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就活を進めていると人事の態度や発言に、ネガティブな印象を持つ学生もいらっしゃるのではないでしょうか。そうした場合、人事の印象が悪くても企業のごく一部の人間だと捉えてスルーすべきなのか、企業選びの基準の一つとして考えればよいか迷われるかもしれません。今回は人事の発言や態度にネガティブな感情を抱いてしまった場合についてご説明します。

人事の態度に対するネガティブな感情を整理する

人事のなかには学生を下に見ていたり、対応が雑だったりする方がいるのも事実です。まずはそのように感じてしまう理由について整理していきましょう。

ネガティブな感情を抱かせる人事とはどのような方か

具体的にネガティブな感情を抱くのはどのようなタイミングでしょうか。たとえば選考の日程調整の連絡が極端に遅かったり、就活生の予定を考慮せずに面接日程を決定したりすることが挙げられます。もちろん多数の選考者を抱える企業は、スケジュール調整が難しいケースがあるかもしれません。しかし学生への配慮があまりにも感じられない場合はネガティブな印象を持ってしまうのも仕方ないでしょう。また面接の場で、面接官の態度が横柄だったり不適切な質問をされたりした場合も悪印象を抱いてしまうかもしれません。面接官が人事ではなく現場の営業職の方が担当している場合もあるため一概にはいえませんが、会社の顔としての意識に欠けているケースも多いです。

態度が悪い=圧迫面接という可能性も!

圧迫面接とは面接官が就活生に対してわざと高圧的な態度をとったり、難解な質問をしたりする面接手法です。圧迫面接は学生のストレス耐性や、コミュニケーション能力、本音を引き出すことを目的にして行われます。面接の難しいところは学生によって、圧迫面接だと感じる方とそうでない方がいることです。そもそも社会人であれば当たり前のような質問も、学生からしたら圧迫面接のように感じてしまうケースもあります。面接官が意図していなくても学生が不快感を抱いてしまうこともあるため、こればかりは個人の感じ取り方次第ということになるでしょう。ただし圧迫面接とも受け取れないような態度の悪さや言葉遣いに関しては論外ですので、就職先として不適切だと考えても問題ありません。

企業選びと人事の態度は絡めて考えてもよいのか?

ここからは人事に対する自身の感情を企業選びの一つの要素として考えてもよいかどうか、ご説明していきます。

採用におけるニーズは変化している

新型コロナウイルスの影響もあり、採用におけるニーズは大きく変わりました。採用がオンライン化することで、これまで直接会って話す機会は大幅に減少しています。これまでオフラインの場で実施されており、学生からは見えにくかった部分がよく見えるようになってきているのです。人事には現在、広報する力や学生と良好なコミュニケーションをとる力が求められています。

企業選びと人事の態度は絡めて考えてもよい!

採用のオンライン化によって、学生と企業はよりよいコミュニケーションが求められています。企業の人事からすれば就活生はお客さんのようなものです。そのお客さんに対してネガティブな印象を与えてしまうということは、企業のアサイン力が不足しているといってもよいでしょう。たとえば広報担当の声が小さくて聞き取りにくく、説明があまり上手でなかったとします。企業では外部の人間に対して社員が話すポジションはさほど多くはありません。にもかかわらずそこに対してネガティブな感情を抱かざるを得ないということは、その企業が貴重なポジションをぞんざいに扱っている可能性があるのです。学生から世の中のニーズに対応できていない企業、適材適所ができていない企業と思われても仕方なく、これは企業選びの一つの基準にしても問題ないでしょう。

態度が悪い人事や面接官にあたったときはどうすればよいか

面接の場で威圧的な態度をとられた場合は、まずは冷静に対応しましょう。こちらの感情をむき出しにしたり、逆上したりしないことが大切です。たまたま人事以外の面接官が本来の仕事でばたついており、対応が雑になってしまっている可能性もありますし、それだけの理由で第一志望の企業の選考に落ちてしまっては元も子もありません。まずは選考を通過することを考えて対応するとよいでしょう。次の面接でも面接官の態度が悪かったり、どの人事と話してもネガティブな印象を抱いてしまったりした場合には、こちらから辞退してしまえば問題ありません。いずれにせよ企業が意図を持って実施しているのか、そもそも企業の体質や社員の性質がよくないのか見極めることが大切です。複数人とコミュニケーションをとってから判断してみてください。

まとめ

人事に対するネガティブな印象は、企業選びの一つの指標としてもよいでしょう。学生にマイナスの印象を与えてしまう時点で、企業が社員をきちんと見ずに人材を配置していると受け取れるからです。ただし社会人のなかでは当たり前とされることとのギャップによって学生が一方的に負の感情を抱いてしまう場合もあります。選考の場数を踏むことで、自分のなかに一定の線引きもできてくるはずですので、積極的に選考に臨みましょう。

YouTubeで動画も公開中

人事のネガティブな印象は企業選びの要素になり得るのかについて、元P&Gジャパン採用/研修統括マネージャーのレクミーおじさんが詳しく解説している動画はYouTubeでも視聴できます。記事には載せきれなかった貴重な話も聞けるので、ぜひミキワメチャンネルもチェックしてみてください。
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