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就活を進めるうえで、自分の考えているキャリアプランと親の期待が食い違うケースがあります。自分はベンチャーに行きたいけれど親は大手企業への入社を希望している場合など、どうしたら親の理解を得られるのか悩んでいる学生もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は親とキャリアプランに関する意見が異なった場合について詳しくみていきます。

就活と親の関係性について知ろう!

これまで入社する企業を親に”報告”する学生が一般的だとされていましたが、現在では親の”承諾”を必要とする学生も増えつつあります。親と就活の関係性がこれまでとは徐々に変わってきているのです。就活はあくまでも自分自身のものではありますが、これまで育ててくれた親にも喜んでもらいたいと考えている学生も多いでしょう。ここからは就活と親の関わりの変容と、親の考えを理解する姿勢の大切さについてお伝えします。

就活におけるオヤカクとは?

近年、人事の中で「オヤカク」という言葉が出現しています。オヤカクとは内定予定の学生の親に対して、内定応諾の確認をとる行為です。具体的には電話をかけたり、親に同意書を記入してもらったり方法は企業によって異なります。またオヤカクは内定承諾の確認に留まらず、内定予定者の親に対して自社を理解してもらえるよう努めることもあります。たとえば資料送付はもちろんのこと、親向けの採用ページを作成したり懇親会を開催したりする企業もあるのです。

近年の就活でオヤカクが行われる理由を知ろう!

オヤカクが行われるようになったのは、親が就活に関わる機会が増えてきたからと言われています。内定を出したのにも関わらず親の反対を理由にして内定辞退が行われるなど、就活における親の発言力が増していると感じている企業も多いのです。企業は内定を出すまでに多くの時間や予算を投じていますし、学生の確保に必死になっている企業もたくさんあります。にもかかわらず親の反対という理由のみで内定辞退されては、これまでに要した時間やコストが水の泡です。親が子どもの将来を心配するのは当然のことではありますが、少子化の影響で思い入れが強くなっているのも大きな要因と言えるでしょう。

親とよく話し、親心を理解する

キャリアプランにおいて親と自分の意見が食い違った場合は、親とよく話し親心を理解することが大切です。親が内定先への入社に反対している理由は何なのかきちんと掘り下げましょう。内定先の業績、労働環境、転勤の多さなど理由はいろいろあるはずです。ただ、いずれにしろ自分の将来を心配してくれていることに変わりありません。そのような親心を理解しつつ、自身の意思をきちんと伝えることが大切です。内定先についてきちんと伝えることで親の不安も解消され、納得してくれることもあるでしょう。また親は自身にとって最大の理解者です。これまであなたを一番近くで見てくれていたからこそできるアドバイスもあるでしょう。入社を反対されたときこそ積極的にコミュニケーションをとり、親の考えを一度受け止めるように心がけてみてください。

キャリアプランを決めるのは親ではなく自分

就活を続ける中で親との意見が食い違う場面が出てくることもあるでしょう。そのような事態に陥っても、キャリアプランを決定するのは自分だと強い意思を持ってください。自分で決めないとどうなってしまうのか、また親との話し合いをスムーズに進めるための方法についてご説明していきます

キャリアプランは絶対に自分で決めること

キャリアプランは自分で決めることが大切です。親に入社を反対され大喧嘩したとしても最後は自分で決めましょう。というのも納得感がないまま働きはじめたとしても、自身のパフォーマンスが下がってしまうからです。仕事をしているとどうしても上手くいかないことや理不尽なことに遭遇します。その度に「自分が本当に行きたかった企業に入社していたら…」と考えてしまうことでしょう。そのような状態でパフォーマンスを最大限発揮することは難しいと言えます。納得感を持って入社したのであれば、言い訳をすることもできませんし割り切って前進することができるでしょう。いくら親に反対されても最後に決めるのは自分です。親の意見を聞き入れるのも大切ですが、鵜呑みにせずに自分の考えをきちんと主張してください。

親との話し合いの前に内定を取ろう!

親が大手企業への入社を希望しているが、自身はベンチャーに入社したいというケースもよくある事例です。いずれの企業からもまだ内定をもらっていない場合、議論はなかなか収束しないと考えられます。大手とベンチャーという視点だけでは抽象的ですので、お互いがイメージの中で意見を述べることになるからです。このような事態を避けるため、親との話し合いは内定をもらってからにするのが良いでしょう。大手とベンチャーのそれぞれから内定をもらい、内定先の企業について両者が理解を深めてから意見を交換してみてください。内定先が出揃えば各社における自分のキャリアプランも伝えやすいですし、福利厚生や給与などの待遇もはっきりします。親が心配に思っている部分にも自信を持って回答できれば納得してくれる可能性も格段に上がるはずです。

まとめ

自身のキャリアについて親と意見が合わなくても落ち込んだり、不安になったりする必要はありません。親はあなたの将来を心配して言っているのですから納得できる回答ができれば、入社を喜んでくれるはずです。自分の芯をしっかりと持ち満足のいく就活にしましょう。

YouTubeで動画も公開中

キャリアプランと親の期待との悩みについて、元P&Gジャパン採用/研修統括マネージャーのレクミーおじさんが詳しく解説している動画はYouTubeでも視聴できます。記事には載せきれなかった貴重な話も聞けるので、ぜひレクミーチャンネルもチェックしてみてください。
【録画QA】就活で親の期待と自分の進路のすり合わせ方