本選考が近づいているにも関わらず、インターンシップに参加できず不安を抱えている学生も多いのではないでしょうか。
インターンの選考を通過したからといって、必ずしも内定に直結するわけではありません。
とはいえ、不合格の通知を受けると落ち込んでしまうのも事実です。
本記事では、インターン選考に参加できなかった学生に向けて、人事目線での現状分析と、今後取るべき行動についてお伝えします。
就活におけるインターン選考を知る
まずはインターン選考の役割と、インターンに落ちた学生の現在地を人事目線で整理しましょう。
インターン選考とは何か
インターンシップとは、学生が一定期間にわたって就業体験を行う機会のことです。
参加することで、企業の雰囲気を肌で感じたり、業界・職種に関する知識を深めたりできます。
ただし、「周りがエントリーしているから自分も」という受け身の姿勢では、インターンの利点を活かしきれません。
積極的に質問し、主体的に動いてはじめて有意義な経験になるのです。
選考つきのインターンでは、エントリーシートの記入や面接を本選考前に経験できるという点でも価値があります。
企業によっては、一次試験の免除や早期内定につながるケースもあるため、参加しない理由はないと言えるでしょう。
ただし、内定獲得や試験免除を最大の目的にするのは本末転倒です。
それらはあくまでもインターンで得られる経験の副産物として捉えておきましょう。
人事から見て、インターン不参加の就活生は出遅れているのか
結論から言えば、インターン選考を通過できなかった学生は、かなり出遅れていると言わざるを得ません。
インターンへの参加が内定に直結しないとしても、参加者はすでに大きなアドバンテージを持っているからです。
インターンを経た学生は、企業の社風や雰囲気、職種・業界・実際の仕事内容に関する深い理解を得ています。
本選考では、そうした知識と経験を持つ学生たちと競い合うことになります。
さらに、複数回の選考を経験したことによる自信も、インターン参加者には備わっているでしょう。
何らかの対策を講じない限り、この経験の差は本番でも影響してしまうと考えられます。
インターン選考を実施する企業側の意図とは
インターンシップには、数日間の短期型から数週間・数ヶ月にわたる長期型まで、さまざまな形式があります。
内容も、会社見学やグループワーク、営業同行など多岐にわたります。
企業がインターンシップを実施する主な目的は、「自社を学生に知ってもらうこと」と「優秀な人材と早期に出会うこと」の2点です。
自社への理解を深めてもらうことで志望度や内定承諾率が上がり、優秀な人材とは早い段階で接点を持つことで、採用活動を有利に進められます。
そのため人事としては、できる限り多くの学生と接したいというのが本音です。
しかし受け入れ人数には限りがあり、採用予算や受け入れ体制の都合から、やむを得ず不採用の連絡を送ることもあります。
人事が学生を落としたくて落としているわけではない、という点は理解しておきましょう。
インターンに参加できなかった学生が取るべき行動
インターン選考にすべて落ちてしまった学生は、これからどう動けばよいのでしょうか。
最も大切なのは、気持ちの切り替えと具体的な行動への転換です。
インターン選考の不合格は「行動を変えるチャンス」と捉える
インターン選考に落ち続けながらも、最終的に一流企業への入社を果たした先輩は数多くいます。
そのような学生に共通しているのは、インターンに落ちた経験を自分が変わるきっかけにできたという点です。
不採用の連絡はショックですし、落ち込むのは自然なことです。
しかし重要なのは、そこから引きずることなく行動を変えられるかどうかです。
インターン選考に落ちることで得られるものがあります。
それは、自分の現在地と不足している部分を客観的に知れるという事実です。
まず不合格という結果を素直に受け止め、「採用されるための実力がまだ足りていない」という現状を正直に認めることが出発点になります。
自分が就活戦線のどの位置にいるかが分かれば、今後の指針も立てやすくなるでしょう。
また選考を振り返ることで、「志望動機が曖昧だった」「学生時代に力を入れたことを十分に伝えられなかった」といった具体的な反省点が見えてくるはずです。
不足を知ることを前向きに捉えれば、次の行動にすんなりと移れます。
落ち込んで就活を投げ出すのではなく、「今自分に何ができるか」を考え続けることが、最終的な結果を大きく左右します。
切り替える力は、社会人になってからも必ず活きる
社会に出れば、渾身のプレゼンを準備してもコンペに敗れることや、順調だった商談が担当者交代で白紙になるなど、思い通りにいかない場面は日常的に起こります。
そのような状況から素早く立ち直る力は、社会人にとって欠かせないスキルの一つです。
失敗はしたくてするものではありませんし、選考に落ちたくて落ちているわけでもありません。
大切なのは、自責の念に囚われ続けるのではなく「次はどうすれば失敗しないか」を考えることです。
とはいえ、「前向きになれ」と言われても簡単にはできないという方もいるでしょう。
そのような場合は、失敗から得た学びを紙やメモに書き出してみてください。
失敗すると、あれこれと悩んで行動が鈍くなりがちです。
教訓を文字にして可視化することで、失敗と真摯に向き合えますし、次にどう行動すべきかが明確になります。
メンタルをコントロールして気持ちを切り替える力は、就活生のうちから意識して身につけておいて損はありません。
まとめ
就活を通じて何もかもが順調にいく学生はいません。
すべての学生が試行錯誤を重ねながら、自分の描くキャリアに向けて一歩ずつ前進しています。
その歩みを少しでも早めるためには、失敗を素直に認め、自分の行動を変え続けることが唯一の方法です。
インターン選考が思うようにいかなかった学生も、本記事を参考にしながら、最後まで諦めずに走り抜けてください。

