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就活準備は何をしたらいい
就活準備は何をしたらいい

先輩が講義にリクルートスーツでやってきたり、就活を頑張っている姿を見ると漠然と「不安」や「焦り」を感じますよね。しかし何から始めれば良いか分からずいざ就活しようと思った時には選考が始まっているケースもあります。今回は就活準備とは何なのか、大学生活の送り方を紹介します!

就活準備

就職活動と聞くと、リクルートスーツを着て面接している姿を想像することが多いのではないでしょうか。しかし実際はそれだけではありません。そこで就職活動がどのようなもので、どんな準備をしておけばよいかを理解し、スムーズにスタートダッシュを切りましょう。
そもそも就職活動は、自分の働く企業に出会い、その企業の一員になる作業を言います。その起点は企業との出会いであることを忘れてはいけません。その後、企業の一員になるための選考に参加し、(仲間に入れてもらうこと)内定をもらうことで就職活動は結論付けられます。
では、企業に出会うチャンスはどのようにやってくるのでしょうか。もちろん普段の生活でも多くの企業との接点を持っていることは事実ですが、就活における企業との出会いは企業の立場にたつことが非常に重要です。しかし企業の立場にたつことは容易ではありませんし、やみくもに出会っていては限られた学生時代を無駄にしてしまうかもしれません。そのため自分に合った企業を選択することが重要です。ただし自分に合った企業の選択には準備が必要です。効果的な準備を行い、企業選びの軸を定めましょう。今回は就活準備でおなじみの「自己分析」と「業界分析」の2つを紹介します。

自己分析

「自己分析」を就活準備で用いる目的は、「自分のやりたいこと」を明確にし、企業選びの軸、または判断基準を設定することにあります。とはいえ、「やりたいこと」とひとことでいっても実際に言語化するのは難しい作業です。「やりたいこと」を「できること」「できないこと」を明らかにした上で考えてみるとスムーズに進められるでしょう。
有効な方法としてはレクミー方式「軸の深掘り」を参考に自分の過去の経験と感情に注目して考えてみることもおすすめですが、筆者はそれでも難しいときに「他人との比較」から始めていました。具体的にな方法は以下の通りです。
(1)身近な友人で性格が正反対だと思う人をピックアップする
(2)それぞれの良いところを書き出す
(3)二人の良いところを比べる
(4)それぞれに自分が似ているところ、正反対なところを書き出す
この方法をとることで必然的に客観的な目線で自分を見つめなおすことができる可能性があるのでぜひ試してみてください!

業界分析

一方で、「業界分析」は自分が働く環境について知るために行います。具体的に、その業界に所属する企業ではどのような活動を行っており、その活動の目的・今後の展望や、業界での各企業の存在感についての知識や理解を深める作業のことを言います。業界というくくりそのものについての理解を、ある程度の情報量で知識として蓄えていくことが重要です。
自己分析を通して気付いた「やりたいこと」が出来そうな業界や、興味のある業界について調べてみましょう。業界の選び方としては、先輩が志望している業界や企業を聞き、その企業のWEBサイトを訪問してみることが手軽な方法でしょう。また、いろいろな業界についてマップにまとめた情報書籍も活用してみると理解しやすいです。
そのほか筆者が行っていたこととしてビジネスマンやOLを題材とした映画やドラマを通して業界イメージをふくらませ、そのイメージをもとに早期から行っている合同説明会やイベントに参加していました。

就活の現実

いきなり上記のように就活準備ををしようと思っても、ハードルが高く感じるでしょうし、就職活動期の現実的な生活スタイルなどは想像がつかないのではないでしょうか。そこで講義にリクルートスーツで訪れる先輩たちがどのような生活を送っているか、実態について金銭面と精神面から紹介します。

