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面接の振り返り
面接の振り返り

就活生の皆さんは待ち構える面接に向けて日々対策を行っています。しかし、既に終えた面接の振り返りもやっているという方は意外と少ないのではないのでしょうか。受験勉強と同じように、復習も就活において自己成長のための重要なポイントです。面接の復習方法と、その効果を見ていきましょう。

面接を振り返ることはメリットばかり

翌日になれば気づきを忘れてしまう

3月以降は面接や説明会が連日で続き、1つ面接が終わっても次の選考が数時間後に控えているということが頻繁にあります。そんなハードスケジュールの中では、面接の翌日にはすっかり内容を忘れてしまうということが起こってしまいます。
志望動機はもっとこう答えればよかった、もう少し声を大きくした方が良かった。
といったように、面接直後に新たな発見や改善点を見つけることができても、それを忘れて次に活かすことができなければ無駄になってしまいます。

自分の発言のズレを防ぐ

企業はそれまでに行われた面接で聞いたことや、学生が発言した内容を記録しています。
ですので、面接官はその引継ぎ資料を基に、「前回の面接では○○とおっしゃっていましたが~」で始まる聞き方や、あえて同じことを学生に改めて質問するケースがあります。
そのようなとき、前回と内容が食い違うことを話してしまうと、この学生は一貫性がない、あるいはウソをついているのではないかと疑われてしまいます。
それまでの選考で話したこととのズレを防ぐためにも、面接の振り返りは非常に大切なのです。

質問はどの企業もほとんど同じ

面接で聞かれる質問の代表といえば、「ガクチカ・志望動機・自己PR」の3つです。
しかし、面接官はこの3つの質問をそのまま聞いてくるとは限りません。
例えば自己PRを聞くにしても、「これだけは誰にも負けないという強みはありますか?」と言い換えたり、志望動機でもはじめに自社の志望順位を尋ね、「なぜ弊社はその順位なんですか?」と聞いてくることもあります。
聞いている内容はごく普通のことだけど、聞き方のせいで上手く答えられなかったという事態を避けるためには、やはり面接の振り返りが大切です。
受けた面接の内容を思い出すことで、今後似たような聞かれ方をされても対応することができます。

面接の復習ノートを作る

文字に起こすメリット

面接の振り返りを頭の中だけで終わらせてしまうとすぐに忘れてしまうため、ノートに記録することをおすすめします。
ノートに書くメリットはこれだけではありません。自分の頭の中で考えたことや、面接中の出来事を実際に文字に起こすことで、思考をクリアにし、事実を客観視できます。
さらにその前に受けた面接の振り返りと比較することで、以前の反省を改善できたかどうかも確認することができます。

面接の一部始終をすべて記録する

面接の振り返りは、質問された内容とそれに対する受け答えがメインです。しかし、そのほかにも面接官の名前やリアクション、面接中に感じたことなど、すべてを記録する気持ちでノートに書きましょう。
細部まで思い出そうとすることで、より具体的に当時の状況を振り返ることができます。1つの面接から少しでも多くの気づきを発見するために、一部始終を思い出すことが大切です。

面接終了後すぐに書く

あとでやろうと思うと人はなかなか実行することができず、結局やらないままというのが一般的です。
面接直後はかなり疲れているかもしれませんが、筆者は電車に乗ったらすぐスマホのメモに記録するようにしていました。

予習ノートとしても活用する

面接の予習というのは、次回の面接で意識したいポイントや、質問されそうなことをまとめておくことです。
前回の面接は少し早口になってしまったという反省があればそれに注意するように、あるいはOB訪問などを通じて、何が質問されるか分かるのであればどんな風に答えるべきかを書き留めておきます。
面接終了後に改めて振り返れば、予習+復習で効果倍増です。

他者のフィードバックを取り入ればもっと成長できる

自分では気がつかなかった改善点を見つけられる

自分で振り返ることは大切ですが、やはり他者からの視点というのも無視できません。
普段の話し方や癖、表情、姿勢などのノンバーバルの改善点は、なかなか自分で気がつくことは難しいです。キャリアセンターなど面接のフィードバックがもらえる就活イベントを利用すれば、自分では気がつかない反省点を見つけることができます。
自分で面接を振り返り、他人からの意見を取り入れれば、さらに面接のブラッシュアップにつながります。

自分の特徴を理解して面接に挑む

面接で改善点を見つけても、その内容や解決策はもちろん人それぞれです。面接を通過するためには、自分にマッチした攻略法を生み出す必要があります。一つ一つの面接を振り返ることでいい点悪い点を洗い出し、内定獲得を目指しましょう。