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志望理由は社員の人柄
志望理由は社員の人柄

就活中、説明会やインターンを通じて、社員の方の雰囲気や性格がすごく魅力的に感じることがあります。こんな人たちと一緒に働きたいと思ったのなら、それを志望動機で伝えたいですよね。しかしこの「人に惹かれた」という志望動機は、面接官に必ず刺さるわけではありません。その理由と、もし伝えるとしたときの効果的な方法をご紹介します。

志望理由が社員の人柄だとこう思われる

何人の社員と話したのか

説明会に参加しただけで人柄を志望理由とするのは説得力がかなり低いです。というのも、そのようなイベントに登場する社員は多くて10人程度であり、学生に対して好印象を与えるような社員が選ばれています。
さらに多くの企業でそういったイベントに向けて、マニュアルやトレーニングが社員に課されているため、当然学生はこの会社はみんな良い人しかいないと思い込みます。このような理由から、面接で説明会の社員の雰囲気を伝えるのは、企業側から印象の良い社員を選んだだけで、たった10人程度で判断しているのかと思われてしまいます。

全体の社員数を知っているのか

説明会だけでなく、OB訪問や座談会などにも参加したうえで社員の人柄を理解したという場合はどうでしょうか。もちろん説明会にだけ参加した学生よりは説得力が上がります。しかしOB訪問ができるような企業は、社員が千人以上であったり、さらには数万人以上と非常に多くの社員が在籍します。
それに対して数十人の社員と話しただけで、企業の全社員の人柄が理解できるとは言い切れません。仮に入社しても部署によって社員の雰囲気が全く違うということも大いにあります。

人に惹かれたという理由は利己的な部分がある

面接官は学生を、入社後も辞めずに高いパフォーマンスを発揮し続けられるかという視点で評価しています。それに対して社員の人柄が理由であるのは、この2つの評価項目を満たしているとはいえません。配属先の相性が悪ければすぐ辞めてしまうのか、あるいはサークルのようにただ居心地の良さを求めているだけなのかと思われるかもしれません。

しかし人を判断材料にすることは大切

就活中や社会人として働くためのモチベーションになる

社会人として働くのであれば、当然自分と相性のいい人と働きたいと誰しもが考えるでしょう。そして選考中は志望度が高い企業であるほど、自分がその企業で働いている想像をするものです。そのときに、会話した社員の印象からその企業で働くイメージをすることで、選考を乗り切ろうと奮起することもあります。自分のメンタルを支えるという意味で、社員の人柄を重視することが大切であるというのは事実です。

心の中の軸の1つに

面接の場で志望動機として「人」を伝えるのはデメリットが多いのは事実です。しかし絶対に人で選ぶなというわけではなく、自分の心の中の就活の軸として据えるのは大切です。とはいえ人柄だけで入社を決めるのはリスクがあるため、複数ある就活の軸のうち、面接では言わないホンネの志望理由としておくのがおすすめです。

効果的な伝え方

最後の補足として伝える

志望理由を面接官に伝えるときに、どうしても社員の人柄に惹かれたことを伝えたいのならば、他の理由を言い終わった後の補足という形で話しましょう。この最後の一押しともいえる方法は違う理由でも活用できます。
例えば人柄以外の理由をすべて伝えても、ほかの企業や業界でもあてはまるのではないかと面接官から指摘された場合に有効です。そのような場合、その企業や競合の特徴をしっかりと理解していることをアピールし、自分の軸と照らし合わせた結果、最後は一緒に働く人間という観点で第一志望が御社であるということを伝えましょう。

OB訪問を通じて感じたのなら効果あり

他の志望理由の付けたしというこのテクニックは、OB訪問など説明会以外で社員と接触するなど、企業に対する熱意が感じられるアクションをしていることが前提となっています。
先ほどご説明したように、説明会にしか参加していないのに社員の人柄を伝えるのは逆効果となってしまうことが多いです。

論理的に答える

働く社員が魅力に感じたと伝えれば面接官からなぜそう思ったのか、具体的な理由などが聞かれる可能性が高くなります。そのときに面接官が納得できる理由や背景を論理的に話すことができれば良い評価につながります。
人柄が良いと感じたきっかけやその内容、さらにはなぜ志望理由として社員の人柄が大事なのか、これまでのチームで活動した経験などを交えて人に助けられたことやチームワークを発揮できたエピソードを伝えてみてください。

社員の人柄が魅力であることは最後の切り札に

人で決めたという志望理由は主観的であり、それだけで相手を納得させるには少し心もとないのが事実です。それでも人で決めた理由を面接でアピールするのであれば、企業が目指す方針と自分の方針が合致している前提で、最後の最後に伝えてみてください。

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