就職活動では、ほとんどの企業でエントリーシートや履歴書の提出が求められます。
その中でも「趣味」欄の記入に悩む就活生は少なくありません。
この記事では、企業が趣味を尋ねる意図から、効果的な書き方、具体例、注意点まで詳しく解説します。
企業が就活生に趣味を尋ねる理由
企業が趣味を尋ねる主な目的は、面接開始時のアイスブレイクです。
選考開始の緊張をほぐすため、「趣味が○○なんですね」といった会話から入ることで、就活生がリラックスして本来の力を発揮できる環境を作ろうとしています。
また、企業によっては「なぜその趣味が好きなのか」という説明を通じて、就活生の論理的思考力やコミュニケーション能力をチェックしている場合もあります。
エントリーシートに書くべき趣味の選び方
企業側の意図を踏まえた上で、どのような趣味を書けば効果的なのでしょうか。4つのパターンをご紹介します。
志望動機に繋がる趣味
自己PRや志望動機と一貫性のある趣味は説得力を高めます。
たとえば接客業を志望している場合、人と接することが中心となる趣味を記載すると、志望動機に説得力が生まれます。
企業研究と自己分析を組み合わせて、自分の志望する業界や職種に関連する趣味を選ぶとよいでしょう。
人柄が伝わる趣味
あなたがどんな人物かを想像させる趣味も効果的です。
料理や掃除といった趣味からは、穏やかで家庭的な人柄が伝わります。
一方、キャンプやキャニオニングなどのアウトドア系の趣味は、アクティブで行動力のある印象を与えます。
自分が企業に伝えたい人物像を意識して趣味を選ぶのも一つの方法です。
見た目とのギャップがある趣味
外見とのギャップがある趣味は、面接官の印象に残りやすくなります。
たとえば、大人しそうな雰囲気の学生がパンクバンドのライブ鑑賞を趣味に挙げていた場合、「普段はどんな人なのか」「なぜパンクバンドが好きなのか」など、面接官の興味を引くことができます。
ギャップを活用して面接官に覚えてもらうのも有効な戦略です。
ユニークな趣味
他の就活生とあまり被らない趣味も、面接官の関心を集めやすくなります。
たとえば「ロックフェス巡り」と書いた場合、どのバンドが好きなのか、フェスのどこに魅力を感じるのかなど、会話が広がりやすくなります。
ただし、説明を求められた際にしっかり答えられるよう準備しておきましょう。
具体的な趣味の例
実際に就活生がエントリーシートに書いている趣味の例を、カテゴリー別にご紹介します。
スポーツ
王道の趣味といえばスポーツです。アクティブで爽やかな印象を与えられます。
テニス、サッカー、野球、バスケットボールなど、どんなスポーツでも構いません。
自分がプレイする側でも、観戦する側でも問題ありません。
メジャーなスポーツよりも、マイナースポーツの方が面接官の目に留まりやすい傾向があります。
習い事
ピアノやバイオリンなどの楽器、茶道、華道、舞踊といった習い事も趣味欄に適しています。
中学・高校時代に部活動で取り組んでいたことであれば、面接で質問された際にエピソードを交えて話しやすいでしょう。
アウトドア
キャンプ、登山、旅行などのアウトドア系の趣味は、アクティブな印象を与えます。
どこでキャンプをするのか、どういった場所に旅行するのかなど、具体的な内容まで記載すると、より人柄が伝わりやすくなります。
日常生活に関するもの
料理、掃除、ウィンドウショッピング、DIYなど、日常生活に関する趣味を書く就活生も多くいます。
こうした趣味からは、家庭的で温かみのある印象を与えることができます。
書き方に注意が必要な趣味
エントリーシートや履歴書の趣味欄に書く就活生が多いものの、書き方に工夫が必要な趣味を3つご紹介します。
読書
特に趣味がない就活生がよく書く「読書」ですが、一口に読書といっても小説、ビジネス書、ノンフィクションなど、ジャンルはさまざまです。
企業に人柄が伝わるよう、どのようなジャンルをどれくらいのペースで読むのか、具体的に記述しましょう。
たとえば「月に5冊程度、ミステリー小説を中心に読んでいます」といった書き方が効果的です。
音楽鑑賞
音楽鑑賞も、イヤホンで聴くのか、ライブで生演奏を聴くのかでは大きく異なります。
また、クラシックが好きなのか、ロックが好きなのかによっても印象は変わります。
ジャンルや鑑賞方法まで具体的に言及するようにしましょう。
映画鑑賞
読書・音楽鑑賞と並んで就活生が多く書く「映画鑑賞」も、書き方に注意が必要です。
動画配信サービスで観るのか、映画館で観るのか、邦画を好むのか洋画を好むのかなど、具体的な情報を加えることで、あなたの人柄がより伝わりやすくなります。
避けるべき趣味
エントリーシートや履歴書に書くには好ましくない趣味を2つご紹介します。
政治・宗教に関するもの
政治や宗教は、人によって考え方が大きく異なる非常にパーソナルな問題です。
趣味として取り組むこと自体は自由ですが、就職活動においては記載を避けた方が無難でしょう。
ギャンブル
ギャンブルも就活の趣味として書くには適していません。
麻雀、競馬、競艇など、実際にお金を賭けていなくてもギャンブルと捉えられる可能性があるものは、趣味欄には書かないようにしましょう。
空白だけは絶対にNG
この記事でお伝えしたように、基本的に趣味欄に書く内容は幅広く認められています。
「休日に打ち込んでいるような趣味がない」という方も、日常的に楽しんでいることや興味を持っていることを何かしら記入して提出するようにしましょう。
空白のまま提出することだけは避けてください。
趣味欄は、あなたの人柄を伝える貴重な機会です。
企業側の意図を理解した上で、自分らしさが伝わる趣味を記載し、面接での会話のきっかけとして活用しましょう。

