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就活が本当に辛い時の心の処方箋
就活が本当に辛い時の心の処方箋

就職活動が続いていく内に、過去の面接での失敗を思い出して辛くなったり、将来のことが不安になって眠れないという状況になったことはありませんか。筆者は就活中、ESや一次面接で落ち続けて心がすさんでいた時に松岡修造さんのある言葉に出会い、勇気をもらうことができました。就活で辛い思いをしている方にこの記事が少しでも役に立てば幸いです。

就活が原因で心を壊してしまう人は多い

就活で面接に落ち続けると本当に辛いですよね。ESや一次面接で大量のお祈りを貰ってメンタル的に追い込まれていた筆者にとって、「いつかはきっと縁のある会社に内定をもらえるよ」という周囲の言葉は全く慰めになりませんでした。友達にはもう最終面接に進んでいたり、インターン経由でそもそも就活解禁前に早期内定を獲得している人までいたりして、常に劣等感に苛まれていました。
現実問題として、就活生の七人に一人が就活を原因とするうつ病に罹患してしまっているとも言われています。この事実から、日本の就職活動がいかに過酷であるかということを伺い知ることができます。

就活の辛さから解放してくれた、ある言葉

精神的にギリギリの状態で毎日の説明会や面接をこなしていた時、たまたま動画サイトで元プロテニスプレイヤーの松岡修造さんの動画を見かけ、そこで語られている言葉に救われました。こちらの動画の5分25秒あたりからの言葉をご覧ください。

就活が辛いと感じる就活生は「過去」と「未来」に考えが囚われている

修造さんは、「過去のことも未来のことも考えずに、今自分にできることをやってみよう」と語っています。これは就活生にとって、心を軽くしてくれる言葉だと思います。

過去を振り返ると後悔が止まらない

「今日の面接、緊張しすぎて準備してたこと話せなかったな・・」「もっと早くから業界研究をしていればよかった・・」と就活中に思った方は多いのではないでしょうか。その気持ちは本当にわかります。筆者も第一志望の企業の面接で極度の緊張から上手く話すことができず、それが原因で落ちてしまった時には何度後悔したか分かりません。後悔しても結果は変わらないということは頭では分かっていながらも、それを忘れることって難しいですよね。

未来を考えると恐怖が湧いてくる

就活期の自分を振り返ってみて、未来のことに思いを巡らせ過ぎるのも良くないと今なら分かります。就活初期には「受けていたらどこかには引っかかるだろう」とポジティブに考えられていました。
しかし想像より厳しい就活の現状を知っていく内に、「このまま落ち続けて、ニートになってしまったらどうしよう・・」と将来のことをネガティブに考えてしまい、その不安が面接にも表れてしまうという負のスパイラルに陥っていました。

今やるべきことにだけ意識を傾けよう

この動画を見てから、筆者は過去でも未来でもなく、努めて「今」に考えを集中してみました。すると、少しずつではありますが頭の中でやるべきことがクリアになり、最終的には納得のいく就活をすることができました。
そこで皆さんに、筆者が動画を見てから取り組んだことを二つご紹介します。参考になりましたら幸いです。

就活を忘れる時間を作る

「今やるべきことを考えよう!」といきなり言われても、実際にすぐにやる気が出る人はあまりいないと思います。これは慣れない環境で行われる説明会や面接であなたの脳が知らず知らずのうちにストレスを感じ、疲労状態になってしまっているのが主な原因であると考えられます。なので、まずは英気を養うことを優先しましょう。
そのためには就活を忘れる時間を作ってあげることが必要です。ショッピングや映画、読書、ゲーム、スポーツ・・何でもいいです。筆者はジムで汗を流して気分転換していました。とにかくあなたが大好きなことをして、就活で頑張った自分を一旦休ませてあげてください。

ESを頑張って「一枚だけ」書いてみる

体力・メンタルが回復したら、一枚だけESを書いてみましょう。「もう書きたくないよ・・」という気持ちは分かります。しかし一枚だけで構いません。ESには精神安定剤のような役割があります。持ち駒を増やすことはメンタルの安定につながり、それだけでも就活の面接では有利になると考えられます。
とはいえ、提出に多少の労力がかかってしまうことも事実です。「あと十枚くらい書かなきゃ・・」と考えてもせっかく出てきたやる気が萎えてしまうだけでしょう。しかし、一枚提出してみると「もう少し書いてみるか」という気分になることもあります。そのため、まずは「一枚だけ」の意識で目の前のESに取り組んでみてください。

一流アスリートから学べることは多い

松岡修造さんのような一流アスリートの方々と、我々のような就活生には共通している部分があります。それは「大きなプレッシャーの中で結果を出していく必要に駆られる」ということです。そのため、アスリートのメンタリズムもまた就活に十分に活用することができます。辛い気持ち、不安な気持ちを乗り越えてこそ人は成長できます。この記事が、皆さんの気持ちが復活するきっかけになりましたら幸いです。