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新聞社のアルバイト
新聞社のアルバイト

新聞社は就活生の認知度も高く人気の業界ですが、その現場や裏側は詳しく知らない人も多いと思います。なかには学生のうちから新聞社でアルバイトをすることで、仕事のイメージをはっきりさせておきたいと考えている人もいるのではないでしょうか。この記事では大手新聞社の学生アルバイト経験のある筆者が、新聞社のアルバイト事情を詳しく紹介します。

働くまでの流れ

新聞社や応募する職種によって違いはありますが、ここでは筆者がアルバイトを始めた際の流れをご紹介します。新聞社のアルバイトはめずらしいですが、採用のハードルが他のアルバイトに比べて特別高いようなことはないでしょう。

人材派遣会社にて面談

まず最初に、新聞社に学生アルバイトを派遣している会社に面談に行きました。面談といっても就活の面接のように堅苦しいものではないので、評価がマイナスになることをしなければ問題ないでしょう。特に新聞社への強い関心があったわけでもなく友人の紹介で応募した筆者でも採用されたので、ハードルは低いはずです。

職場見学

人材派遣会社の社員の方と新聞社を訪問し、お世話になる部署のアルバイト担当の社員に挨拶をしました。入館カードなどオフィスを利用する際の基本的なルールを習った後、解散しました。

1日の流れ

筆者は新聞社のなかでも編集局の部署で昼番(朝~夕方のシフト、主に夕刊作りのサポート)の学生アルバイトをしていました。ここでは、筆者の経験に基づいて大まかに1日の流れについて説明します。部署によって仕事内容に違いがありますが、ぜひ参考にしてください。

夕刊作成作業が本格化するまでの準備

自紙とその他大手紙の朝刊を各部署に配布し、ホルダーにも挟み込みます。その後コピー機、大刷り機の用紙・インク補充を行います。

夕刊作成作業のサポート

様々な書類を、社員に指示された場所へ配布します。頼まれればコピー等も行います。

お昼休憩

1時間の休憩です。オフィス内の社員食堂や近くのレストランで社会人に混じってご飯を食べていました。

翌日の朝刊作成作業が本格化するまでの準備

自紙とその他大手紙の夕刊を各部署に配布し、ホルダーにも挟み込みます。他にも必要書類を各部署に配布します。その後、遅番のアルバイトにバトンタッチして退勤です。

その他

郵便物の配布、電話応対、備品申請などを随時行います。基本的に社員に何か頼まれたら動くスタンスです。

メリット

新聞社のアルバイトを通して筆者がメリットだと感じたことをまとめました。

新聞を作る現場を知ることができる

新聞社のアルバイトをする人の多くは、これを目的にしている人も多いのではないでしょうか。実際、新聞を作るまでの流れやその過程においてどれほど多くの人々が関わっているのかわかります。また、その新聞社の社風を知ることもできます。筆者のいた部署の学生アルバイトは1シフトにつき1人体制だったたため基本的にコミュニケーションを取る相手は社員でした。社員と接する中でも、職場の雰囲気を感じ取ることができました。

新聞を読む習慣がつく

業務内容はぎっしりつまっているわけではないので、シフト中に暇な時間もあります。筆者はそんな時、新聞を読むようにしていました。紙の新聞には興味のない分野のニュースも目に入って来て視野が広がる、一覧性があるので理解しやすいなどのメリットがあります。アルバイトをきっかけに新聞を読む習慣がついたのは良かったです。ちなみに他の学生アルバイトは、暇な時間に読書や学校の課題をやっている人もいました。

デメリット

新聞社のアルバイトを通して筆者がデメリットだと感じたことをまとめました。

特定のスキルを得るのは難しい

当然ですが、学生アルバイトが記事の内容に携われることはなく、基本的には雑務を通して社員の仕事をサポートする役割を担います。もちろん学生のうちから大企業のなかで雑務をこなす経験ができるのは良いことです。しかし、いくらアルバイトを続けても仕事内容はほとんど変わらないでしょうし(部署を変えれば変化はありますが)、自己の成長につなげるのは難しいと思います。

シフトの融通が利きづらい

先ほど述べた通り筆者のいた部署の学生アルバイトは1シフトにつき1人体制で、曜日も固定制でした。そのため自分が休む時は必ず代理の人を見つける必要がありました。基本的には朝~夕方または夕方~夜のシフトなので、必修授業が少なかったり平日にも授業のない日を作れる2~4年生だと働きやすいのではないでしょうか。ただ、融通が利きづらいとはいえアルバイトの仕事はあくまでも社員の仕事がスムーズに進むためにあるので、最悪の場合いなくても社員の仕事は成り立ちます。筆者はどうしても代理が見つからない時がありましたが、休ませてもらえました。少なくとも多少の遅刻・早退で迷惑をかけるということはほとんどないと思われます。

新聞を作る現場と大企業の雰囲気を知ることができる

今回は事務アシスタントのアルバイトを紹介しましたが、データ収集や新聞スクラップなどをする記者アシスタントを始め職種は多岐に渡ります。そしてどの部署で働いても、新聞を作る現場と大企業の雰囲気を知ることができます。将来新聞社に入社したい学生にはもちろん、大企業で働きたい学生にもおすすめのアルバイトです。興味のある方はぜひ応募してみてください。