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クリック戦争
クリック戦争

3月1日の広報解禁が近付くと話題になる「クリック戦争」。果たしてこのクリック戦争に意味はあるのでしょうか。実際にクリック戦争に参加した筆者がその真偽をお教えします。

クリック戦争とは

就活生のいう「クリック戦争」とは3月1日の就活広報解禁時に就活生が一斉に企業のプレエントリーを行い、企業の説明会やイベントなどを予約することを指します。3月1日の0時0分になった瞬間に就活生が一斉にホームページにアクセスするため、企業によってはサーバーがダウンすることもあります。就活サイトによってはあらかじめ企業をリストアップし、一斉にプレエントリーできる、というサービスを行っている場合もあります。

クリック戦争のメリット・デメリット

ではクリック戦争にはどんなメリットがあるのでしょうか。

クリック戦争のメリット

まずはクリック戦争のメリットをご紹介します。クリック戦争のメリットとして考えられるのは、希望の企業のイベントに参加できる可能性が上がるということです。大人気の企業は説明会などの予約を開始した瞬間に満席になってしまうこともあります。クリック戦争に参加することで、予約できる確率も上がるでしょう。
また、周りの就活生が3月1日はとりあえず、とクリック戦争に参加するため、自分も参加することで安心感を得ることもできます。

クリック戦争のデメリット

続いて、クリック戦争のデメリットをご紹介します。クリック戦争のデメリットは、遅くまで起きて予約を試みてもサーバーがダウンして予約できないことがあることです。実際に、筆者はサーバーダウンの影響で全く予約ができませんでした。
また、興味があまりない企業も一気にプレエントリーするため、企業からのメールが届きすぎて整理ができなくなること、あとから「なぜここにプレエントリーしたんだろう?」となることが多いことなどが挙げられます。また、焦ってプレエントリーすることで後になって興味がある企業があったことに気づく、気づいた時にはエントリーシートの締め切りも終わっている、なんていうことも起こりえます。

クリック戦争は必要か

では、クリック戦争への参加は就活生に必要でしょうか。結論からいえば、筆者は「必要ない」と思います。焦ってプレエントリーを試みたはいいものの、3月1日の時点では説明会の予約を行っていない企業も多数ありました。また、0時からクリックを始めてひと段落ついたのは夜中の2時でした。某就活サイトでプレエントリーした企業の中にはマイページ作成のメールがクリックから5時間後に来たこともありました。

上位校生は特に必要ない

また、筆者が感じたのは「上位校生は特に、クリック戦争に参加する必要がない」ということです。以前SNSでも話題になりましたが、上位校の学生は時間が経っても説明会に空席があることが多いです。実際、筆者も説明会が満席になっているという経験はほとんどありませんでした。そのため、わざわざクリック戦争に参加する意味はあまりないと感じました。

満席でも参加できる

インターネット上で満席と表示されていても説明会に参加する方法はあります。それは直接企業に電話・もしくはメールで説明会の予約希望であると伝えるということです。企業は「満席」と表示していても余裕を持って予約を受け付けている上、大抵の会場でドタキャンが発生します。そのため、公には満席としているものの、わざわざ個別に参加の意欲を伝える学生のことを大抵受け入れてくれます。実際、筆者も人気で満席になっていた説明会にこのようにして参加したことがあります。そのため、クリック戦争に参加せずに説明会の予約ができなかったとしても問題はありません。

日程が追加されることも多い

企業は3月1日に全てのイベント・説明会の予約を行うのではなく、1週間後に日程を追加する、ということもよくあります。したがって3月1日の時点で予約できなかったからと言って二度とその企業のイベントが開催されないということはありません。

賢い3月1日の過ごし方

それでは、3月1日はどのように過ごすのがよいのでしょうか。筆者のおすすめは3月1日は合同説明会などの予約が取れるイベントを入れ、3月1日の夜から企業の個別説明会を予約することです。これなら3月1日を何もせずに不安を感じながら過ごすこともありませんし、サーバーダウンに悩まされることもありません。筆者は、昨年の3月1日はレクミーライブに参加しました。

クリック戦争をやめて早く寝よう

2月28日はクリック戦争に参加するために起きて待つのではなく、しっかりと睡眠をとって3月以降のハードスケジュールに備えましょう!