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ES提出直前にやる簡単なセルフチェック
ES提出直前にやる簡単なセルフチェック

どんなに良い内容のESでも、誤字の一つや書き方のミスでお祈りされてしまうことも。優秀な就活生は書き方に注意するだけでなく、最終チェックも入念に行ってからESを提出しています。今回は筆者が実際に行っていたエントリーシートのセルフチェックの方法をご紹介します。

直前のチェックの重要性

ESを一度提出すると内容が変更できない仕様を採用している企業も多くあります。簡単なミスを見逃してしまうと、ESを書くのに十分な時間を割かなかったと企業に受け取られてしまい、マイナス評価を受けてしまいます。
たとえミスを含んだESが書類選考を通過しても、面接の場で指摘されてしまう可能性もあります。こうした事態を防ぐため、提出する直前にチェックすべきポイントをまとめました。

誤字脱字や表記ゆれはないか

一番初歩的なミスは誤字や脱字、および表記ゆれです。Wordなどに下書きしてESを作成している場合は、これらのミスが無いかどうかを「Ctrl + F」キーで文書内の単語を検索することで対処できるのでチェックする際に活用してください。

常体・敬体の統一

文章の語尾には、「だ。」「である。」となっている常体と「です。」「ます。」となっている敬体の2つの文体があります。どちらの文体がふさわしいかには明確な答えはありませんが、どちらで書くかをあらかじめ統一するようにしましょう。特に、文字数が多い質問が続くと文体がぶれてしまうことがあるので、全質問項目を通して十分に注意しましょう。

カタカナや送り仮名の統一

次にカタカナ語や漢字の送り仮名を統一しましょう。
例えば、「クオリティ」と「クォリティー」、「ポジティヴ」と「ポジティブ」などのように、外来語をカタカナで表記する際に表記ゆれが起きる場合がしばしばあります。これらはどちらでも正しい表記ですが限られた字数で伝えたい内容を伝えきることが大切ですので、同じ意味でも短い単語を用いましょう。
同様に、「終わり」や「終り」、あるいは「ただし」や「但し」なども送り仮名や漢字表記を統一することでまとまりの良いESになります。

製品名・プロジェクト名

メーカー業界を受検する際に特に注意したいのが、製品名などを正しく表記しているかです。その他の業界でも、プロジェクトなどの名前で誤字や脱字があると志望度や業界への理解度が低いと受け取られてしまうので細心の注意が必要です。

同じ表現の多用がないか

内容とは直接関係はありませんが、同じ表現を多用していないかを意識することで読みやすい文章を書くことができます。例えば、同じ動詞を連続して使うと単調で読みづらい印象を与えてしまいます。上述の外来語も同じ単語を多用してしまうと、読みづらいだけでなく字数制限を圧迫してしまいます。そこで、筆者はWEBサービスの類語辞典を活用することで同じ表現の繰り返しを可能な限り避けるように気を付けていました。

主張が伝わりやすいか

次にあなたの主張が読んですぐに伝わる構成・内容になっているかです。提出する前に企業の人事になった気分であらためて一読してみましょう。その際に注意したいのが以下の二点です。

PREP法

PREP(プレップ)法と呼ばれる文章構成を用いて文章を書くことで説得力がある文章を作成できます。そして、PREP法を意識して読み直すことで他者から見た文章の読みやすさを確認することができます。
PREPとは、Point(結論)・Reason(理由)・Explain(説明・例示)・Point(結論)の頭文字です。まず初めに主張したいことを明確に記してあるか、そしてそれを補強する理由や例示がきちんとなされているか、最後に主張を再度提示しているかという順番で文章を構成します。これらをクリアした文章になっているかを確認しながら読み直してみましょう。

企業らしい内容になっているか

あなたがESを提出する企業に合わせた内容になっているかを確認しましょう。使いまわしの内容のみで具体性に欠ける内容になっていると、企業への志望度の低さを見破られてしまいます。提出する企業名を伏せた状態でもどの企業に提出するESか分かるほど具体的な志望動機を書くことが理想です。

矛盾はないか

最後に、各質問項目で矛盾している回答がないかをチェックしましょう。特に性格面での矛盾が見られないかに着目します。

各項目で性格が一貫しているか

各質問項目をまたいでも性格に一貫性がみられるかどうかを確認しましょう。例えば、自己PRで記入したあなたのパーソナリティからは考えられないようなガクチカや成功体験を語っていないでしょうか。2つの内容が多少離れていても構いませんが、ガクチカに記されている経験に至るまでのロジックを明確に書くか、面接できちんと説明できるように用意しておきましょう。

適性検査と一致した内容か

書類選考と同時に適性検査を学生に課す企業は非常に多く、適性検査で診断された性格とESに記された性格が乖離していると、虚偽回答をした可能性を指摘されてしまいます。これに関しては、適性検査を受検してESを提出する段階では防ぎようがありません。
あらかじめ診断結果を確認できる適性検査のWEBサービスを用いた自己分析を行い、適性検査への自身の回答からみたパーソナリティを確認してからESを作成することをおすすめします。

最後まで気を抜かず完璧なESに

今回は四点に分けて、ES提出前のチェックポイントをお伝えしました。どんなに長いESでも10分程度でセルフチェックすることができるはずですので、最後まで気を抜かずにESを作成しましょう。ES提出のタイムマネジメントに関しては以下の記事も参考にしながら時間に余裕のあるスケジュールを心掛けてみましょう。