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2020年2月から、社会情勢は大きく変化しました。昨年度までの就活のやり方が参考にできず、戸惑っている22卒の方も多いことでしょう。もちろん、就職活動に前向きに取り組もうと頑張っている方もたくさんおられると思います。そこで今回は、社会で活躍できる突き抜けた人材になるためには、どのような就活を行えばいいのか、具体的に解説します。「人と同じ就活をしていて大丈夫か?」と悩んでいる就活生は、この記事を読むことで意識の持ち方や今やるべき行動がよく分かることでしょう。

漠然と人と同じ就活をしているだけでは突き抜けた人材になれない

「とにかく良い会社に入りたい」と漠然とした思いだけで何となく就活をしたとしても、そこそこの知名度がある企業に入れる人がいるのも事実です。ですが、それでは人より少し秀でているだけで、それ以上伸びしろはありません。就職してから自分をスキルアップさせ、キャアを積み、世界で活躍するようなグローバルな人材になるのは難しいでしょう。誰でもやっていることを、同じようにやっていても、突き抜けた人材にはなれないのです。

価値ある就活とは何か?

価値ある就活とは、全ての活動を終えたときに自分自身の行動が変わるような活動のことです。就職活動とは、自分の時間を投資してさまざまなことを見たり聞いたり、調べたりすることですが、それだけで満足していては投資が無駄になります。大切なのは、見たり聞いたりしたことを、その日から行動に結びつけることです。これを実践した人とそうでない人では、スタートラインが同じでも1年後には大きな違いが出ていることでしょう。また、「その日から」というのも重要です。どんなに感銘を受ける話を聞いたり読んだりしたとしても、3日もたてば忘れてしまいます。そうならないためにも、即行動なのです。

耳年増にならない情報の取り方をしよう

しかし、「見たこと、聞いたことを行動に移す」といってもピンとこない方もいるでしょう。ここで、一例を挙げてみます。就活をしているとさまざまな情報を得られるため、それらを聞いただけでも、いっぱしの知識を得たように思えるでしょう。しかし、それだけでは単に情報をそのまま受け取って終わりです。情報にはさまざまな側面があり、一方から見ればメリットでも、違った見方をすればデメリットになることも多々あるのです。ですから、単に受け取った情報をそのまま「知識」として吸収してしまうのではなく、自分の頭で「これは本当なのか」「別の面からみたら違う意味になるのではないか」と考えてみてください。これが、行動の第一歩です。

価値ある就活の進め方

では、実際にどうやって就活を進めていけばいいのでしょうか?ここでは、価値ある就活の進め方を具体的に解説していきます。

やるべきことは3つだけ

就活はやるべきことがたくさんあります。価値ある就活をしようと思っても、やり方がわからなければ、目の前の課題をこなすことに精一杯で、無駄に時間を浪費しかねません。価値ある就活を進めるためには以下の3つの方法を実践しましょう。

・「就活の量を増やす」
・「良い情報にヒットする確率を上げる」
・「行動を起こす確率を上げる」

では、ひとつずつ具体的なやり方を解説していきましょう。

①情報の受け取り方を変えれば、就活時間は格段に増える

就活は自己分析をしたりESを書いたりするだけではありません。「自分が就職したい業界は、日々発信される膨大な情報をどのように受け取り、処理しているのか」を考えることが重要です。同じ情報一つ取っても、自分が置かれている立場によって、その受け取り方は全く異なります。自分が就職したい業界がもう決まっているなら、その業界の方が必要としているだろう情報をピックアップして受け取る努力をしてみましょう。もちろん、自分が必要と考える情報を調べることも必要です。そうすれば、日常生活を送りながらも情報を取捨選択する時間がすべて就職活動になるでしょう。以上が「就活の量を増やす」方法です。

②人と会う機会を増やそう

「良い情報にヒットする確率上げる」方法ですが、これは、自分を突き動かす情報に出会う手段を得ることが重要です。もっとシンプルに言えば、人と会いましょう。自分が就職したい業界で活躍するビジネスパーソンに出会い、話しをするだけでも、自分の行動の糸口に繋がる良い情報にヒットする確率はぐんと上がります。就活サイトや企業のHPを数時間見るより何倍も効果的です。もちろん、人と人には相性がありますから、会って「失敗した」と思う人もいるかもしれません。しかし、そんな時も「嫌い」で済ますのではなく、「なぜ自分はこの人と合わないのか」を分析してみましょう。そうすれば、時間を無駄にしません。また、動画などの自分がイメージを得やすいコンテンツに積極的に触れていきましょう。その際、就活生向けの情報だけでなく、プロフェッショナルが触れる情報にも触れていくと効果的です。自分が希望する業界に就職したつもりになり、その業界の人々(プロ)が触れる情報にどんどんアクセスしていきましょう。その方が良い情報にヒットしやすくなるはずです。

③得た情報を自分の言葉で表現し直してみよう

最後に、「行動を起こす確率を上げる」方法ですが、情報を飲み込んだときに、ひっかかった箇所をピックアップしましょう。それは、自分が興味を持ったことのはずです。そして、ピックアップした箇所を自分の言葉で表現し直してみてください。書き出してもいいですし、しゃべってもいいです。こうすることで、得た情報は受け売りではなく、自分の言葉となります。大切なのは、これら一連の行動に期限をつけることです。「いつかやる」ではなく、「いつまでならできるか」で期限をつくりましょう。これは、即断、即決、即行動の訓練にもなります。
これを行わないと、いくら素晴らしい人に会い、素敵な話を聞いたとしても、それだけで終わってしまうでしょう。さらに、「この情報に感動したから、自分はこんな行動をするんだ」と情報を基に行動を起こしましょう。その計画もすぐに立てることが大切です。

価値ある就活の方法は1人1人違う

ここまで、良い就活の進め方について解説してきました。
就活をできる時間は限られており、やることは膨大です。時間の使い方で悩むことも多いでしょう。「それではダメだ」としたり顔でアドバイスをしてくる人もたくさんいます。
しかし、人と同じことをしているだけではよい就活とはいえません。ここまででお話したように、膨大な情報を単に受け取るだけでなく、必要な情報を取捨選択し、理解し、行動に結びつけていかなければなりません。そのための時間の使い方は一人一人違うはずです。人と同じことをすることが重要なのではありません。今回お伝えした3つのポイントを守って22卒の方は就活を進めていきましょう。

▼100人に1人の人材になる就活のすすめ方