自分が今現在ここにいる感覚を全身で感じ、深いリラックス状態になることで感情を解き放ち、その結果自分を客観視できるため落ちつきを取り戻せる」ようなことをします。最近では国内での注目も高まり、そうした活動をサポートする「瞑想カフェ」も話題になっているので休息をとってそのような場に足を運ぶのも良いかもしれません。
しかし、そう簡単に瞑想ができるような気がしないという就活生も多いのではないでしょうか。そこで筆者は毎日好きな時間に深呼吸を繰り返し「私は息を吸って吐いている!」と考える時間を作りました。マインドフルネスの基本は呼吸に意識をむけ、今ある瞬間に集中することです。ところが、呼吸に意識を向けても今ある瞬間に集中する感覚が難しかったので一瞬でも「就活」と言う言葉を払拭する目的で、まずは呼吸していると心の中で唱えることにしました。しかし、それだけでも毎日行っていると自然と気持ちよく感じてやる気が出てくるのでなんてことはないのですが、ぜひ意識的にやってみて下さい。

就活を自分でコントロールしよう

就活は早期化や長期化が進み、自分の気持ちややる気が追い付かないうちに始まり、本格化してしまうこともあるかもしれません。就活が上手くいかない時期が続いてしまう人も少なくないですし、心の余裕が持てなくなることもしばしばあります。しかし、どんなときも一度立ち止まって自分のペースを保つことで自分を取り戻すことも可能です。ぜひ、「就活」に支配されることなく、自分でコントロールしながら前向きに取り組むことを目標の1つに加え、深呼吸から一歩ずつ丁寧に就職活動にも向き合っていきましょう。