早期に理系院生が就活するメリット
早期に理系院生が就活するメリット

理系大学院生の就活で最も一般的なのは学校推薦を使う方法です。就活にかける時間も手間も少なく済みますが、本当にそれでいいのでしょうか。きちんと時間をかけて業界・企業研究をしていないと、いざ入社してみたらやりたいこと違うなんてこともあるかもしれません。この記事では理系大学院出身の筆者が経験した早期に就活をするメリットとデメリットを見ていきます。

理系大学院生の就活

「学校推薦とかあるし年明けからでよくない?」「どこのメーカーのインターン行こうかな〜」。理系院生である筆者のまわりでは、こんな声をよく聞きます。それもそのはず理系院生の多くは日々を研究に追われ、就活を早くから始めるなんてコスパが悪い!と思われがちです。

筆者の就活フロー

筆者の就活のハイライトをまとめました。修士1年の5月から動き始めてベンチャー企業を中心にサマーインターンに参加しました。秋からは日系の大手企業も視野に入れ、比較的長い時間をかけて幅広く企業を見る就活をしていたと思います。

理系院生の就活は大きく2種類

就活には大きく分けると2つの方法があります。1つは前述の学校推薦、2つ目は自由応募をベースに進めていく方法です。今の就活市場における理系院生は学校推薦を使う方がコストを少なく就活を終えられるため、メジャーな方法となっています。学校推薦を用いる場合、学校が就活のために動いてくれる3月頃まで学生は待っている必要がある一方、自由応募は学校とは無関係なため自分のやりたい時期から始めることができるといった特徴があります。

早期に動き出すメリット

視野が広がる

就活には2つのステップがあります。就職先候補を探す第1ステップと就職先候補に合格する第2ステップです。多くの学生はこの第2ステップに躍起になり、内定を取る作業に注力しがちですが、この第1ステップを忘れてはいけません。特に忙しい理系の院生はこの第1ステップに満足に時間をかけることができず、企業とのミスマッチを起こしがちです。早期に動き出すことで自分の専門とは異なる業界も見ることができ、自分のやりたいことが本当に専門と一致しているのか確認することができます。

サマーインターンシップ

売り手市場といわれている近年では、企業の多くは学生との接点を多く持つためにいろんなイベントを開催しています。このチャンスを使わない手はありません。本選考が始まる前に興味のある企業の雰囲気や風土を確認できる最大のイベントが、このサマーインターンシップです。また、サマーインターンシップに参加するためには用意された複数回の選考を突破する必要があります。この選考は、本選考前に自身のレベル感を見定めるいい機会になります。レベルの高いインターンに参加して得られた多くの知識や経験は、みなさんの自信につながることは言うまでもないでしょう。

早期選考

就活の序盤は学生の数も限られているため、早期に動いている学生の方が人事の目に止まりやすいと感じます。企業にもよりますがインターンで活躍した学生は早期に選考をしてくれることがあります。企業とのマッチングを深めていくためにも、早めにいろんなイベントに参加してアピールする機会を増やすことをお勧めします。

早期に動き出すデメリット

筆者は基本的に早期に動くことをお勧めしていますが、自身の就職活動を振り返ると早期に動くことで生じるデメリットもありました。研究室での立場が悪くなってしまったことです。これは筆者の要領の悪さのせいもありますが、早期に動くことで周りの研究室の学生よりも研究に割ける時間が少なくなりがちです。就活をしていて研究がおろそかになってしまいましたでは理系の大学院に進学した意味が薄れてしまいます。

研究活動との両立を!

なにはともあれ学生の本文は勉強です。ですが、早期に就活を始めることがもたらすメリットは計り知れないと理系院生の筆者自身は体感しました。みなさんも学会発表の合間や夏休みなど、少し早めから空いた時間に就職活動をしてみてはいかがですか?