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エントリーシートの手書き提出
エントリーシートの手書き提出

選考準備をしていくと手書きエントリーシート・履歴書が必要な場合もあり、手書きに抵抗を感じる人も少なくないのではないでしょうか。人事の方は膨大なエントリーシートを確認するため、パッと見て読みたくなるシート作りが大切です。この記事では美しく見える手書きエントリーシートの工夫ポイントを紹介します。

「私、字書くの苦手なんです……」

手書きエントリーシートは面倒で時間がかかるのはもちろんのこと、自分の字が汚い、下手だ、とコンプレックスを抱える人も多いのではないでしょうか。事実WEB提出のものに比べ、一字一字丁寧に書くこと、まっすぐ書くこと、誤字脱字が命取りになる場合があることなど、注意しなければならないことがたくさんあります。WEBのエントリーシートに比べて手書きのものは自由度が高いため、デザインやレイアウトだけでも差が現れます。
ある人事の方から伺ったことには、そういった細かい部分などからもその人物像や能力などが推測できるそうです。つまり、手書きであることで単なる履歴書・エントリーシートという役割を超えて、プレゼンテーションになっているのです!
しかし、センス以上にポイントを押さえた工夫によって見た目の美しさをアップさせることができます。筆者が実際にある人事担当者の方から頂いたアドバイス、コメントをもとに今回は第一印象を左右する全体像、丁寧さが伝わる一字一字の並び、手書きだからこそできる自分を印象付けるESの工夫を紹介します。

レイアウトのポイント

第一印象を左右する、全体像をきれいに見せるポイントです。

罫線を引く

履歴書・エントリーシートの種類によっては罫線がある場合もありますが、枠内がまっさらな場合もあります。自由な表現が可能であることも多いので、罫線を鉛筆で引いておきましょう。その後の段落分けなどに関わらず、文字列が平行に並んでいることが読みやすさの第一ポイントです。加えて文頭と文末の位置がすべての行で揃えて書くとまとまった印象になるので、文頭と文末の印をつけておくことも重要です。

ブロッキング

記入する文章の構成を大まかにわけ、与えられた枠をブロッキングします。ブロックの範囲ごとに軽く鉛筆で印をつけ、書く際はブロックごとに改行しましょう。ブロックに分けることで文章の展開が視覚的にわかりやすくなります。さらに、枠内が窮屈になりすぎたり余白ができすぎてしまうのを事前に防ぐことができます。

パラグラフライティングの活用

上記のブロッキングは、文章を作る段階でパラグラフライティングを徹底することでより簡単にできます。起承転結を意識し、それが視覚的に一目でわかるレイアウトを心掛けると知的な印象も与えられます。筆者はパラグラフごとのトピックセンテンスをブロックごとに事前に下書きしてから、具体的な内容を書き埋めていくことでバランスよく書けました。
加えて、ブロックごとにどんな内容を書いているのかがわかるキーワードを1つ小見出しとして書き出し、小見出しの周辺に少し広めに余白を取ることで立体感のあるエントリーシートにすることができます。

1文字ごとの並びがきれいに見えるポイント

手書きのESで重要なことの1つには「丁寧さ」があります。「丁寧さ」をアピールするには全体像以上に一字一字の並びに気を遣う必要があります。並びの美しさを左右するポイントを紹介します。

文字サイズは3段階

日本語は漢字・ひらがな・カタカナ・数字やアルファベットの4種類で記載します。手書きで書くときには【漢字>ひらがな>カタカナ、数字、アルファベット】の大きさ順に少しだけ文字のサイズを変えれば、格段と文字間のバランスが整い読みやすくなります。漢字は一文字ごとの画数が多いため少し大きめにかき、画数の少ないひらがなやカタカナは少し小さく書くことでメリハリをもたせることができるからです。

右肩上がり・すそ統一・隙間統一

右肩下がりで書かれた文字はバランスがとりにくく元気がなさそうな印象の文字に見えることもあるので、右肩上がりな文字を書くように心がけましょう。さらに、払いの画は事前に引いた罫線に合わせると整った文字並びに見えます。さらに、文字と文字の隙間は単語ごとに揃えるようにしましょう。筆者は文節や主語と述語の関係を意識しながら字間の調整を心掛けていました。

ポイントをおさえれば美しさ倍増です!

手書きのシートではwordで作られたもの以上に「レイアウトの工夫」「丁寧さ」が一目でわかってしまいます。だからこそ下準備とちょっとしたポイントをおさえて書くことでより美しくみせることもできます。
パラグラフライティングを活用しながらシート全体をブロッキングした構造的なレイアウト、罫線に沿って文字サイズを調整しながらまっすぐな文字を書くように心がけてみてください。膨大なエントリーシートの中でも一際輝く一枚になる事を願っています。

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