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「周りからどんな人だと言われる?」「友人からどんな性格だと評される?」
面接で良く聞かれる質問の一つですが、その背後にはどんな意図があるのでしょうか?その意図を知らないで、正直に答えてしまうと面接官からの評価を下げてしまうかもしれません。
今回はこの「周りからの評価」を聞く質問が来たときに備えて、質問の意図、答え方を紹介していきます。面接に臨む前に、ぜひ確認してみてください!

なぜ企業は「周りからの評価」を聞くのか?

客観的評価を聞きたい

客観的な意図を聞きたいという思いから企業は「周りからの評価」を聞きたいと考えています。
自己PRや長所・短所は頻出質問なので、就活生側も準備していることが多いです。ですが、これは主観によるものなので、過大評価もしくは過小評価している可能性もあります。そのため、この主観によるズレを排除するために、周りからの評価を聞きたいと考えるのです。

この答え方はNG!

自己PRとズレがある評価

企業は自己認識とのズレがないかを確認するために、周りからの評価を聞いています。
自己PRと周りからの評価とにズレがあると、客観的に自己認識できない人だと判断されて、評価が落ちる可能性が高いです。そのため、ズレが生まれていないか、しっかり確認しましょう。

仕事と関係ないこと

企業としては、人柄や価値観を確認し、自社で働ける人材かを見抜くために面接をしています。
そのため、「面白いと言われる」、「笑顔がいいと言われる」など表面的なものであったり、仕事と関係ない回答をすると、「そういうことを聞きたいわけではないんだけど」と思われかねません。実際に言われる評価だとしても、就活の面接では言うべきではないこともあるので、取捨選択が重要になります。

質問に答えられるようになるために!

周りからの評価を聞いてみる

まずは、周りに自分の強み・弱みが何か聞いてみましょう。大学時代の友人だけでなく、長年付き合いのある友人や両親など幅広く聞いてみることをお勧めします。また、強み・弱みを単に聞くだけでなく、そう感じたきっかけや出来事も併せて聞いておくと、面接で具体的に答えられるようになるので、忘れずに聞くようにしてください。

自己PRとのズレがないか確認

準備していた自己PRや長所・短所とのズレがないかどうか確認しましょう。
自己認識が「周囲を引っ張るリーダータイプ」なのに、周囲からは「縁の下の力持ち」として認識されているなど正反対な場合は、自己分析をやり直した方がいいです。自己認識とズレがないように、周囲からの評価を創作する、嘘のものを言う人もいますが、深掘りされるとどうしてもボロがでるので、避けたほうがよいでしょう。

強み・弱み、どちらも言えるように準備

強みだけでなく、弱みも言うことができるように準備しましょう。周りからの評価で強みを答えると、企業から、弱みも同時に聞くことが多いからです。
強み・弱みを答える際のポイントは2つあります。1つ目が、「強みの裏返しを弱みにする」ことです。例えば、「意志が強く、決めたことはやり通す」ことを強みにしている場合は、弱みはその強みの裏返しである「頑固で、融通が利かないときがある」にしておくと、首尾一貫していて納得のいくものになります。
2つ目が、「弱みの改善をしっかりしている」ことです。弱みを認識し、その対策を行っていると言うことができれば、企業からの評価を上げることができます。先ほどの例を使うと、「頑固で融通が聞かないところがあるので、決定を下す前に周囲の判断を聞くことを意識している」と答えられるとしっかりと弱みを認識して、対策ができていると評価されます。

質問の意図を見抜き、対応しよう!

客観的な評価を聞きたいという企業の意図が、質問に隠されています。そのため、自己評価と客観的評価にズレがないかしっかり確認することをお勧めします。
周囲に評価を聞く作業は恥ずかしいですが、自分では気づかなかった強み・弱みに気がつくことができます。自己認識とのズレをなくすことは、自分に合った企業を見つけることにもつながります!ぜひ、対策してみてください!