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マーケティング職
マーケティング職

就職活動をしていると「マーケティング」「企画」という職種をよく目にします。この記事では、マーケティングの職種や実際に何をやるかなどを就活生向けにわかりやすく解説していきます。

マーケティングとは

日本マーケティング協会によると、「マーケティング」とは、「企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動である。」と定義されています。経営学者ピーター・ドラッガーによると、「マーケティングの理想は、販売を不要にすることである」と定義されています。つまり、「モノを売る仕組みづくり」がマーケティング活動なのです。

マーケティングの仕事一覧

デジタルマーケティング

消費者がWEB上で行った消費・購入活動を始め、アクセス行動やコンテンツの閲覧歴などのデータを細かく分析する職種です。分析されたデータは、消費者のニーズに合わせたデジタルコンテンツの作成やWEB上でのサービス提供などに使用されます。また、WEB上のデータだけでなく、実店舗での購入履歴なども分析の対象となります。WEB広告への出稿やサイトの改善などデジタル領域に関わる広い範囲のマーケティングを総称してデジタルマーケティングと呼ばれています。

CRM(Customer Relationship Management)

収集した顧客情報を分析してマーケティングを行う職種です。分析した情報を活用することで顧客満足度やロイヤリティを高め、販売活動につなげていきます。MA(マーケティングオートメーション)系のツールが各企業から出されていますが、これらはCRMの一環として活用されることが多いです。例えばECサイトなどでは物を買ったユーザーの行動履歴を分析して、次にユーザーが欲しているものなどを適切な時期に、メールなどで通知することがあります。これも顧客満足度を高めるCRMの1つであり、メールで自動送信する情報や時期をMAツールで行っている企業もあるようです。

プロダクトマーケティング

プロダクトマーケティングとは、名前の通りプロダクト(製品)を中心としたマーケティングのことを指します。自社製品を持っている事業会社などでは、販売の促進や製品のプロモーションを打つ際にプロダクトマーケティングが行われます。また、販売促進だけでなく製品のマネジメントも兼ねているため、製品管理やブランディングなども含めてプロダクトマーケティングとすることが多いようです。
1つの製品に対して、誰にどうやって販売していくかを総合的に考えていくのがプロダクトマーケティングの面白いとこでもあります。

会社によって部署は異なる

会社によってマーケティングを行う部署は異なります。マーケティング部署があるところではマーケティング活動全般を担っていますが、事業推進部がCRMを行うこともあります。自分が行きたい会社ではどこでどんなマーケティングを行っているのかをしっかりと把握しましょう。

マーケティングをしたい学生へ

マーケティング職の具体的な仕事についてご紹介しました。マーケティングというと広い意味で使われることが多く、具体的に何をしているかが分かりづらいこともありますが、この記事で紹介したようにマーケティングも細かく見ていくと様々なことが行われています。就活生には、自分のやりたいことがマーケティングの中にあるのかを考えてもらうきっかけになればうれしいです。