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凸版印刷は120年以上の歴史を持つ、印刷業界No.1の企業です。ネット媒体の隆盛によって紙媒体の出版印刷の需要が低減してきているため、現在はその高い印刷技術を活かして事業の多角化を図っています。今回はそんな凸版印刷の事業構造や求める人材像、選考フローを併せてご紹介します。

凸版印刷ってどんな会社?

凸版印刷は1900年、凸版印刷合資会社として設立され、ポスターやビラ、書籍の印刷事業で大きな売上を上げてきました。現在は「文化・情報産業の担い手」として、生活・産業事業分野やエレクトロニクス事業分野など、事業を多角化することでさらに業績を拡大しています。社内には落ち着いた雰囲気の社員が多く、比較的穏やかな社風の会社です。

凸版印刷の事業領域

情報コミュニケーション事業分野

「コンテンツ分野」では、雑誌や書籍、教科書の印刷事業、また子会社としてBookLiveを設立し、電子書籍事業に注力しています。「セキュア分野」では、最先端のセキュリティ技術に裏打ちされたBPOビジネスや商品券・キャッシュカード・ICカード事業を展開しています。「マーケティング分野」では、消費者と企業の間のマーケティングコミュニケーション活動として、チラシやキャンペーン、WEB、映像コンテンツなど様々な手法を用いたソリューションを提供しています。

生活・産業分野

「パッケージ分野」では、お菓子の箱からシャンプーのフィルム包装材に至るまで、様々なパッケージを研究からデザインまで通じて提案しています。「建装材分野」では、 化粧シート、壁紙、木工製品、建築・家具部材などの高意匠・高機能の建装材を生産しています。「高機能・エネルギー関連分野」では、水蒸気や酸素等のガス透過を防ぐ透明バリアフィルムや、転写プリンタ用記録メディアなど、よりハイテク寄りの素材を提供しています。

エレクトロニクス分野

カラーフィルタやタッチパネルモジュールなどのディスプレイ関連製品や、半導体関連製品など、最先端の印刷テクノロジーをベースにした製品を取り扱っています。スマホの技術革新が進むにつれて、これからの成長が期待できる分野です。

凸版印刷で働く人とは?

既存の出版印刷事業への依存から脱却し、様々な高機能素材の生産を行っている凸版印刷。そこではどのような就活生が求められているのでしょうか。

職種

凸版印刷は「営業・事務系」「企画系」「技術系」に分かれた採用を行っています。営業・事務系は「企画提案型」の営業や、事務管理として総務や事業戦略などのキャリアが用意されています。企画系はクライアントの要望を受けて、専門知識やノウハウを生かしながら、具体的な商品・サービスの企画立案を行う企画部門に配属されます。技術系は幅広い技術領域を活かした研究開発や生産技術のキャリアがあります。

求める人材像

凸版印刷の人事部は、採用HPで「トッパンが求めている人財は、まさにビジネスにイノベーションをもたらすことのできる人財です。まだ誰も知らない、「新しい価値」をつくり出してほしい。そのためには、失敗を恐れることなく、常に新しいことに挑み続ける勇気を持つことが大切です。」というメッセージを発信しています。そのため、就活生には「自分から行動を起こし、組織を変えていける人材」を求めていると考えられます。実際に採用面接を受ける際には、これらの要素を押し出したガクチカを話すと内定に一歩近づけるでしょう。

凸版印刷の本選考

最後に、実際の本選考はどのようになっているのかを見ていきましょう!

選考スケジュール

営業系の選考スケジュールは以下のようになっています。(20卒の情報です)
ES提出(3月中旬)→WEBテスト(3月下旬)→グループディスカッション(4月上旬)→ES提出(4月中旬)→一次面接(4月中旬)→最終面接(5月中旬)→内定(5月下旬)

選考フロー

凸版印刷のESの設問は「学生時代に最も打ち込んだこと2つ」「あなたの生き方や価値観に影響を与えた出来事・事柄」「凸版の未来の可能性について」など、少々オーソドックスでありながら変わった設問もあります。二回のESが通過した後は、一回のグルディスと二回の個人面接を受け、突破出来たら内々定となります。

インターンに参加するのもお勧め

凸版印刷は1dayのインターンを通年で複数回、夏に2daysのインターン、冬には4daysの職場実習インターンを開催しています。会社の概要や、営業・企画の実務に関する職場実習を体験することができ、本選考を受ける上での情報を効率よく集めることができます。

凸版印刷の本選考まとめ

凸版印刷は事業の多角化を推進している、トップクラスの大手印刷会社です。求める人材像をきちんと把握し、それに沿ったエピソードを用意しましょう!