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三井物産の本選考対策
三井物産の本選考対策

五大総合商社の1つで就活生から極めて人気の高い「三井物産」。本選考解禁の6月1日を皮切りに面接・グループディスカッション(GD)が一気にスタートします。今回は職種ごとに選考フローと面接の頻出質問から超難関企業の選考を突破するコツを伝授します。

採用コース

三井物産が新卒で募集している職種は2つです。

  • 担当職
  • 業務職

総合商社のいわゆる総合職に相当するのが「担当職」、一般職にあたるのが「業務職」です。現在は採用実績(採用人数)を公開していませんが、例年は担当職が130人ほど・業務職が30人ほどと言われています。エントリーする職種によってESの質問項目や面接で聞かれる内容も大きく異なってきます。

選考フロー

  • Webテスト(GAB,言語・非言語・英語・性格)
  • ES(合否無し)
  • 一次面接
  • GD・二次面接(同日)
  • 最終面接

全企業の中でも1,2を争う受検者数と言われる三井物産。本選考における選考フローでは、受検者の多さに比べると選考ステップが少ないです。特に、面接以降はひとつステップを進むだけでも熾烈な争いです。
1つ進むのがハードであるにもかかわらず、日系総合商社の特徴でもあるのが一次面接以降の怒涛のスケジュール。年度によっては一次面接~最終面接までが連日連戦だったり、間が空いても1,2日ということもしばしば。同業他社である三菱商事や伊藤忠商事なども6月1日以降に似通ったスケジュールで採用を進めるので、総合商社から内定を獲得するのは体力勝負な一面もあるかもしれません。

職種別ES・面接の設問アドバイス

合否判定は無し、そのまま面接へ

Webテストを通過後にマイページ上で提出しますが、ESのみでの合否通知はありません。そのため、書面での選考を通過するための書き方というよりは、面接の問答を想定しつつ、面接で話したいと思うことを過不足なく盛り込む書き方を意識する必要があります。また、上述の通り担当職か業務職かでESの設問項目が異なります。

担当職

1つ目の設問は「学生時代にあなたが行った最大の挑戦に関して、まず端的に述べて下さい。」ただし、下記のような条件があります。
「その後、以下4つの要素を交えながら具体的に記述して下さい。」

  1. 挑戦した理由と期間
  2. 何を心掛けて行動したか
  3. どのような結果を出したか
  4. 挑戦から得た学び

これを400字という字数制限のもと記述します。結論を先に述べた上で、4つの要素をほぼ順番通りに記載すれば起承転結が分かりやすい文章になるはずです。
この際に一番意識すべきことは、集団の中でもきらりと光る強烈な個論理的にアピールすることです。例えば、チームでの立ち位置を主張しようと「周囲が必要としてくれたから、周囲に影響を与えたいから挑戦した」といった「理由」を掲げると、あなたが主体性を発揮した要因・あなたの魅力が何か伝わりません。「私は○○で、■■したい(しなくては)と感じたから挑戦した」といった文章構成でないと、論理的とは言い難いでしょう。
そして「学生時代に注力していたことを4つまで(各30字)」「志望動機(200字)」「自由記入欄(200字)」が用意されています。限られた字数の中で内容が重複することなく、かつ一貫性を持たせることが重要です。

業務職

業務職の設問は下記の通り。

  • 三井物産、業務職を志望する理由(200字)
  • 自己紹介(400字)

基本的には担当職と同じく、あなたの性格や主体性が伝わる志望動機・自己紹介が求められます。ですが、「担当職という選択肢がある中でなぜ業務職なのか」という点はしつこく問われるので要注意です。また、設問が少なく抽象的であることから、自己紹介の中に面接で突っ込んでほしいエピソードやガクチカ、自己PRなどの要点を簡潔に織り交ぜながら記載する必要があります。

面接はスタンダード

三井物産では論理的な瞬発力、思考力を問うような質問、奇をてらった質問は課されません。「人の三井」と言われるように、ESに記載した「最大の挑戦」や学生時代に力を入れたことを丁寧に深掘りしていき、その際に苦労したことや対処などを問われるなど、就活生の人となりをじっくりと吟味しているような印象を受けます。
なお、最終面接が近づくにつれ、「なぜ商社・なぜ物産・他企業の選考状況はどうか」といった意思確認の質問が増えます。ステップを進むと面接官の年次も徐々に上がっていくので緊迫感が増します。その中で冷静に、客観的に第一志望であると伝えられるか、これに関してはESを作成する段階での自己分析をいかに丁寧にやってきたかが物を言うでしょう。

要注意!グループディスカッションと地続きの二次面接

グループディスカッションと二次面接は同日開催

GD選考とその後行われる二次面接は、今までの選考とは多少異なるので注意が必要です。

  • 1グループ学生6人:人事2人
  • 資料を10分間読み込む
  • 30分で3つの選択肢から1つを選ぶ
  • 発表なし
  • 事前の役割分担は禁止

GDが終了すると、GDを審査していた人事2人が面接官となり、別室で1対1の個人面接(15分程度)を2回行います。片方では、一次面接と同様に学生時代に力を入れたことの深掘りや志望理由を聞かれます。そしてもう片方では、GDの感想について質問されます。具体的にはGD中に意識したこと、(役割分担は禁止されていたが)どのような役割を果たしていたと思うか、反省点、普段の集団行動での立ち位置などが問われます。この後すぐにGDを振り返らなくてはいけないということを念頭に置きつつGDに取り組む必要があるでしょう。

OB訪問は必須?

三井物産を受検する際に懸念されるポイントが「OB訪問は必須かどうか」。現に2019年卒までの採用ではESで「印象に残っている社員とその理由」を問う年もあった(回答任意)ので、採用側がOB訪問を重視していると言っても過言ではありません。ですから、本選考が始まる前に数名ほどアポイントを取ってお話を伺ってみましょう。
特に、「なぜ物産なのか」または「なぜ業務職」なのかといった志望動機をより強固にするあと一押しになるのは、実際にお会いした際の直感であったり、その人のエピソードや生き方への強い共感であったりします。選考ステップが少ない分、それまでの期間にいかに準備できるかがカギを握ります。社員との交流の中で感じ取ったことを包み隠さずありのままに伝えましょう。

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