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就活手帳・ノート
就活手帳・ノート

会社説明会や座談会で周りを見渡すとどの就活生も真剣にメモを取っていますが、実際は何をメモしているのでしょうか。必死に全部メモを書き取るだけでは時間の無駄になってしまいます。内定者が実際にやっていた効率的なメモの取り方、話の聞き方をご紹介します。

まずはノートを購入しよう

就活手帳・メモ帳でもどちらでもOK!

会社説明会にメモ帳を持ち込まず、またはルーズリーフで参加する学生も見受けられますが、自分だけの就活ノートを作り持ち歩くことを強くおすすめします。
何十という企業の説明を受けるので、ルーズリーフのみでは管理が難しいからです。1つのノートにメモをし続けると後から振り返りやすく、説明を受けている最中でも過去のメモを確認することができます。
説明会では着席しながらメモを取ることや、時には立ったまま説明を聞くこともありますので、紙一枚のルーズリーフではなく、形がしっかりしたノートブックが適しています。
近年では、就活生がスケジュール管理しやすいように工夫された「就活手帳」が数多く販売されています。企業ごとに情報をまとめやすいレイアウトになっていて、就活生からの人気も高いですが、必ずしもこれらを購入する必要はありません。
筆者は普段から使っているスケジュール帳と企業の説明会で頂いたノベルティのノートブックのみで就活を乗り切りました。

綺麗さよりスピード勝負

次に、実際に説明会でメモを取る際のアドバイスをお教えします。
まずは、説明会の限られた時間の中で必要な情報を押さえる方法です。

自分が読めれば良い

就活ノートは他人に見せるものではなく、自分の中で知識を整理するためにメモを書き残すアイテムです。綺麗にメモを残そうとするあまり大事な情報を聞き逃してしまっては本末転倒です。メモの乱雑さが気になっても、説明会以外の時間で整理しなおせば良いだけなので、説明会の最中はスピードを重視してメモを取りましょう。

メモに没頭しすぎない

手早くメモを取ることは大切ですが、少人数で行われる説明会や座談会ではメモに没頭しすぎないことも必要です。社員との距離感が近い場では、相手の話をしっかり聞いている姿勢をアピールすることも大切です。特に座談会では、あくまで会話をしていることを念頭に置きましょう。記者会見のように質問攻めしてひたすらメモするのではなく、自分の思っていることや意見を社員に伝えることでさらに新しい情報を引き出すことができます。

情報を取捨選択する

説明会で社員の方が話す内容をすべて書き取る必要は全くありません。特に以下のような情報は配布されるパンフレット、または公式のWEBサイトに記載されていることがほとんどです。
・初任給
・採用人数
・勤務地
・福利厚生 など
限られた時間を有効に活用するために、現在本当に知りたい情報は何なのかをあらかじめ自分の中で整理しておき、どのような内容を注意して聞くべきか意識して臨むことが大切です。

考えたことを書き残す

筆者が説明会でメモを取る際に一番意識していたのは、自分が感じたこと、考えたことを忘れないうちに書き留めておくことです。
面接などの選考ステップで企業が最も知りたいのは、企業のステータスを褒める学生の姿ではなく、企業で学生が実現したいと考えていることだからです。

事実と感想を書き分ける

筆者が実際に行っていたのは無地のノートを縦線で2つに分けてメモをする方法です。左側には企業の情報や社員が話していた内容を、右側にはそれを聞いて自分が感じたことを率直な意見で書き留めていました。

右側の自分が感じたことの例として、社員の話を聞いたうえで疑問だと感じたことや違和感を覚えたことをメモしていました。後述しますが、逆質問の時間で解決できる場合や、座談会などで社員にあらためて聞くことができる場合があります。企業理解がさらに深まったり、志望度をアピールしたりするチャンスになります。

やりたいと思ったことを書く

上述のとおり、選考ステップでは自分がやりたいと考えていることを面接官に伝えます。社員の体験談などを聞く際には、自分もこれをやりたい、この人と仕事をしてみたいと強く共感した部分をメモします。話してくださる社員の名前や配属などを簡単にメモしておくことで後から見直すときに思い出しやすく、更に選考では具体性を持たせて面接官に志望動機を伝えることができます。

時間を無駄にしないために

短い説明会で時間を無駄にしないために筆者が意識していたことは3つあります。

ESの質問項目をメモして臨む

本選考がすでに開始している企業の説明会には、ESの質問項目を控えてから説明会に臨んでいました。また、座談会では同じ質問を現場社員に問いかけてどのように答えるかをメモしていました。(あるいは就活生の時だったらどのように答えているかを質問する)
複数人に尋ねると共通点がいくつか見えてくるので、実際の選考で活用していました。

逆質問を考える

説明会の最後に学生側から質問ができる逆質問の時間が用意されることがほとんどで、この時間がアピールチャンスになる場合も多くあります。説明会の終盤に考えても思い悩んで質問できないケースも多いので、説明を受けている最中からどんなことを質問したいかを考えていました。

過去のノートを整理する

説明を聞いている最中で、自分がやりたいと思っていたことと全く違う、もしくは何度も同じ話を聞いたなどの理由でどうしても話を聞く気が起きない時もあります。
そうした時はぼんやり話を聞き流すのではなく、過去のノートを整理する、もしくはメモしておいた他企業のESの質問項目を見て回答を考えていました。

限られた時間を有効活用しよう

何十もの企業の説明を受ける際にメモの取り方を意識的に変えることで、情報を上手に整頓することができ、時間を有効に活用することができます。もちろん今回紹介したメモの取り方はほんの一例ですので、自分だけのメモの仕方で自分だけの就活ノートを作りましょう!