就活中、内定を得るために欠かせないのが面接の対策です。どこの企業でも必ず聞かれる定番の質問や、その企業独特の質問などがあるため、どれもある程度用意していく必要があります。この記事では就活での質問を一覧にしてみました。ぜひ「自分ならどう答えるか」を考えて、インターンや本選考の面接に活かしてみてください。
Summary
グループ面接での定番質問
グループ面接と個人面接では質問が異なる場合もあります。やはり人数の関係からグループ面接で聞かれる質問はオーソドックスかつ端的です。
自己紹介をお願いします
集団面接では、面接のはじめに簡単な自己紹介を求められることが多いです。自身の所属大学・学部・サークルや趣味などを一言で述べるのが重要です。他の人もいるので、長すぎる回答はNGです。また、面接官だけに自己紹介をするのではなく、その場にいる全員に話すつもりで自己紹介をしましょう。
学生時代に力を入れたことについて話してください
集団面接・個人面接ともに必ずと言っていいほど聞かれるのがこの質問です。集団面接で気をつけたいのは「長すぎず、短すぎず」というバランスです。だらだらと話し続けるのは面接官にとって分かりにくいですし、他の人の時間を奪ってしまいますので避けるべきです。しかし、短く答えて面接官の質問を待つのもあまり印象は良くないようです。
短すぎる回答とは、例えば「学生時代に力を入れたことを教えてください」という質問に対して「テニスサークルでの活動です。」とだけ答え、面接官の「具体的には?」といった質問を待つことを指します。基本的に1分程度で答え、その後面接官の質問を待つのがベストです。
彼の話について、あなたはどう思いますか?
集団面接で他の学生が話している時、自分の番ではないからといって自分の回答を考えてしまう学生も多くいます。ですが、他の学生のエピソードについて「あなたはどう思う?」と突然話しを振られることもあるので要注意です。自分の回答に夢中になるのではなく、きちんと他の学生の話も聞きましょう。話す姿勢だけでなく聞く姿勢も評価されています。
個人面接での定番質問
続いて、個人面接での定番質問をご紹介します。集団面接よりも1人に割く時間が長い個人面接では、より細かな質問をされることが多いです。「そんな質問、考えたことがない」といった状況にならないよう、しっかり準備して臨みましょう。
あなたの長所と短所を教えてください
集団面接よりも個人面接で聞かれることの多いのがこの質問です。まず、長所に関しては「自己PR」や「ガクチカ」に加えて質問されることもあるので、いくつか用意しておきましょう。また、短所に関しては改善策を併せて答えるのも大事です。この質問に対しては、「私の長所は粘り強いところ、短所は頑固なところです」とだけ答えるのではなく、短くそのエピソードも話すようにしましょう。
長所・短所の答え方は下記を参考にしてみてください。
☞これでもう困らない!就活で自分の短所・弱みを聞かれたときの受け答え方
今までで最も辛かったこと・挫折した経験はありますか
学生が失敗したとき、辛いときにどのように乗り越えたかを問う質問です。企業は失敗したことのない完璧な学生を求めているわけではありません。入社後、失敗したとしてもそれを乗り越えられる学生を求めています。したがって、この質問に対してはただ挫折した経験を話すのではなく、工夫して乗り切ったエピソードも話すようにしましょう。
あなたの強みを弊社でどのように生かすことができますか
学生が自分を客観的に理解できているかとともに、企業理解・職種理解を問う質問です。「自分の強みは〇〇です。御社は他社と比較してこのような強みがあり、そのため自身が希望している職種では~~のような仕事を行うと理解しています。その際、私の強みである〇〇をこのように生かすことができます」といった流れで回答できるようにしておきましょう。(こちらはあくまで例文です)
あなたも聞かれるかも!ちょっと変わった質問
ここまで、面接でほぼ毎回聞かれる質問をご紹介しました。続いて、滅多に聞かれないけれど聞かれる人もいる少し変わった質問をご紹介します。
あなたをパンに例えると何ですか?
筆者も実際に聞かれた質問です。企業はこの質問を通して学生の自己認識度・柔軟性・論理性を判断していると思われます。基本的に、「パンの種類+理由+エピソード」という形で答えるようにしましょう。普段、自分をパンに例えることはないので突然この質問をされると焦ると思います。しかし、きちんと自己分析をして自分の強み・弱みを認識していれば大丈夫です。他に、〇〇に例えるとシリーズでは「あなたを電化製品に例えると何ですか?」という質問をされた学生もいたようです。
あなたの好きなバンドを紹介してください
趣味はロックバンドのライブに行くこと、と話していたら「それでは好きなバンドの良さを紹介してください」と言われたことがあります。バンドを好きな理由は理屈ではないのでかなり難しかったです。はじめに端的に3つ長所を挙げてから、それぞれについてエピソードを付け加えていました。
一発ギャグをしてください
集団面接にて、「特技:一発ギャグ」と書いた学生がこのように言われていました。体育会系が多い企業ではこのように言われることもあるようです。度胸やノリの良さが見られているのだと思います。ギャグを披露した学生は、全力でギャグをやった度胸を認められていました。
踊ってみてください
こちらは上記の一発ギャグと同様に、「特技:ダンス」と書いた筆者の知人の体験談です。面接は基本的にスーツを着ているので、どのように何を踊って見せるべきか焦ったようですが、臨機応変に乗り越えたとのことです。特技に書いた内容で、道具が不要なものは、その場で見せる可能性があると覚悟しておいた方が良いかもしれませんね。
面接定番の質問まとめ
このように、面接では思わぬ質問をされることもあれば毎回定番の質問をされることもあります。定番の質問にはスラスラ答えられるため、暗記してきたと思われかねません。なるべく暗記はせずに考えながら話すようにしましょう。また、思わぬ質問には焦らず堂々と答えるように心がけましょう。