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面接で「第一志望ですか?」と聞かれたときの答え方
面接で「第一志望ですか?」と聞かれたときの答え方

就活の面接では「第一志望ですか?」と聞かれることが非常に多いです。本当は第一志望ではない会社の面接で、どう答えるべきかということについては、さまざまな説があります。しかし、自分が相当優秀だという自覚がない限り、内定に近づくためには確実に「第一志望です」と答える方が良い結果に結びつきやすくなります。その理由を、この記事で徹底解説していきます。

「第一志望ではない」と伝えていいのは一部の学生のみ

圧倒的に優秀な学生は正直に答えてもOK

一部の「就活強者」と言われる、どの企業からも確実に欲しがられる超優秀な学生は、正直に「第一志望ではない」と答えても問題はありません。そのような人は正直に言ったとしても、内定をもらえるからです。

圧倒的に優秀な学生にはとりあえず内定を出す

企業は、超優秀で絶対に採用したいと思う学生には、「第一志望ではない」と答えられたとしても、とりあえず内定を出す傾向があります。内定を出した後に、さまざまな方法で企業の魅力を伝えたりもてなしたりすることによって、志望度を上げさせて、入社してもらおうとするのです。
企業としては、入社は是非してもらいたいと考えてはいるものの、仮に入社してもらえなくても、補欠や夏採用・秋採用で補えばいいからです。その意味で、第一志望とは考えていない超優秀な人に内定を出しても、そこまでリスクではないのです。

確実に欲しがられるという自覚が無い限りは「第一志望」と伝えよう

自分が、超優秀で企業から欲しがられる学生と自覚している人以外は、できるだけ「第一志望」と伝えるようにしましょう。たとえ、自分が超優秀であったとしても、自覚している人はそんなに多くはないのではないでしょうか。よっぽどの自覚・自信がない限りは、内定を取るために「第一志望」と伝えるようにしましょう。

「第一志望」と伝える重要性

なぜ、第一志望でなくとも「第一志望です」と伝える必要があるのかお伝えします。

採用される確率を上げることができる

企業は基本的に志望度の高い学生に優先的に内定を出します。志望度の低い学生に内定を出しても、辞退されてしまう確率が高いからです。ほとんど同じ評価の学生が2人いたとします。第一志望かどうか聞かれ、1人は「第一志望です」と答え、1人は「第一志望ではない」と答えた場合、内定を出されるのは確実に前者でしょう。決まった採用数を確保しなければならない採用担当者は、皆さんがおもっている以上に「第一志望かどうか」を気にしているのです。

はっきりと答えることが大切

第一志望であることを伝える際は、迷いなくはっきりと自信を持って「第一志望です!」と伝えるようにしましょう。少しでも迷いがあると、確実に見破られてしまいます。面接官も、就活生はウソをつくものだという前提のもと、面接を行っているからです。ウソをつくのは気が引けるという方は、「第一志望(群)です!」と、心の中で「第一志望」の後に「群」を付け、罪悪感を消し去りましょう。(笑)

なぜ第一志望なのかの根拠づけも必要

「第一志望」と伝えるからには、なぜ第一志望なのかという明確な根拠づけが必要です。面接官も、学生の威勢のいい「第一志望です!」という言葉に簡単には騙されないからです。なぜ第一志望なのか、他の企業は見ていないのか、A社ではなくうちがいいという理由は何かなど、確実に聞いてくるでしょう。特に、その会社の業界内での位置づけが高くない場合、なぜ業界トップの企業ではなくうちなのか徹底的に聞かれるでしょう。面接官も納得できる、第一志望であると言うに足りる、完璧な根拠づけができるよう、事前に準備しておきましょう。

辞退しても問題はない

「第一志望です」と面接で言って内定をもらってから、その企業を辞退しても問題はありません。確かに多少の罪悪感は残るかもしれません。しかし、企業も学生はうそをつくことを知っていますし、自身の適性や興味を総合的に判断した結果、他社に決めたと言えばいいのです。さらに、内定辞退は法律でも認められた行為でもあるため、裁判など大きな問題になることもありません。

内定を取るために第一志望と答えよう

第一志望ではない企業に対して、「第一志望です」と答えるのはウソをつくことになるので気が引けるという方も多くいらっしゃると思います。また、正直に答えてもOKとする説も確かにあります。しかし、正直に答えて内定をもらえるのは、一部の超優秀な学生だけです。相当な自信・自覚がない限りは、「第一志望」と伝えることで内定により近づくことができるということを心得ておきましょう。