就活の心強い味方
就活の心強い味方

社員口コミサイトの決定版、openwork(旧:vorkers)。漠然と眺めているだけでさまざまな情報を知ることができて面白いですよね。しかしこのopenwork、たくさんの機能があるのに活用できている人は多くない印象です。今回はopenworkをより活用する方法や、閲覧するうえでの注意点などをご紹介します。

注意点

まずはopenworkを利用するにあたって注意すべきポイントをご紹介します。

退職した人の書き込みが多い

社会人がopenworkに口コミを書き込む動機はどのようなものでしょうか。最も自然な動機はopenworkを無料で利用するためでしょう。openworkでは自分が所属している会社に関する口コミを投稿すると、無料ですべての口コミを閲覧できる仕組みになっています。そのため、口コミを提出している社員の多くがopenworkで他社情報を確認したいと考えている社会人、具体的には「転職検討中の社員」であると想定されます。転職を検討しているということは自社に満足していない可能性が高く、そのため口コミも批判的なカラーを帯びやすいことは留意しておきましょう。自社に大満足している人はあまり書き込む動機がないのです。

転職が「普通」の産業ではスコアが高めに出る

しかし一方で、必ずしも転職が自社への不満に結びつかない業種もあるでしょう。コンサルティング業界や外資系投資銀行などでは転職することが一般的なキャリアとして認められています。
「長期雇用を期待して入社したのに、転職を考え始めた人」と「転職もあらかじめ考えていた人」では後者のスコアが高めに出る傾向がありそうです。「TOPIX core30」に属する世界的日本企業30社と主要コンサルティング会社20社のopenworkの総合評価スコアを比較してみましょう。
なお、コンサルティング会社は以下の企業のスコアを使用しました。

  • アーサー・D・リトル
  • EYアドバイザリーアンドコンサルティング
  • アクセンチュア
  • アビームコンサルティング
  • ATカーニー
  • クニエ
  • 経営共創基盤
  • KPMGコンサルティング
  • コーポレイト・ディレクション
  • シグマクシス
  • デロイトトーマツコンサルティング
  • ドリームインキュベータ
  • 野村総合研究所
  • PwCコンサルティング
  • フューチャーアーキテクト
  • ベイン・アンド・カンパニー
  • ボストン・コンサルティング・グループ
  • マーサージャパン
  • マッキンゼー・アンド・カンパニー
  • ローランド・ベルガー

(五十音順)
平均値を計算した結果(ばらつきが大きくないため平均値を採用しました)
Core30企業:3.58
コンサルファーム:3.99
という結果になりました。core30は日本を代表する企業であり、主要コンサルファームと比較して不利ということはないと思われます。先述の通り、転職がネガティブなイメージを持つ環境か、それとも当たり前の選択肢であるかが影響しているのではないでしょうか。

巨大企業の評価は要注意

巨大企業のスコアを見る際にも注意が必要です。規模の大きい企業には自分の想定する職種以外の口コミが大量に含まれており、本来自分には重要でない情報もインプットしてしまう可能性があります。
例えば銀行であれば、総合職に始まり、エリア総合職、一般職、さらに出先店舗のパートまで口コミすることができます。あなたの先輩社員として可能な限り近い職種・所属の社員を探してみてはいかがでしょうか。

書き込んだ時期に注意

企業は変革の時期を迎えると、とてつもない速さで変わっていきます。かつてモーレツ激務な体質だった日本電産が永守社長のイニシアティブで働き方改革へ邁進したように、ほんの数年で変わることすらあります。
openworkで企業の風土などを調べているとき、できるだけ新しい情報を参考にしましょう。openworkでは、それぞれの口コミに回答日が記載されていますので、5年以上前の情報などはあまり参考にならないかもしれません。

オススメ便利機能

スコア評価者絞り込み機能

openworkの企業トップページには評価のグラフが載っていますが、その右下にある「職種などで絞り込む」を押してみてください。通常全社員から算出されているスコアを職種や性別、採用窓口によって抽出して総合評価を計算することができます。
この機能を使うと、その会社の性質をより深く理解することができます。

例えば、「新卒採用」「中途採用」の絞り込みを比較すれば、その企業が中途からでも活躍しやすいのか、新卒を重視しているのか検討することができます。女性、男性の絞り込みを比較すれば、女性の働きやすさに力を入れているのか、より実態に即した形で理解することができます。

グラフ化機能

先ほど、企業は変化していくと述べましたが、その変化をビジュアル的にとらえられるのがグラフ機能です。企業トップページに「データ推移を見る」というボタンがあります。こちらのページでは2つの項目を選択して、その推移を年単位で追っていくことができます。残業時間を選択すると、いかに日本企業が働き方改革を推進したか理解できます。このデータで興味深い点として、一部企業では売り上げなどの業績データもプロットできるということです。売り上げや利益率もグラフ化できるのは、企業研究でとてもありがたい機能ですね。

年収・給与タブ

openworkで一番人気があるであろう年収・給与のタブですが、ここでも企業研究に活かす材料があります。それは年次と給与の関係です。年功序列か実力主義かは通常の企業研究ではなかなか判断の難しいところです。説明会で尋ねても、「バランスが取れている」という風な回答しか返ってこないかもしれません。しかし、この年収データに書いてある社員の年次と給与額を対応させてみていくと、同じ年次でもどの程度の給与差が発生するのかを把握することができます。

情報は使い方でもっとおいしくなる

就活ではopenworkをはじめ、さまざまなメディアがあります。その情報を自分なりに整理し、示唆を出していくことでより役に立つ武器をつくってみてはいかがでしょうか。このレクミーメディアもお役に立てて頂ければ幸いです。