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「強いガクチカ」は存在する!
「強いガクチカ」は存在する!

総合商社や広告代理店、不動産デベロッパー、交通インフラ、有名メーカーなど、就活生の中でも特に人気の高い日系大企業の内定を勝ち取る就活生には、どのような共通点が見られるのでしょうか?この記事では、筆者が20卒就活生のレクミー就活体験レポートを分析して発見した、「強いガクチカ」をパターン別にご紹介します。

難関企業内定者は「キラリと光る経験」を持っている就活生が多い

誰もがうらやむ人気企業には何千枚もの就活生からESが届くため、企業の人事はその大量のESを限られた時間の中で捌いていきます。面接も同様に、面接官は1日に何人もの就活生のガクチカを聞き、数十分で合格か不合格かを決めなければいけません。そのような状況を考慮すると、就活生のガクチカには選考官の目を引く「インパクト」がどうしても必要になってきます。そのため、難関企業内定者には学生時代に何か胸を張って話せる経験を持っている人が必然的に多くなります。

超難関企業に内定する就活生のガクチカの5パターン

それでは、実際に難関企業の選考を潜り抜けた就活生たちはどのようなことに取り組んできたのでしょうか?レクミー就活体験レポートを分析した結果、多くのガクチカは以下の5パターン、またはその複合的なガクチカに集約されました。

体力的・精神的なタフさが魅力の「体育会系」

勝つか負けるかの世界に身を置くことで、過酷な激務にも耐えられる体力的・精神的なタフさを身につけた体育会系の就活生は今でも多くの難関企業に求められている存在です。タフさだけでなく、厳しい上下関係の中で研ぎ澄まされたマナーも身につけており面接官からの高評価を得やすく、部活によってはOBが人事に関する多大な影響力を持っているために通常の選考よりスムーズに内定を獲得できるパターンも存在します。かつてほどわかりやすい優遇措置は期待できなくなったものの、人気企業への内定を最も得やすい属性の一つだと言えるでしょう。

異文化コミュニケーションに秀でた「留学経験者」

グローバル化が叫ばれて久しい現代日本において、将来日本と海外支社の架け橋となれる可能性が高い留学経験者は就活市場での需要は高いです。そもそもの語学力が高いレベルで完成していることはもちろん、異国の地でもたくましく現地の人々と信頼関係を築いていける関係構築能力や自身の意見をはっきり表現できるコミュニケーション能力は、実際のビジネスでも大きく役に立つことが期待されます。留学経験者の方はこれらの要素を積極的にアピールしていくと良いでしょう。

社会への問題意識が高い「学生団体」

意識が高く、バイタリティにあふれた学生が多く集まる学生団体もガクチカで多く見られました。学生団体に所属するメリットとしては、基本的に問題解決のために活動している団体のためガクチカとしてESに記入しやすく、またアンテナの高い学生が集まっているため、就活に関する良質な情報が集まりやすいことが挙げられるでしょう。

ビジネスの場にいち早く携われる「長期インターン」

これからどんどん増えていくと予想されているのが、ベンチャーなどの企業で長期インターンとしての経験を積んだ学生です。このタイプの学生の強みは実際にスモールビジネスを回すスキルを身につけていることや、周りの社員と共同して働くために大人慣れしており、面接でも堂々と振舞えることです。他の属性に比べて大学生活の途中からでも取り組みやすいこともメリットと言えるでしょう。

ロジカルシンキングに強みのある「理系大学院生」

理系大学院生は研究室・学部からの推薦応募や、研究などの話を通じて文系学生に比べて直接的なアピールが出来ることに強みがありますが、最大の武器は研究での仮説・検証の繰り返しや教授とのディスカッションを通じて身に付いた論理的思考力です。これは単にメーカーの研究職などの理系知識を直接的に活かせる場だけでなく、総合商社やコンサルタントなどのロジカルシンキングが強く求められる業界でも需要が高いということを意味します。

以上の経験が無い場合は、どう自分をアピールしたら良いのか?

以上のような5パターンの属性を持っている就活生はかなり有利に就活を進められることは確かです。では、そのようなガクチカを持っていない学生が難関企業の内定を得るためにはどうすればいいのでしょうか。

「メジャーではないが、ニッチな領域」を攻める

上記のようなメジャーなガクチカではない場合でも、相手の興味を強く引くことのできるようなニッチな経験を持っている場合はアピールに使うことを検討してみましょう。筆者の周りには友達とコンビでM-1グランプリに出場したことを話したり、ラーメンが大好きすぎるあまりラーメンブログを作ったことを話して内定を獲得している友人もいました。もちろんこれらのガクチカはどんな企業にもウケるというわけではありませんが、相手を選んで上手く言葉を使えばかなり強力なアピールになる可能性があります。

ガクチカの具体度を1段階上げる

サークルやアルバイトなどのいわゆる普通のガクチカしかない場合は、インパクトを残すためにESや面接で語るときの表現方法を工夫しましょう。例えば、「家庭教師のアルバイトで生徒とコミュニケーションを密に取るようにしていた」という話をするときにも、「最初は自分の話したことに対して「はい」と答えることしかできなかった生徒に、好きな電車の話を振ってあげることで仲良くなれた」とより具体度を1段階挙げた表現をしてあげるだけでも、面接官の目に泊まりやすくなります。

難関企業を目指す人はとにかく差別化を図ろう

何千人もの就活生が受けるような難関企業を受ける場合には、常に「他の就活生ではなく、わざわざ自分を採用したいという気持ちにさせるにはどのようなアピールをすればよいのか」という視点を常に忘れないようにしましょう。そのような差別化への意識を持ち続けることで内定にグッと近づけるはずです。