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就活生のなかには外資系企業のコンサルを志望する方もいらっしゃるでしょう。外資系コンサルは入社までの難易度が高いことにくわえ、選考の時期が日系企業とは異なります。今回は外資系コンサルの概要と人事目線でエントリーすべき選考時期をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

外資系コンサルの概要と選考時期を知ろう!

まずは外資系コンサルに関する知識を深めましょう。外資系コンサルがどのような仕事をしているのか、また選考時期はどのように設定されているのかをご説明いたします。

外資系コンサルティングファームとは?

外資系コンサルとは、外国資本のコンサルティングファームを意味します。コンサルティングファームは企業の経営上の課題解決を目的としており、業務内容は新規事業の立案やコスト削減、サプライチェーンの仕組みの再構築などさまざまです。コンサルというと経営層とのやり取りが多い印象が強いのではないでしょうか。現在はプロジェクトが多岐に渡ることから、事業部長や現場社員ともコミュニケーションをとりながら進めることもあります。まさに依頼された企業全体の未来を創っていく仕事と言えるでしょう。また外資系コンサルで特に有名なのがMBBと呼ばれる3社です。これはマッキンゼー・アンド・カンパニー、ボストン・コンサルティング・グループ、ベイン・アンド・カンパニーの社名の頭文字をとっています。この3社は外資系コンサルのトップ3であり、例年多くの就活生がエントリーしている人気企業です。

外資系コンサルの選考期間の特徴とは?

外資系コンサルの選考が行われる時期は、日系の一般企業とは異なります。これらの企業の選考は、夏選考と秋・冬選考の年2回がメインです。この2回の選考にくわえて春選考を行う企業もありますが、4月初旬にはエントリーが締め切られることも多く、日系の企業よりも早い時期に選考が終わるのが特徴と言えるでしょう。また企業によっては。一度選考を受けると、その年の選考には参加できなかったり、不合格後数年は再応募できなかったりする企業もあります。一方で、夏選考しか行わない企業もあるため、選考をいつ受けるかどうかは就活生にとって悩みの種になっていると言えるでしょう。

外資系コンサルはいつ受けるべき?

複数の時期で行われる外資系コンサルの選考ですが、いつ応募すればよいのでしょうか。ここからは。外資系コンサルを受けるおすすめの時期とその理由について、人事目線でご回答いたします。

外資系コンサルは迷わず夏に受けるべき!

外資系コンサルを志望しているのであれば、迷わず夏選考から参加しましょう。最大の理由として挙げられるのは「外資系コンサルで働いている方々はこのようなことで迷わないから」です。外資系コンサルで働いている方の多くは、優秀で仕事もでき自信に溢れています。いつの選考を受けたら内定を獲れるかという思考ではなく、自分はいつ受けても採用される、とにかく一度挑戦してみるといった強者のメンタリティーを持っているのです。つまりそのような考え方ができる人が外資系コンサルに向いていますし、採用にもつながりやすいと言えるでしょう。特に志望度が高い場合、経験を積んでから挑戦したいという気持ちもあるかもしれません。ただ外資系コンサルにおいてはこうした保守的な思考も強者のメンタリティーで打開していくことが求められるでしょう。

採用担当者に自分の情報をより多く共有できる

夏選考に参加するメリットは、志望企業の採用担当者に自身の情報をたくさん伝えられることです。採用担当者は履歴をたどると、一度落ちた学生が以前にどこまで選考を進めていたかがわかります。たとえば、この学生はエントリーシートを通過できなかった、インターンで落ちてしまったなどです。一見すると以前の選考を通過できなかった学生は不利と思われがちですが、そうとは言い切れません。夏不採用でも秋冬の選考で内定をもらえるケースはたくさんあります。夏に一度落ちた学生の方が秋・冬選考ではじめて会った学生よりも判断材料が多いのがその理由です。人間は判断材料が多ければ多いほど加点しやすい傾向にあります。一度夏選考を受けていれば、はじめて選考に参加する学生よりも多くの情報を採用担当者に伝えることができるでしょう。そのため判断材料が増え、加点の可能性も上がり採用にもつながりやすいのです。

ビフォーアフターを見せることができる

自身の成長を採用担当者に伝えることができるのも夏選考に参加するメリットの1つです。夏選考に参加したもののエントリーシートで落ちてしまった学生がいるとします。その学生が、秋・冬選考を受けて最終面接までこぎつけたとしましょう。人事には夏選考では足りなかった部分を数ヶ月できちんと補い、実力をつけるために努力してきた学生と映っているはずです。このようにビフォーアフターを見せることで、採用につながることもあるため、合理的に考えると夏選考から受けた方がよいと言えるでしょう。

まとめ

外資系コンサルへの就職は狭き門であることには違いありません。そこで大事なのは就活における自身の就活の軸や戦略にくわえて「自分は受かる」という強い自信です。多くの優秀な学生が挑戦しているからこそ、その中で必要な人材であることをアピールしていく強者のメンタリティーが求められるのです。今回の記事を参考にして、外資系コンサルの選考へ挑んでみてください。

YouTubeで動画も公開中

人事の目線から外資系コンサルの選考を受ける時期について、元P&Gジャパン採用/研修統括マネージャーのレクミーおじさんが詳しく解説している動画はYouTubeでも視聴できます。記事には載せきれなかった貴重な話も聞けるので、ぜひレクミーチャンネルもチェックしてみてください。
0415 夏選考と秋冬どこで外資を受けるべき?(修正版)