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五大商社の1つ「丸紅」の本選考ルートは1つとは限りません。どのルートが自分に適しているかを見きわめてこそ真の就活生です。今回は複数ある丸紅の選考フローを確認した上で、内定を獲得するコツを伝授します。

採用コース

丸紅が新卒で募集している職種は2つです。

  • 総合職
  • 一般職

募集人数は2職種合わせて101~200名と公表しています。年度によってバラバラですが、例年は総合職が120~150人程度、一般職が15人前後採用しているとされています。毎年1万人近くがエントリーするとも言われている丸紅では、倍率が50倍近くになることも考えられます。

選考フロー

  1. 正規ルート
  2. OB訪問ルート
  3. インターンルート

丸紅の選考フローはこの3種類で、総合職も一般職も同じ選考ルートになっています。

正規ルート

1つ目はその名の通り正規ルートです。競合する総合商社と同様に5月31日までにES・Webテストの選考を終え、6月1日より面接選考をスタートさせるルートです。個人面接を3回突破すると内々定です。

OB訪問ルート

2つ目はOB訪問ルートです。3~5月までにOB訪問を行った学生の中から志望度が高く優秀な学生が早期選考に優遇されるルートです。OB訪問アプリや大学のOB名簿などを用いて訪問して高評価を受けると、OB社員からメールで他のOB社員を紹介してもらうことができます。回数は評価によって異なりますが、この方法で3~5回OB訪問をすると5月上旬に人事部から「OB訪問会」に招待されます。これも事実上の選考で、突破すると5月下旬には「役員面接」(最終面接)に呼ばれます。役員面接を通過すると6月1日は内定承諾のみとなります。

インターンルート

3つ目のインターンルートは、2月に開催される計5日間の宿泊型インターンシップに参加した学生の中から評価が高かった学生が優遇されるルートです。
5日間とは言っても前半3日・後半2日に分かれていて、10日ほど間が空きます。その間も頭の片隅に丸紅のインターンのことを考えなくてはいけませんから、身体的な拘束は計5日ですが精神的にはより長期間拘束されることになるでしょう。
ESとWebテストを提出した後は、OB訪問ルートのOB訪問会・最終面接に合流する早期選考ルートです。

現在わかっているだけでも、この3通りの選考ルートがあり、競合である五大商社に負けじと優秀な学生をいち早く確保したいという気鋭が感じられます。表にまとめると下記のようになります。

エントリーシートの設問

短文でスマートに回答しよう

エントリーシートの設問は以下の通り。

  1. 学業で力を入れていた点(100字)
  2. 学業以外で力を入れていた点(100字)
  3. 自分のことをPRするキーワード(20字×5つまで)

すべてを最大字数で回答しても僅か300字で、五大商社でいえば住友商事の本選考のES課題であるトピック5つ(20字×5つまで)に次いで少ない字数です。
端的に話の根幹を記述する必要があります。「キーワード」はもちろん1文で、そして2つの「力を入れていた点」では結論を1文とそれを補助する文(理由付けや状況説明)を1,2文だけで表せるように工夫しましょう。

また、「キーワード」は必ずしも5つ用意する必要はありません。(極力「力を入れた点」との重複を避けつつ)3つ以上用意すれば十分でしょう。堂々と語り尽くす自信がないエピソードは記載しないほうが無難です。今までの就活でたくさん話してきた自信あるエピソードトークの題名を考える気持ちでキーワードを考えましょう。

Webテストの形式

SPIの5科目すべて出題

丸紅のWebテストはSPIで、言語・非言語・性格・構造把握・英語の5科目すべてが出題されます。構造把握と英語が出題されているのでテストセンターでの受検が必須となります。
五大商社でSPIを課す三菱商事・伊藤忠商事でも同様に5科目出題ですから、この2社で受検したテストの記録に自信があれば結果を流用することができますし、反対に丸紅での記録を上述2社に使いまわすことも可能です。

構造把握は英語と異なり、対策を練りづらい科目でもあります。まずは出題形式や傾向を押さえておくだけでもほかの就活生に一歩リードすることができるはずです。こちらの記事もご参照ください↓↓
【例題つき】”構造的把握力”って何ですか?商社就活生必見のSPI3超解説【広告志望も必見】

一番有効なルート「OB訪問」

上記3つの選考ルートを比較すると、丸紅の内定を勝ち取る上で最も有効な手段といえるのはOB訪問ルートではないでしょうか。
春休みに宿泊を伴うワークに費やせる時間的・体力的な余裕はないし、そもそも選考を通過して参加すること自体が至難の業、かといってWebテスト+ESを提出した後に正規ルートが始まる6月1日まで徒に待ちぼうけするのも得策とは言えません。

OB訪問≒リクルーター面談

OB訪問が選考に大きく関与している点から、事実上のリクルーター面談と言っていいでしょう。ただ先輩社員にお話を伺うだけではなく、いかに丸紅に関心を持っているか、丸紅に入社したら何をしたいかを具体的に伝えなくてはいけません。自然な会話の流れの中で、「どうして丸紅に興味を抱くようになったのか」「学生時代どんなことを頑張ってきたのか」といった質問を投げかけられたら普段の面接通り端的に答えましょう。

たとえ第一志望でなくても

もし丸紅が第一志望ではないとしても、丸紅のOB社員を訪問をしておくメリットはあります。
丸紅は6月1日までに事実上の内々定を獲得できる唯一の五大商社という点に注目してみましょう。

5月中に総合商社1社から内定を獲得できていれば、まず6月1日以降は本選考を受検する企業数を大幅に絞って選考に臨むことができます。丸紅より志望順位が低い企業の選考はすべてお断りしましょう。内々定をゲットしているという自信とスケジュールの余裕が6月以降の選考であなたの追い風になるはずです。

そして他社の選考の際に、丸紅の社員さんはこうだったが、〇〇の社員さんはこうだったと本命企業と深く比較検討することで志望動機に強い説得力・具体性を持たせることが出来るはずです。

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