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ワークライフバランスを意識して就活を進める新卒が多い昨今、IT・通信企業ながらクリーンでホワイトな社風で人気を集める「NTTコミュニケーションズ(NTTコム )」。しかし、事業や実際に何をやっている企業なのか分からないという学生も多いのではないでしょうか。この記事では、グローバルに活躍するNTTコムの事業から本選考に役立つ情報までお伝えします!

NTTコミュニケーションズはどんな会社か

NTTコミュニケーションズ株式会社は1997年に設立された日本電信電話株式会社(NTT)の完全子会社の一つで、WEBサイトによると、NTTコミュニケーションズは「クラウド、ネットワーク、セキュリティ、コンサルティングを提供」し、顧客である企業の「グローバルビジネスをサポート」する企業です。その拠点は40カ国以上に広がり、NTTグループ内でも随一のグローバル思考企業です。NTTがもともと官営企業ということもあり、お堅いイメージを持つ就活生も多いとは思いますが、近年はクリーンでホワイトな社風で注目を集めています。

NTTコミュニケーションズの事業内容

次に、NTTコミュニケーションズが取り組んでいる事業を2つに分けてご紹介します。

法人向けITソリューションの提案

NTTコミュニケーションズが力を入れているのは法人向けのICT(Information and Communication Technology)ソリューション事業です。世界へ進出する企業を、手助けする方法を、NTTコミュニケーションズが通信事業者ならではの自社の強みとしているクラウドやセキュリティの構築などのITの力でグローバル企業を手助けします。40か国、110都市以上に拠点を持つNTTコミュニケーションズは特にアジアでの市場シェアを獲得しており、NTTグループの強固な地盤や様々なグループ会社との協力を活かしてグローバルに進出する企業のビジネスを下支えしています。こちらのB to Bビジネスを主力事業にしているため、馴染みが無いという学生も多いのではないでしょうか。

個人向けネットワークサービスの提供

一方で、私たち消費者にも身近な事業はネットワークサービスの提供で、「OCN」と呼ばれるインターネットプロバイダーの名前はその代表です。電話やインターネットの接続はもちろん、近年では「格安SIM」のスマートフォン販売などにも注力しています。

NTTコミュニケーションズの魅力

新しいことに挑戦

NTTコミュニケーションズの魅力は、常に新しい事業にチャレンジし続けられる環境が整っていることです。NTTコミュニケーションズでは、顧客となる企業の課題に向き合いながら新しい解決方法を創出することが求められます。
通信事業者であり、ITコンサルティングファームとしても活躍するNTTコミュニケーションズは、まだ先行きが不透明なIoTやビッグデータの活用などでいかにしてイニシアティブを獲得するために新しいことを追い求め続ける人材が求められています。そのため、常に新しいことに挑戦することが好きだという学生の方に向いている企業だと言えます。

グローバルに活躍できる

次に、NTTグループでも随一のグローバル企業で、世界で活躍できる地盤が整っています。上述の通り、40か国110都市以上に拠点を持つNTT コミュニケーションズは自分から手を挙げれば海外で活躍できる風通しのよさもあります。
筆者もNTTコミュニケーションズが主催する社員座談会「Communications Cafe」に足を運び社員と交流をする中で、「海外で経験を積みたい」というモチベーションを持つ社員がとても多く、実際に海外の現地法人を担当したという社員のお話もたくさん聞くことができました。
こうした社員を多数招いて座談会を開催していることから、グローバルな視野を持つ学生を求めていることが分かります。また、「トレイニー制度」を活用することで、若手社員のうちから1年間海外の現地法人に赴任することができます。ただし、一定の語学力や熱意をしっかりと伝えることが大切です。

ホワイトな社風

そして、近年ではホワイトな社風で注目を集めています。IT企業、コンサルティング業務というと激務で残業が多いというイメージを持つ学生も多いでしょう。しかし、NTTグループ全体の特徴として、働き方改革に積極的に取り組んでいます。元官営の企業ということで、公務員のように定時で退社する社員も多いようです。実際に、企業は水曜日と金曜日は18時までの定時退社を勧めており、残業率も低いことで有名です。
筆者も説明会に参加した際に17時半の一斉退社に巻き込まれた経験があり、帰宅するのに時間がかかり大変だった覚えがあります。また、勤務地に関しても国内では殆ど都内勤務であるのも人気の一つです。というのも国内で顧客としているのは、政府や本社が都内にある大企業が中心だからです。さらには女性の復職率の高さなども企業説明会でアピールしており、ワークライフバランスを意識した就活生が増える中で人気が高まっています。

NTTコミュニケーションズの本選考

職種一覧

NTTコミュニケーションズではエントリーの際に、セールス(営業)・サービス企画・ICTエンジニア・戦略スタッフ(財務・法務)のいずれかを希望職種として提出します。
入社後は提出した職種でキャリアコースが確定するのではなく、提出した職種で活躍するためのキャリアプランが組まれ、例えセールス志望で提出したとしても、ICTエンジニアやサービス企画を担当することが多くあります。

求める人材

具体的には、「ICT市場の急速な変化を前向きに楽しめる人、変革を恐れず、やると決めたら立ち止まらないでチャレンジする勇気と信念を持った人、ご自身が得意とすることを磨き、プロフェッショナルとして世界で挑戦する意欲を持った人」という人材像を掲げており、前項で紹介したNTTコミュニケーションズの魅力に共感できる人材なら活躍できるはずです。

ESの質問項目

ESの設問は以下の通りです。
・志望職種において、挑戦したいことや夢、目標を教えてください(400字)
・上記を自分が実現できると思う理由について、これまでの具体的な経験やエピソードを交えて教えてください(400字)
・自身のアピールポイントを教えてください(200字)
・その他、伝えたいことがありましたらご記入ください。(200字)
・グローバルな経験(ICTにまつわる経験)などがあれば教えてください(400字)
自身の志望動機やガクチカを企業の理念に絡めて表現する必要があるとともに、熱意を最大限にアピールすることが不可欠です。特に、必須ではない自由項目ではアピールポイントでは伝えきれなかったことを書きましょう。ESの通過者の中では自身の短所をありのままに記述する人や、志望動機を更に書き足す人もいました。筆者は自身のアピールポイントを理由づけるエピソードを書き足しました。

選考のフロー

一般の選考フローではESを提出した後にテストセンターで適性検査を受検します。グローバル企業らしく適性検査では英語が課されていますので、十分な対策をしましょう。
ES・適性検査の提出後はグループディスカッションを行い、その後2回面接を通過すると内々定となります。また、インターンシップ参加者や上位校の学生には人事部やOBから直接メールが届き、OB訪問や懇談会などを経由した早期選考に案内されるケースもあります。早い段階で4月の段階で内々定をもらえる学生もいます。

TOEICの目安

TOEICの点数は850点がボーダーとも言われていますが、あくまでも基準であり選考受検時に必ずしも850点に近しい点数を取る必要はありません。しかし、NTTコミュニケーションズで活躍するにはそれ同等の英語力が必要となるのは覚悟しておくべきです。

NTTグループにたくさん足を運び理解を深めよう

B to Bビジネスを主力に展開しているNTTコミュニケーションズの事業や社風をより深く知るためには、他のNTTグループの企業を含めてたくさん足を運ぶことが重要です。他社との違いを理解することでより企業理解が進み志望動機がシャープになりますし、社員と実際に交流することで企業の雰囲気を肌で感じることができます。