ページ上部バナー
面接のはじめの一歩
面接のはじめの一歩

ESが通過していよいよ面接!しかし、面接は面接室に入る前から始まっています。ノックの仕方、お辞儀の仕方、座るタイミングに荷物の置き方など、就活生にとっては分からないことだらけです。この記事では、面接室の入り方から退室するまでの流れを説明していきます。

入室する際の心構え

入室から面接が始まります。

身だしなみの確認

面接室に入る前に、まずは自身の身だしなみを整えましょう。清潔感のあるヘアスタイルか、革靴はしっかりと磨かれているかなどは家を出る前にチェックしましょう。
また、面接を行うビルや最寄り駅のトイレなどでも今一度確認することをおすすめします。ネクタイは曲がっていないか、シャツやブラウスがパンツやスカートから出ていないかなどを鏡で確認します。
冬場だとコートやマフラーなどの防寒具を身につけることも多いと思いますが、企業のビルに入る前にすべて外しましょう。マフラーなどはカバンにしまい、コートは2つに畳んで片手に掛けて入室しましょう。折り畳み傘なども雨を払ってカバンにしまうほうが好ましいでしょう。

ノックの回数・ドアの開閉

いよいよ入室です。ノックの回数に関してはさまざまな意見がありますが、ノックの回数は3回が一般的とされていますので、しっかりと丁寧に3回ノックしましょう。2回だと空室の確認を意図するとされ、勘違いされてしまう恐れもあるからです。
ノックをすると中から面接官が「お入りください」と言われるので「失礼いたします」と答えてから入室します。
その後は、右開きのドアは右手でドアを開けて入室しましょう。その際も「失礼いたします」と言います。そして、面接官に完全に背を向けてしまわないようにドアを閉じましょう。
グループ面接の場合ははじめに入室する学生が扉を開け、最後に入室する学生が閉めましょう。

入室したらまず挨拶

ドアを閉じたらまずはお辞儀をしましょう。「よろしくお願いします」と笑顔で話し、30度の角度で頭を下げます。この際、一つ一つの動作をきびきびと行い、挨拶をしながら頭を下げるなどはしないようにしましょう。

面接が始まる前に気を付けること

座る位置は下座

入室したら「こちらへどうぞ」と座席を指され案内される場合が殆どですが、特別な指示がない場合は「下座」に座りましょう。「下座」とは入り口に近い座席のことで、「上座」は出入口から遠い場所になります。

すぐに座らない

座席に案内されてもすぐに座ってはいけません。座席の横、下座側に立ったら大学名と名前を面接官に告げます。「どうぞお座りください」と着席を指示されてから「失礼いたします」と一声かけてから座りましょう。

カバンとコートは足元に

着席する際、カバンとコートは基本的には足元に置きましょう。逆質問をする際やスケジュール確認などに手帳やノートを取り出して良いケースもあります。コートはカバンの上に畳んで置きます。椅子に掛けても構わないケースもありますが、その際は椅子に着せるようにコートを掛けるのではなく、二つ折りで畳んで掛けましょう。どうしても床に置きたくなくて特別な指示が無い場合は自分から聞いても良いかもしれません。

姿勢よく受け答えする

面接の基本中の基本ですが、椅子には姿勢よく座りましょう。深く腰掛けすぎず、背もたれと背中にこぶし一つ分程度スペースを空ける意識で背筋を伸ばしましょう。女性は手を重ね、男性は軽く握って膝の上に置きます。ここまでして、初めて面接のスタートラインに立つことができます。

退室するまで気を抜かない

終了したら立ってお辞儀

面接終了と伝えられたら、その場で着席したまま御礼を言いましょう。社会人である面接官が自分の話を聞くために時間を費やしてくれていますので、「本日は貴重なお時間をいただきまして、誠にありがとうございました。」と感謝の気持ちを伝えます。
規律した後は、椅子の横でもう一度「ありがとうございました」と一礼します。

ドアの前でも挨拶

ドアの前まで来たら面接官の方を向き、「失礼します(失礼しました)」と挨拶をして退室します。面接官に背中を完全には向けずに、入室時と同じように丁寧に扉を開閉しましょう。
退室した後も気を抜かず、コートやマフラーを身につけるのはビルの外に出てからにしましょう。また、エレベーターまで案内をしてくれる場合もありますので、最後まで笑顔で丁寧に対応しましょう。

マナーを意識しつつも柔軟に対応しよう

いかがでしたか。基本的なマナーを意識することで不安も取り除かれ、緊張が和らぐのではないでしょうか。ESや適性検査の対策をするのはもちろんですが、身だしなみやマナーも身につけてこそ初めて面接のスタートラインに立てたと言えるでしょう。ただし、面接の形態はさまざまでこれといった正解がなく、戸惑う場合もあるでしょう。そんな時はマナーを元にに自分で考えて丁寧さや真摯さを心掛けた行動で企業に自身をアピールしましょう。