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「作業興奮」を使いこなそう
「作業興奮」を使いこなそう

就活を始めたばかりのころはやる気があったのに、段々就活がめんどくさくなってきたという状況になってしまったことはありませんか?そこでやる気が出るまで待っても、そのままでは中々モチベーションは上がりません。そのような時は「作業興奮」を意識して行動しましょう。きっとあなたの就活の助けになるはずです。

就活は長期戦。モチベーションが落ちてしまう時期も必ず来る

一般的な就活は、三年生の夏インターンから始まり、四年生の夏くらいまでに本選考が終了、というパターンが多いです。期間としては一年近くあるので、どんなに就活に対するモチベーションが高い人でも何もしたくない時期がくる可能性は十分にあると考えられます。
かくいう筆者もそのような時期がありましたが、「作業興奮」という言葉をある書籍で知り、それを意識しながら過ごすことで最低限のモチベを維持しながら乗り越えることができました。

日々の生産性を向上させる「作業興奮」

では、その「作業興奮」とはいったいどのようなものなのでしょうか。詳細に解説していきます!

「やる気が出てから行動する」の間違い

みなさんは「今日はやる気が出ないな。少し休憩してやる気が出てから行動するか」と思ったことはありませんか?実はこれ、間違いなんです。人間の脳には、恐怖や報酬、快感、嗜癖などに重要な役割を果たすと考えられている「側坐核」というものがあり、それを刺激することでやる気が出るという仕組みになっています。そして、その刺激のトリガーになるのは「行動に移すこと」のみです。つまり、行動をしないと側坐核は刺激されず、ずっとやる気が出ない状態になってしまうということになります。
多くのビジネス書で「走りながら考えよ」と書かれていることがありますが、それは行動することでモチベーションを向上させ、活性化した思考で改善策を考えなさい、ということなんですね。

とりあえず「ちょっとだけ」頑張ってみる

とはいえ、やる気があまりない状態でバリバリ行動なんてできない、という方がほとんどだと思います。筆者もそのうちの一人です。そんな時は、ハードルを下げて取り組んでみることをおすすめします。例えば、分量の多いESに対峙したらまずは大問一つだけ埋めてみたり、面接練習を5分だけやってみる、などです。
そういった小さなハードルに取り掛かることで、不思議なことに段々とエンジンが掛かってきて行動に移せるようになってきます。

集中力が維持できないときの対処法は?

行動に移してやる気は少し出るようになったけど、集中力がいまいち維持できない・・という場合は、併せて「ポモドーロ・テクニック」を活用してみると良いでしょう。これは25分作業だけに集中して、その後5分休憩する流れを1ポモドーロとし、4ポモドーロ取ったところで長めの休息を取るという方法です。

作業と休憩のメリハリが付き、集中力が切れにくい

この方法の最大のメリットは、「作業する時間」と「休憩する時間」のメリハリを意図的に作れることです。テスト前に徹夜で勉強しているとき、スマホをちょくちょく見てしまい、全然集中できなかったという経験はありませんか。
作業と休憩が中途半端に交じり合ってしまうと生産性が一気に落ちてしまいます。そのような事態を避けるという意味で、このテクニックは非常に有効です。

集中力が切れない場合は延長しても問題なし

人間の集中力は、最高で90分間続くといわれています。そのため、25分を過ぎた時点でかなりノッており、ここで休憩にしたくない、という場合にはむしろ作業時間を延長してしまっても問題ありません。
そういう場合はきりの良いところまで作業して一気に終わらせてしまうほうがむしろ効率的です。

モチベーションを維持するスキルは習得できる

この記事ではやる気・集中力を維持する方法について記載しました。高いモチベーションを持ったまま行動できる人は常にやる気に満ち溢れているわけではなく、やる気のない時でも何とか行動し続けているからこそ結果を出すことができています。就活中にやる気がなくなってしまった時にはぜひ参考にしてみてください!