東京大学キャリアサポート室を利用したことはありますか?存在は知っているけれどどんなサービスがあるのかは知らない、あまり役立ちそうなイメージがない、そもそもどこにあるのかも分からない。そんな皆さんに、東京大学キャリアサポート室(通称キャリサポ)を就活中に実際に活用した筆者が、キャリサポで利用できるサービスやその見どころについて解説します。

東京大学キャリアサポート室とは

キャリサポでのイベント・ワークショップ

東京大学キャリアサポート室(通称キャリサポ)では、学生のためのキャリア支援として、様々な就活イベントやワークショップが開催されています。
学内向けで、すべて無料です。

学内合同説明会やOBOGとの交流イベントなどは比較的よく知られていますが、他にも、OB訪問のための名簿閲覧サービスや面接練習ワークショップ、キャリアアドバイザーによる進路相談なども利用できます。
さらに、外資系企業志望者向け合同説明会や国家公務員志望者向け人物試験対策など、対象を絞ったものまであります。


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キャリサポの所在地

本郷キャンパスにあります。最近移転したので注意しましょう。
以前は第二食堂の近くに建物がありましたが、現在は学生支援センター(御殿下ジム付近)にあり、より便利な立地になりました。


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キャンパス内にあるので、授業の合間にも利用できますね。
開室時間は、平日の9時から17時までです。

キャリサポの長所

グループディスカッション・個人面接練習ワークショップ

筆者は就活中に、グループディスカッション(GD)と個人面接のワークショップを受講しました。本当に受講しておいて正解だったと、就活を終えた今あらためて実感しています。
まず、5月下旬に受けたのがGD練習ワークショップでした。2時間のプログラムで、参加学生は10名ほど。

最初に講師の方からGDの概要や基本的な注意点についての説明を頂いた後、参加学生で3~4人ずつの班を作って実際にGDを行います。それに対し、講師の方が学生一人ひとりにフィードバックを下さり、さらに学生同士でもフィードバックを与え合うというものでした。

それまでGDの経験がほとんどなかった私には、実際に場数を踏めただけでもありがたかったですし、豊富なフィードバックをもらうことで自分のトークを客観視できたため、その後の採用選考でも余裕をもってGDに臨めました。
幸い就活中にGDで落とされることが一度もなかったのも、この受講のおかげだったのではと感じています。


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次に、5月の末に受けたのが個人面接練習ワークショップでした。これも2時間のプログラムで、参加学生は15名ほど。
参加学生で4~5人ずつの班を作って、各自がローテーションで就活生役と面接官役を務め、ロールプレイング形式で面接練習を行うというものでした。
就活生役として、学生時代に力を入れたことや志望動機などを、制限時間を意識しつつ筋道立てて何度も話す訓練は、採用面接の際に如実に生きました。

一方で面接官役の学生たちは就活生役の学生に質問を飛ばしたり、練習後にフィードバックを与えたりしますが、こうした経験を通して面接官の視点も実感として掴めるので、これまた役に立ちます。

意外にも、面接官役の学生たちと対峙すると、実際の面接官と対峙するよりもさらに緊張して話しづらくなるものです。この面接練習を事前に経験して慣れておいたおかげで、実際の採用面接では過度に怖気づかずに済んだように思います。


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OB訪問のための名簿閲覧サービス

OB訪問は、採用選考の体験談や実際の仕事内容、職場の雰囲気や労働環境といった情報をつぶさに知り得る手段ですが、OB訪問を行うにはまずOBOGに連絡をとることが必要です。
キャリサポでは、様々な企業(法人)で働くOBOGの連絡先を閲覧することができます。
名簿閲覧は一回当たり20分と決まっています。
閲覧可能企業(法人)名リストはウェブで確認できるので、名簿閲覧したい企業をあらかじめチェックしておくとスムーズですね。


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筆者はこのサービスを利用し、気軽に第一志望先へのOB訪問を行えたおかげで、効率的に情報収集ができたと感じています。

国家公務員人物試験対策ワークショップ

意外に知られていないようですが、キャリサポでは、国家総合職の人物試験対策講座も受講できます。
筆者は公務員志望ではなかったのでこのワークショップは利用していませんが、官僚を志す友人たちが人物試験に際しての不安をこぼしているのをよく耳にしました。
官庁訪問に特化した稀有な面接練習ワークショップは、官僚志望の学生さんにはもってこいですね!


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親身で頼りになるキャリア相談

筆者は就活中に、オワハラ対策についてキャリサポに相談した経験があります。
キャリア相談は本来は要予約ですが、その際は予約がすべて埋まっていました。しかし大事な用件でかつ急ぎであったため、特別にその場で手短な電話相談を受けることができました。
担当職員の方が柔軟に対応してくださったうえ、分かりやすく適格なアドバイスをくださったため、その後も安心して就活を進めることができました。


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キャリサポの短所

なかなか予約が取れない

民間の就活支援サービスに比べ、諸々の催しの開催回数や参加可能人数はかなり限られている印象です。(例えば、GDワークショップの一回ごとの定員は12名ほどです。)
イベントやワークショップはほぼ全てが予約制です。特に就活が本格化する4~5月あたりは、気付くと予約が全て埋まっており、キャンセル待ちになることも。
気になるイベントやワークショップがあれば、開催予定をこまめに確認し、早めに予約しておくと安心です。
また、キャリサポのメルマガに登録すれば、開催情報をいち早く受け取ることができます。


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ワークショップはほぼ平日のみ

民間の就活イベントには休日開催や夜間開催のものも多いのに対し、キャリサポでは合説など一部を除きイベントの多く・ワークショップのほとんどが平日開催です。
授業や試験やアルバイトとの兼ね合いで参加が難しいこともあるでしょう。
筆者は、自分の都合に合わせて民間の就活イベントと併用していました。

本郷キャンパス以外のキャンパスにはない

キャリサポがあるのは、本郷キャンパスのみです。
柏キャンパスや駒場キャンパスにはキャリサポはないので、本郷以外のキャンパスに通っている学生さんには少し不便かもしれません。
とはいえ、キャリサポ主催の就活イベントを柏や駒場で開催することもあるので、チェックしてみると良いでしょう。

東京大学キャリアサポート室のまとめ

今回ご紹介したイベントやワークショップの他にも、業界研究会やES対策講座やインターンシップ説明会など、様々なサービスがキャリサポで開催されています。
授業や部活の合間の時間を有効活用して、皆さんの就活に生かせると良いですね!