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面接解禁日である6月1日。どの企業も1次面接をこぞってこの日に入れたり、内々定をあげた学生のために懇親会や食事会を開催したりするため、就活生にとっては最も忙しい日になりがちです。だからこそ、第1志望企業の面接を優先する、あえて6月2日に回す企業を作るなど取捨選択が肝要になります。今回は、6月1日に何があるのか、この一日を乗り切るために何をしておくべきなのか解説していきます。

6月1日はなぜ忙しいのか?

1次選考が集中する

6月1日は面接の解禁日です。優秀な学生を取られないために、どの企業も6月1日に1次選考を開催します。そのため、1次面接を6月2日以降に予約してしまうと、「うちが第一志望ではない」と思われることも。6月1日に1次面接を入れなかった時点で、合格の可能性が遠のく企業もあるようです。
だからこそ、優先順位をしっかりつけていないと、6月1日に1次面接を詰め込みすぎてしまったり、チャンスをふいにしてしまう可能性があります。

内定者の拘束がある

6月1日以前に内々定の通知をもらった企業からは「拘束」されることがあります。内々定を出した学生を逃がさないために、6月1日以降の他社選考を受けさせないようにするのです。
具体的には
・内定者懇親会を開催
・内定者研修を実施
・研修旅行の実施
などがあげられます。

即座に選考結果が出る

6月1日からの選考では当日か翌日に連絡が来ることが多いようです。
6月は面接が集中するため、企業間での競争が激しくなります。次のステップに進んでほしい学生には、他社に面接の予定を入れられる前に連絡を取りたいと考えます。その結果、面接を受けた当日か翌日に結果連絡が来るのです。そのため、面接を受けながら、スケジュール調整もする必要があります。

6月1日のスケジュール管理が上手くいかないとこうなる!

6月1日に企業が面接を入れたがることを解説してきました。そのため、優先順位をしっかりつけていないと、6月1日に面接を詰め込みすぎたり、第1志望企業の面接を2日以降に回してしまったという事態になりかねません。

1次面接を詰め込みすぎる

6月以前からリクルーター面談などで接触のあった企業からは、「6月1日に面接に来れないか?」という誘いがリクルーターやOBOGから来ることがあります。それを全部受けてしまうと、詰め込みすぎなスケジュールになってしまうので、時には断るようにしましょう。
東京での就活だと、大手町や丸の内での面接になることが多いので移動時間はそこまでかからないと思うかもしれません。ですが、面接が思った以上に延びてしまうことはよくあります。また、面接間の時間がないと、面接がうまくいかなかった場合、気持ちの立て直しができないまま次の面接に行く必要がでてきます。
このように詰め込みすぎると、上手くいくはずの面接まで失敗してしまうことになるので、6月1日に面接を入れるかどうかはしっかり考えるようにしましょう。

第1志望なのに、面接予約ができなかった

デベロッパーや総合商社などの人気企業だと、ESやWebテストの合格通知が出た後、熾烈な面接予約競争が始まります。反応が遅れてしまうと、6月1日の面接枠は既に満席になってしまうことも。
内定は6月1日に面接を受けた人から出ることになるので、6月1日に面接を受けられなかった時点でかなり不利な立場に立たされます。こうした事態を防ぐためにも、6月1日までに面接を入れたい企業を選別しておきましょう。

6月1日を無事に過ごすために

優先順位をはっきりさせておく

6月1日に行く企業を3~4社以下に絞るようにしましょう。他の企業選考は6月2日に回すようにします。
事前に接触のあった企業の誘いを断るのには、勇気が必要ですが、決めた優先順位を死守するようにしましょう。

スマホの充電はしっかりしておく

6月からの面接は即日、翌日に結果通知が来るので、スマホの充電切れがないようにしておきます。他社の面接を受けている最中に電話が掛かってきた場合は仕方ないですが、それ以外では絶対に対応出来るようにしておきましょう。

最寄り駅・面接場所の把握は完璧に

最寄り駅・面接場所の把握は完璧にしておきましょう。今までリク面やOBOG訪問があった会場とは違うこともあるので、間違いがないようにしておきます。
何時何分着の電車に乗るかなど、細かいところまで決めておくと安心です。

面接間の時間を「1時間半」持つ

面接と面接の間の時間を1時間半から2時間は持つようにしましょう。
それくらいの時間を持てれば、電車が遅れた、面接が延びてしまったというトラブルにも対処できるようになります。また、前の面接がうまく行かなかった時も、時間に余裕があれば、近くのカフェに寄ってリフレッシュを図ることもできます。

6月1日を制して、第1志望からの内定を獲得しよう

6月1日は各社の面接選考が本格化するため、就活生にとって精神的にも身体的にも疲労する一日になりがちです。この1日を無事に過ごすためにも、
・優先順位をはっきりする
・スマホの充電をしっかりしておく
・最寄り駅・面接場所の把握
・インターバルを1時間半以上置く
の4つを実践してみてください。