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テストセンターは、本選考で多くの企業が活用しているため、就活を行うにあたって避けては通れないものです。自分が行きたい企業がテストセンターを実施していることも大いにあり得ますので、「受け方を知らなかった」「思ってたテストと違った」という事態に陥らないように、この記事にしっかり目を通して、本選考前にテストセンターの種類や受け方について把握しておきましょう!

テストセンターとは

会場受験型のテスト

自宅のPCでテストを受ける自宅受験型のテストをWEBテストと呼ぶのに対し、テストセンターは全国47都道府県に設置された試験会場で、自分の都合の良い日時を予約して受験する「会場受験型のテスト」のことを指します。インターンシップの選考では、テストセンターを使用する企業はあまり多くありませんが、本選考になると多くの企業が選考の一部にテストセンターを使用するようになります。

テストセンターの種類と出題内容

リクルートキャリアが開発したSPIの会場受験型バージョンを「テストセンター」と呼ぶのが最も一般的ですが、WEBテスト同様、テストセンターにもさまざまな種類があります。例えば、玉手箱のテストセンター版である「C-GAB」、TG-WEBのテストセンター版の「ヒューマネージ社のテストセンター」などです。比較的実施率の高いこれら3種類のテストセンターの出題内容について、以下にまとめました。


①SPIのテストセンター
基本的には性格検査と能力検査を行います。能力検査では、言語問題と非言語問題を解き、働く上での基礎的な能力を測ります。さらに、企業によっては追加で文章の構造や関係性を把握する力を測る「構造的把握能力検査」や英語力を測る「英語能力検査」も併せて行うことがあります。
②C-GAB
性格テストと、計数・言語・英語の能力テストを行います。SPIのテストセンターでは、英語はオプションとして企業によって実施の有無がありましたが、C-GABでは標準実施になっています。


③ヒューマネージ社のテストセンター
こちらも性格テストと能力テストで構成されています。能力テストは言語、数理(計数)のパターンが一般的で、企業によってはオプションとして英語のテストが実施されることもあります。

受験結果は他の企業に使い回しできる

テストセンターで受けた前回の受験結果は、同じ種類のテストセンターを活用している他の企業にも使い回すことができるので、再度テストを受けに行く必要はありません。テストに手応えを感じるまでは何度も受験することをおすすめしますが、手応えを感じた回があれば、それ以降は時間の節約のために他の企業にも受験結果を使い回すと良いでしょう。

受験までの流れ

テストセンターIDを取得する(初回のみ)

テストセンターを受験する際には、自分専用のテストセンターIDが必要になります。エントリーした企業から受験の案内メールが届くので、そこに記載されているURLから初回受験のための登録を行って下さい。流れに従って登録を終えると、登録したメールアドレス宛に自分専用のテストセンターIDが送られてきます。このIDは今後テストセンターを利用するたびに必要になりますので、送られてきたメールを紛失しないように注意しましょう。

受験会場・日時の予約をする

新卒採用ピークの時期になると全国47都道府県の会場でテストセンターを受験することができるようになります。自分の最も都合の良い会場・日時を選択し、予約しましょう。


web上で事前に性格検査を行う

基本的に性格検査は予約した後に自宅のPCで行います。性格診断には受験期限があるので、必ず期限までに行うようにしましょう。もし間に合わなかった場合は、予約がキャンセルになってしまうこともあるので注意してください。なお、性格検査も前回結果を使い回すことができます。


※ヒューマネージ社のテストセンターは、性格診断を会場で受験します。

予約した日時に会場へ行き、受験する

当日は時間に余裕をもって会場に向かいましょう。免許証や学生証などの写真付きの身分証明書と、受験予約完了画面などを印刷した受験票を忘れずに持参しましょう。

注意点とアドバイス

受験予約について

テストセンターの受験予約は企業から受験案内が届き次第、できるだけ早く行うようにしましょう。新卒採用ピークの時期になると多くの就活生がテストセンターを受験するようになります。自分の都合の良い会場・日時がすでに埋まってしまっていて、予約できないという事態に陥らないように、期限までに余裕を持って予約することが大切です。

テストセンター対策

先ほどご紹介した通り、テストセンターの種類はSPIだけではありません。自分の受ける企業がC-GAB、ヒューマネージ社のテストセンターを活用している場合もありますので、SPIと併せてこれらの対策もしっかりしておきましょう。ちなみに筆者は、「SPIノートの会」シリーズの対策本を使用してテストセンター対策をしていました。何度も繰り返し問題を解いておくと出題パターンが把握できますし、解答速度も上がります。また、実戦練習としてあまり興味のない企業のテストセンターを受験しに行き、本番のスピード感や場の雰囲気に慣れておくというのも一つの手です。

服装はスーツである必要はない

テストセンターは企業に勤める社会人に会うわけではないので、受験の際の服装は私服でも問題ありません。日程の前後に面接などの就活に関するイベントが特になければ、リラックスできる服装で臨みましょう。

テストセンターの種類と受験のまとめ

この記事では、テストセンターの種類や受験の流れ、注意点などについてご紹介しました。テストセンターは非常に多くの企業が活用していて、それを突破しないことには企業の面接にすら臨むことができません。自分が受ける予定の企業のテストがどのような受験方式なのか、テストセンターなのであればどの種類のテストなのかということをしっかり確認したうえで、本番に備えて前もって対策しておくようにしましょう。