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就活生の中にはどうしても音楽に関わる仕事がしたいという方もいるのではないでしょうか。今回は、音楽業界の選考を受けるに際して注意したい点、業界の現状についてご紹介します。

音楽業界の現状

収益源の変遷

音楽業界に興味を持っている学生にとっては周知の話ですが、音楽業界は常に変革と戦っている業界です。CDやミュージックプレイヤーの売り上げが減少しライブやコンサートでの収益が中心になったかと思えば、今度はサブスクリプションサービスやYouTubeが音楽市場の新たな主軸として収益を支えています。

スマートフォンの普及に伴い、人々のエンターテイメントとの関わり方やライフスタイルが多様化しているため、ますます変遷が激しくなる業界だと言えます。

GAFAをはじめ、世界中の企業がライバルに

音楽を楽しむ方法がネット中心になったことで、日本の音楽市場は世界と戦うことになりました。たとえば、GoogleやApple、LINEなど名だたるIT企業がサブスクリプションに乗り出し、LINEなどはチケッティングサービスにも参入しています。
徐々に音楽のジャンルもボーダーレスになり、世界でも通用する音楽の発信の仕方、もしくは世界の音楽を日本で発信する方法などをより考える必要がでてきました。

音楽業界における就活事情

学歴はあまり重視されない

音楽に限らず、芸能・エンタメ業界では大学のランクによる優遇は他業界と比べて少ないです。上位校生だから特別な座談会に呼ばれる・選考フローが異なる、といったことはほとんどありません。学歴重視で終身雇用が前提だった他業界の新卒就活市場とは少し異なる慣習があります。これは、現場での知識や経験量が重視される音楽シーンで実際に活躍されていた方が中途入社で活躍するケースが多く、学閥などが少ないからです。

通常の新卒だと総合職に

上位校生からは、「ソニーミュージックグループ」や「エイベックス・グループ」などの多角的で広範囲の事業に携われる企業が非常に人気です。ただしエンターテイメント業界の多くの企業ではデザイナーや専門的な知識や経験を積んでいない限り、新卒採用ではグループとして一括採用されてそれぞれの適性に合わせて分社に配属されることになります。上位大学に通っている学生の殆どは総合職として本選考を受検することになります。

業界内での分類

総合職として新卒一括採用されると言っても、企業ごとに専門としている事業や、企業内での職種はさまざまです。自分が働きたいのはどの分野なのか、明確にしておく必要があります。

レコード会社

多くの人が音楽業界と聞いておもい浮かべるのがこのレコード会社で、ミュージシャンの意思を汲み取りアルバムや映像作品などを企画します。そして制作を全面支援して作品のプロモーションまで行っています。時には、新人アーティストの発掘や育成、市場動向を分析する業務などにも携わります。

イベント会社

次に、ライブやコンサート、音楽フェスの企画を行うのがイベント会社です。現在も日本音楽市場の売り上げを支えている音楽イベントですが、ライブ会場の管理・運営をはじめ、大型イベントだとミュージシャンのキャスティングといった企画から会場の確保、協賛スポンサーへのセールスやマーケティングなど仕事は多岐にわたります。

著作権管理会社

音楽の携わり方の中では、JASRAC(日本音楽著作権協会)のように、音楽のクリエイター・制作会社と音楽を楽しむ人の橋渡しをする働き方もあります。大切に作られた作品の権利を守るため、そしてそれらをもっと活用してもらうために活躍します。

志望動機の考え方

「音楽が好きだから」のみはNG

音楽業界を志望するほぼ全ての方が音楽が好きなはずですが、音楽が好きだから「だけ」を志望動機に掲げてはいけません。
「音楽を発信することで、クリエイターを支え、社会全体にどんな影響を及ぼすことができるのか」を強くイメージすることが大切です。ただのファンやオタクどまりにならないようにし、その豊富な知識量や愛をもとに何を改善したいのか、何を達成したいのかまで伝え切ることが大切です。

電車や飛行機が好きだからという理由のみでは交通業界の選考に歯が立たないのと同じで、企業が持つ資産や力を利用して自分がどんなことを成し遂げたいのかを明確にアピールしましょう。

基本は忠実に。でもオリジナリティを発揮する

他業界を受検する際と同様に、「なぜこの業界を・この企業を志望するのか」「学生時代に頑張ったことや苦労した経験」といった就活の基本となる情報をしっかりと整理しましょう。その中で、数多の受検者に埋もれないようなパーソナリティをアピールできるようにしましょう。学歴や頑張ってきたこと、個人の能力だけではなく、その人となりや性格といった個性を重視する傾向にあります。ガクチカや自己PRを万全に理論武装して臨むよりも、リラックスしてありのままの自分を見てもらうことが大切です。

熱意と個性をぶつけよう!

音楽業界をはじめとするエンタメ業界での就活は、とにかく「個性・人柄」重視で、他の業界を受検している就活生の常識が通用しない点もあります。音楽に対する熱意、情熱とそれを持ったうえでの問題意識や社会での目標を意識しながらあなたらしさを伝えることが大切です。