就活費用の問題

就職活動が本格化した先輩たちは、毎日企業に自ら出向き面接などの選考に参加していますが、都内大学生が一般的に就活にかかる費用として、スーツ、カバンなど、また交通費や就活対策本を購入したりすると、合計10万円~15万円程度かかるといわれています。就活においてこれだけのコストがかかることをまずは知っておくことが重要です。
また、本格的な活動期にはアルバイトをする暇さえ取れなくなってしまうこともあります。もちろんスケジュールを徹底的に管理することでアルバイトとの両立も可能ですが、上手なやりくりも必要です。筆者の場合は、アルバイトとの両立のほか、スマホで簡易的な家計簿を作ること、飲料水や一用品などはサブスクリプションを導入することでやりくりしていました。このようにできるだけ出費を可視化することによって、無駄な出費を抑えることができます。

就活はゴールではないこと

就職活動が始まってしまうと、毎日の説明会や選考会、面接を通し大学生活ではなかなか経験しないほどの評価される毎日を過ごすことになります。このような日々を送り、評価されない経験があると、中には自分のアイデンティティを喪失する人もいるのが事実です。
しかし就職活動を始める前に、就職活動はそもそも「マッチング」であることを忘れないようにすることはが大切です。企業に選ばれなくでも人生が終わることはありません。昔に比べて転職のハードルが高くなくなってきているので、第一志望に内定をもらえず、あきらめきれなくても再度転職の際にチャレンジできることもあります。
筆者は就活そのものが人生の通過点であることをイメージし、自分の人生を俯瞰してとらえるようにすることで選考スケジュールが詰まっているときも翌日の選考のためのステップと考えて取り組むことができました。

大学生活の送り方

就活準備がどのようなものか、就職活動の実態が分かったところで現在の大学生活を振り返ってみてください。大学生活は、高校時代までに比べ自分自身で自由な選択をして行動することができるため、やりたいことを思う存分楽しんでいる人もいるでしょう。
しかし反対に「やりたいことがない」「暇だ」と感じ充実感が得られていない人もいるのではないでしょうか。このように感じてしまう原因とその対策方法、大学生活の送り方について解説します。

「やりたいことがない」原因と対策

実は高校までは一生懸命に部活に勉強を頑張っていきた人が意外と陥りやすい現象です。
その原因は目標が明らかになっていない状態だからだと筆者は考えます。
高校生活までハードに走り抜けてきた人は、それまで自然と目標にむかって没頭し、打ち込む強さがあります。しかし自由な選択肢が増えるほどみずから考えて目標を設定していくことが重要です。頑張ってきた人ほど当たり前のこと過ぎて見逃してしまうのかもしれません。実はそのためにも上記の「自己分析」が役立ちます。しかしこの場合の自己分析では「他人との比較」よりも自分自身の過去の経験をレクミー方式で深掘りすることが有効です。
それでも「やりたいこと」が見つからないと場合には、上記のように就活ではコストが思いのほかかかりますし、卒業旅行などのイベントが待っているかもしれないのでアルバイトと貯金をしておくのもよいでしょう。実は没頭しているうちにやりたいことが見つかるケースも少なくありません。(筆者体験談)

就職活動との関係性

大学生活においても就職活動においても「やりたいこと」を見つけることは簡単なことではありません。しかし、リアルな実態について知ることは自分の将来を知る手助けになるのではないでしょうか。大学だけでなく、社会人になってからも自由な選択を自ら決断し、行動していくことが必要になります。だからこそ「目標」をもち貴重な大学生活を送ることが重要です。事実、大学生活を「目標」をもって充実させ、楽しむことを就職活動の選考の場で評価されていることを筆者は先輩やある人事の方から伺いました。
ぜひ就活の実態から就活している自分を想定した計画のもと大学生活を楽しんでくださいね1

大学生活も計画性が重要

就職活動とは何か、準備に必要なこと、就職活動の実態について少しはイメージができたでしょうか。情報収集とイマジネーションで、よりリアリティのあるイメージをつかみ、大学生活も就職活動も充実したものにしてくださいね!