インターンシップは、優良企業の内定獲得に向けて欠かせないステップとなっています。
近年は「参加しないと不利」とまで言われるほど、就活における重要度が増しています。
しかし、人気企業のインターンともなると倍率は数百倍に達することもあり、参加企業の選定・短期か長期かの判断・選考対策・日程の重複対応など、考えるべきことは多岐にわたります。
本記事では、エントリー前に意識しておきたい3つのポイントを解説します。
短期・長期、参加企業はどう決めるべきか
企業がインターンを開催する目的を理解する
企業がインターンシップを開催する理由は、大きく2つあります。
1つは「自社を多くの学生に知ってほしい」、もう1つは「優秀な学生と早期に接点を持ちたい」というものです。
どちらも最終的には「自社への入社意欲を高め、内定を承諾してもらう」という目的に向かっています。
短期インターンは「より多くの人に知ってもらう」ための広い接点づくり、長期インターンは「より深く理解してもらう」ための関係構築、という深度の違いと捉えると整理しやすいです。
学生側の選び方
企業側の目的と同様に、学生側も自分の目的に合わせて選択することが重要です。
多くの企業と接点を持ち視野を広げたいなら短期を、特定の企業や業界への理解を深めたいなら長期を選ぶとよいでしょう。
ただし、早い段階でエントリー数を絞り込むのは危険です。
エントリー自体はノーリスクですし、「長期インターンは負担が大きそう」と最初から諦めてしまうのは非常にもったいない選択です。
まずは幅広くエントリーしたうえで、選考の進捗を見ながら絞り込んでいくスタンスが得策です。
日程が重なっても問題なし!日程調整は後で考えよう
「まずエントリー」が基本姿勢
夏季など各社のインターンが集中する時期は、どうしても日程が重なります。
しかし、日程の重複を理由にエントリーを諦める必要はまったくありません。
理由は2つあります。
・思っている以上に選考には落ちるため、最初から数を絞ると参加できる企業がゼロになるリスクがある。
・選考途中での辞退は、本選考に大きな影響を与えない。
実際に、早めにエントリー数を絞りすぎた結果、参加できるインターンがなくなってしまった先輩就活生は少なくありません。
辞退が本選考に与える影響
「辞退すると選考に響くのでは」と不安に感じる方もいるかと思います。
無断欠席や連絡なしの辞退は避けるべきですが、誠実に理由を伝えれば問題になるケースはほとんどないのが実態です。
企業の採用担当者は、他社のインターンスケジュールについてもある程度把握しており、優秀な学生が複数社の選考を並行して進めていることも十分理解しています。
きちんと連絡を入れたうえで辞退すれば、むしろ「複数の厳しい選考をクリアした学生」という印象につながることもあります。
正しく丁寧に対応することが、企業への好印象を保つポイントです。
インターン時点での就活の軸はどう作るべきか
軸は「情報量」から生まれる
2〜3年生の時点では、就活の軸がまだはっきり定まっていない人がほとんどです。
「軸の決め方がわからない」と悩む声も多く聞かれます。
就活の軸とは、「社会人として働くうえで、これだけは譲れないもの」のことです。
これを明確にするには、まず大量の情報をインプットすることから始めましょう。
質にこだわりすぎる必要はなく、企業の会社説明動画をながら見するだけでも構いません。
そのなかで「なんとなく気になる」「なぜか印象に残った」企業がいくつか浮かび上がってきます。
次に、そういった企業に共通する要素を書き出してみましょう。
この共通点が、就活の軸の出発点になります。
軸は変わってよい
「一度決めた軸は変えてはいけない」と思い込む必要はありません。
長年第一線で活躍してきたビジネスパーソンでも、時間とともに価値観や優先順位は変化していきます。
就活生であれば、インターン経験や情報収集を重ねるなかで軸が少しずつ変わっていくことはむしろ自然なことです。
大切なのは、過去の経験や専攻をそのまま職業に反映させることではありません。
これまで「学んできた」という姿勢や思考プロセスを、新しい職域に活かしていけるかどうかが本質です。
軸は固定するものではなく、経験とともにアップデートしていくものと捉えましょう。
まとめ
インターンシップを成功させるために意識すべき3つのポイントを振り返ります。
・短期か長期かは目的に合わせて選ぶ。ただし最初から絞り込みすぎず、まず幅広くエントリーする。
・日程が重なってもエントリーは躊躇わない。辞退の際は誠実に連絡すれば本選考への影響はほぼない。
・就活の軸は情報量を増やすなかで見えてくるもの。変化してよいと捉え、柔軟に育てていく。
最初から完璧を求めず、幅広い選択肢を持ちながら柔軟に行動することが、インターンを最大限に活かすための第一歩です。

