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就活生必見!人気の企業はどこ?
就活生必見!人気の企業はどこ?

就活生で目指す人も多いメーカー業界。しかし、ひとくちにメーカーと言っても食品を扱うメーカーから重機を扱うメーカーまでさまざまです。BtoBメーカーとBtoCメーカー、素材メーカーと加工メーカーといったように分類の仕方も色々ありますが、この記事では扱う商材によってメーカーをさらに細かく分類するとともに、その中でも人気の企業や今後の展望について解説します!

そもそもメーカーとは

そもそもメーカーはどのような企業を指すのでしょうか。メーカーはモノ(製品)を製造する会社で、製造業とも呼ばれています。製造業は日本のGDPの2割を占める重要な産業であり、日本に「メーカー」と分類される企業はなんと約22万社もあります。

食品・農林・水産メーカー

まずは食品・農林・水産メーカーからご紹介します。食品メーカーには加工食品・調味料・飲料メーカーなどが含まれます。農林・水産メーカーというとあまりイメージがありませんが、米や野菜、肉といった「食糧」の生産を行っています。こちらは主に農家や畜産農家・漁師などが活躍しています。食品・農林・水産メーカーの中でも大手の企業をいくつかご紹介します。

JT(日本タバコ産業)

タバコでおなじみのJTですが、実は食品メーカーでもあります。冷凍食品などを扱う「テーブルマーク」はなんとJTのグループ企業です。また、「サンジェルマン」というベーカリーショップもテーブルマークが運営しているお店です。タバコの会社と思われがちですが、食品事業も展開しているのは意外ですよね。

サントリーホールディングス

<サントリーホールディングスは食品業界の中でもさまざまな国に進出し、海外での売り上げを伸ばしています。近年は飲料メーカーとして同業他社を圧倒しており、今後も目が離せません。サントリーについてより詳しく知りたい方はこちら→上位校の就活生で人気急上昇!サントリーでの働き方・特徴

アサヒグループホールディングス

三ツ矢サイダー、カルピスなどの清涼飲料水が有名なアサヒグループホールディングス。菓子、健康食品といった食品事業にも力を入れています。

住宅・インテリアメーカー

続いて、建設・住宅・インテリアメーカーについて解説します。まず、建設・住宅メーカーはハウスメーカーとも呼ばれ、日本国内の広範囲で展開する住宅建設会社を指します。その名の通り、個人の住宅の設計・建設・販売などを手がけます。また、インテリアメーカーは住宅などで使用する家具や雑貨といった製品を手がけています。

大和ハウス工業

大和ハウス工業は数あるハウスメーカーの中でも売上高1位を誇ります。そのテレビCMは馴染みが深いのではないでしょうか。「高耐震」「高耐久」「省エネ」を強みとしていること、海外事業にも力を入れているのが特徴です。

積水ハウス

積水ハウスはハウスメーカーの中で売上高2位の企業です。もともと積水化学工業という住宅の材料などを扱う樹脂メーカーの1部門でしたが、現在は「積水ハウス」として積水化学の連結対象からは外れています。

ニトリホールディングス

日本のインテリアメーカーとしてぐんぐん勢いを伸ばしているのが「ニトリ」です。ニトリは小売店のイメージが強いですが、実は自社工場で製品を製造して自社で輸送する、というメーカーの機能を担っています。

化学

化学メーカーは「素材メーカー」とも呼ばれ、消費者に対して直接製品を販売するというBtoCの形ではなく、企業に対して製品を販売するBtoBの形をとっている企業が多いです。

三菱ケミカルホールディングス

三菱ケミカルは三菱化学、三菱樹脂、三菱レイヨンという3企業が統合した企業で2017年に生まれました。三菱グループということもあり、そのブランド力は抜群です。また、川上の石油化学から成形材料まで幅広く扱っているのが強みです。

富士フイルムホールディングス

医療機器やカメラで知られる富士フイルム。独自のナノ技術に基づく高機能材料や高度な画像処理技術を用いた医療機器など製品が幅広いことが強みです。

住友化学

住友化学は国内の大手化学メーカーの中で三菱ケミカルに次いで2番目の売上高を誇る総合化学メーカーです。他メーカーと比べていち早く高機能材料に注力していることが強みと言えます。

