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就活生 ニュース
就活生 ニュース

就活生は時事問題などのニュースを収集することが重要と言われています。就活生がニュースを収集しておくメリットは多くありますが、意外と知られていません。この記事では、就活生がニュースを知っておくメリットについて解説しながら、実際にニュースを収集する方法についても解説していきます。

就活生にニュースが必須である理由

普段から最新のニュース・時事問題にアンテナを張っている学生はそこまで多くないのではないでしょうか。しかし、就活を進める中で、ニュースを知っておくことで有利に働く場面が実に多くあるのです。

面接やGDでニュースについて聞かれる

企業・業界問わず、面接で時事問題について質問されることは少なくありません。
・最近の気になるニュースは?
・○○というニュースについてどう思う?
・今朝の○○新聞の一面についてどう思う?

また、GDや筆記試験のテーマとして扱われることもあります。
・最近の気になるニュースについて
・日本の未来について
以上のような場面は、就活を進めるにあたって定番と言えます。しかし、これらに困る就活生が多くいるのが現状です。採用試験では、これから社会人になる学生の皆さんが、社会人にとって常識となるニュースを知っている、少なくとも興味があるという前提で質問をぶつけてきます。普段からニュースに目を通し、自分の意見を持っておく必要があるでしょう。

社員との雑談・会話に役立つ

就活では面接以外にも社員の方とお話をする機会が数多くあります。座談会やOB訪問、インターンシップなどがその代表例でしょう。年齢が近かったり、趣味や大学などが同じであったりすれば会話に困る機会は少ないかもしれません。しかし、いつでもそのような状況になるわけではありません。

雑談や会話が続く条件は基本的に「共通の話題があるかないか」ですが、年齢の異なる社会人の方と共通の話題を探すのは難しいものです。共通の話題を探るためにも、まずは雑談を重ねる必要があるからです。このときに適当な話題の材料になるのが、ニュース・時事問題なのです。社会人はビジネスをする上で、日常的にニュースに対するアンテナを張っています。学生である就活生がニュースに日頃から接しておけば、それが共通の話題となりうるのです。逆に、就活生がニュースを知らないと、社員との雑談や会話が続かず、社員に対して「雑談が下手」「常識がない」といった悪い印象を与えかねないのです。就活では時に40代、50代の社員の方とお話しをする機会もあります。自分の倍以上も年齢が違う人であっても、時事ニュースという共通の話題で、雑談や会話を長く続けることができるのです。

視野が広がる

どの媒体を使って情報収集するかにもよりますが、普段からニュースに触れることは自分自身の視野を広げることに役立ちます。特に新聞は、世の中で話題となる情報を網羅している媒体であり、業界・企業研究にもなり得ます。
社会で話題となっているさまざまなニュースに触れることで、ニュースを見ていなければ知らなかったようなことを知ることができます。自分自身の視野を広げられるのはもちろん、社会人として仕事をするうえで重要な、社会の変化やニーズを汲み取る練習にもなるでしょう。

語彙力・読解力の向上

新聞は本来、ニュースを知るための手段です。しかし、新聞を読むことで、語彙力や読解力の向上という副次的な効果が期待できます。
新聞記事には専門用語や、普段の会話では使用しないような難しい言葉も多く登場します。新聞で使われるような言葉に日常的に触れることで、語彙力の向上が期待できます。語彙力の向上は、表現の幅を広げ、コミュニケーションを円滑にすることにもつながり、面接などの場においても力を発揮できるでしょう。また、小論文試験などビジネス文書を書く必要がある際にも役立ちます。

どのようにニュースを収集するか

実際に就活生はどのような方法でニュースを収集していくかなかなか想像できないかもしれません。方法はさまざまですが、中には簡単にできるものもあります。

新聞を読む習慣をつける

一番のおすすめは、普段から新聞を読む習慣をつけることです。新聞は世の中で話題となっている情報を網羅しています。さらに、ほぼ毎日発行されており、世の中の動きも知ることができる媒体です。
特に就活生から圧倒的な支持を受けているのが「日本経済新聞(日経新聞)」です。区分としては専門紙ではなく一般紙ですが、他の一般紙とは異なり経済の情報に特化した新聞です。社会人にも圧倒的支持を受けており、社会人との共通の話題に一番しやすいと言えます。志望する企業・業界のことも知ることができる、就活生にはぴったりの新聞です。筆者は内定後の話ですが、内定先企業から日本経済新聞を読んで要約と所感をまとめる事前課題を課されていました。
新聞を読む習慣をつけることは簡単ではありません。コツは全部読もうと思わないことです。全部の記事を一字一句読むとなると、非常に骨が折れるはずです。新聞記事は大見出し、中見出し、小見出し、本文で構成されており、見出しを読めば大体の内容を推測することができます。まずは、全ページめくりながら見出しを拾って読み、その日のニュースを把握しましょう。その上で、気になった記事、重要度の高い記事(1面の掲載される記事、見出しが大きい記事)の本文を読むようにすると、効率よくニュースを収集できます。
ただ、漫然と新聞記事を読むだけでは十分だとは言えません。それだけでは、ニュースについて問われる面接やグループワーク、筆記試験に対応することはできないでしょう。一つ一つのニュースに対し、「自分はどう思うか」「なぜそう思うのか」「反対意見についてどう思うか」を考える癖をつけることで、堂々と自分自身の意見を伝えられるようになります。

 

ニュースアプリをダウンロードする

スマートフォンの普及に伴い、ニュースアプリも数多く登場しています。紙媒体に抵抗がある学生は、こちらから始めてみるのもおすすめです。

先ほど紹介した日経新聞には公式のアプリがありますし、もちろんオンライン上でニュースを読むこともできます。他の新聞社でも同様です。ダウンロード機能が付いておりオフライン環境でも記事が読めたり、ブックマークしておくことができたりもするので、ご自身で続けやすい方法を見つけて新聞を読んでみてください。

また、さまざまな媒体の記事を集約したニュースアプリとして、無料の「SmartNews(スマートニュース)」や有料の「NewsPicks(ニューズピックス)」などがあります。これらのニュースアプリは、複数の社から記事の配信を受けているので、気軽に比較できる点に特徴があります。公正中立を謳う新聞社も論調の違いはありますので、記事を読み比べてみましょう。物事を多角的に見ることができます。
しかし、各新聞社もすべての記事をそういったメディアに配信しているわけではありません。配信している記事は限定的であるため、様々な媒体の記事に触れられはするものの、包括的な情報を得ることもまた難しいのです。ニュースアプリを活用する際は、そのようなマイナス面を理解しておく必要があると言えます。

専門紙・専門雑誌を読む

これは主に、志望業界が決まっている人向けです。自分が志望する業界の専門紙や専門雑誌を読むことで、その業界に関係する情報を非常に専門的なところまで知ることができます。面接で非常に深いところまで質問されたとしても、このような媒体に触れておけば対応することができるのです。
ただ、志望業界が絞れていない状態で読むのは効率的であるとは言えません。内容は非常に専門的であるため、実際にその業界で働く人も全員が読んでいるわけでもありません。志望業界を完全に絞っており、かつ、業界に関する知識を深いところまで求められている場合以外は、特に読まなくてもいいでしょう。

就活生のニュース収集まとめ

この記事では、就活生がニュースを収集するべきメリットと、実際にどのような方法で収集するかについて解説しました。ニュースを知ることは、面接に役立つだけではありません。非常に多くのメリットがあり、就活後もビジネスマンとして成長するために役立つことなのです。情報収集にも複数の方法があります。就活生には日経新聞がおすすめですが、媒体ごとでさまざまな特性があります。媒体ごとの特性を理解したうえで情報を多角的かつ包括的に収集していきましょう。