薬品・化粧品

武田薬品工業

日本国内の製薬会社でトップの売上高を誇る武田薬品工業。主要製品の中にはアリナミンという健康ドリンクなどがあります。国内における基盤がしっかりとしているため、販売力があることが強みといえそうです。

資生堂

資生堂は日本国内の化粧品メーカーで1位の売上高を誇り、世界の化粧品メーカーの中でもトップ10に入る企業です。アネッサ、エリクシールなど豊富な商品ブランドを持っているのも特徴の一つです。化粧品メーカーについてより詳しく知りたい方はこちら→女子就活生に大人気!化粧品業界の就職事情

鉄鋼・金属・鉱業

鉄鋼・金属・鉱業メーカーは「鉄鋼メーカー」と一つの括りにされることが多いです。鉄を加工した鋼板などを自動車・電機・建築メーカーなどに販売しています。こちらも化学メーカーと同じくBtoBがメインの企業といえます。

新日鉄住金(日本製鉄)

2019年4月1日付で日本製鉄に社名変更を行うと発表した新日鉄住金。日本国内でトップシェアを誇るだけでなく、世界でも3位の企業です。就活生からの人気も非常に高い企業です。

JFEスチール

JFEスチールも新日鉄住金と同じく世界の中でも高いシェアを誇る鉄鋼メーカーです。日本では第2位に位置し、他を圧倒しています。

電子・電気機器

続いて、電子・電気機器メーカーをご紹介します。電子メーカーは半導体・電子部品を扱う企業を指します。また、電気機器メーカーは家電からオフィスの電子機器まで様々なッ製品を扱っています。総合電機メーカーが半導体を扱う企業という事例も少なくありません。

日立製作所

日立製作所は総合電機メーカーとして日本トップシェアを誇る一方、半導体メーカーの中でも売上1位の企業です。民間からインフラまで非常に多岐に渡る事業を展開しており、企業として安定しているのが特徴です。

ソニー

電子機器メーカーだけでなく、グループ内で金融・映画・音楽など非常に幅広い事業を展開しています。中でも、金融部門は近年力を伸ばしており2018年の上半期は営業利益で日立製作所を上回る結果となりました。

パナソニック

国内の電機メーカーで売上3位を誇るパナソニック。車載電池がのシェアは世界で1位と非常に高いシェアを占めています。その他にも超音波センサなど他電機メーカーとは差別化した製品に注力しています。

自動車・輸送用機器

世界でもトップシェアを占める日本の自動車。まさに日本を代表する産業ともいえます。「自動車・輸送機器」と分類されていますが、輸送機器の中に自動車も含まれるため、日本国内の輸送機器メーカーランキングは12位までが自動車メーカーで埋め尽くされています。

トヨタ自動車

日本国内の自動車メーカーランキングでも圧倒的1位を誇るトヨタ自動車は、世界の自動車メーカーの中でも売上高1位となっています。東南アジアの国々に行けば街を走る車のほとんどがトヨタ車で驚きます。

本田技研工業

トヨタに次いで日本を代表する自動車メーカーといえば「ホンダ」と呼ばれる本田技研工業です。日本では第2位の売上高、世界でもトップ10に入る売上高です。

デンソー

デンソーは愛知県に本拠地を置く自動車部品メーカーです。部品メーカーではありますが、自動車メーカーと分類されていることもあります。トヨタの部品部門が独立してできた企業であり、その高い質から世界でもトップクラスの自動車部品メーカーとなっています。

精密・医療機器

精密機器メーカーはその中でも医療機器、時計、計測器の3つに分けられます。医療機器メーカーは内視鏡や人工心肺など医療現場で不可欠である機器を生産しています。

オリンパス

消化器内視鏡で世界でもトップシェアを誇るオリンパス。その他、ミラーレスカメラも人気です。腹腔鏡手術などの外科分野にも事業を拡大しており、今後も伸びていく企業といえるでしょう。

テルモ

普通の大学生にはあまり馴染みがありませんが、テルモはカテーテルや心臓血管領域が強みの医療機器メーカーです。近年は再生医療分野にも進出しており、日本の医療を背負った企業といえます。

あなたが目指すのは何メーカー?

このように、メーカーと一口に言っても様々な分野に分かれており一概に「メーカーを志望している」とするのは誤りであることがわかります。ぜひ自分が目指すメーカーはどんな商材を扱うメーカーなのか理解を深めてみてください。